データ
身長 | 1.8〜40m |
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体重 | 65kg〜1万t |
別名 | 集団宇宙人 |
出身地 | フック星 |
演 | 三條美紀(佐藤の妻)、松本敏男(佐藤の息子)、寄山弘(警察官)、藤本高司(自治会長)、大山デブコ(お隣さん) |
概要
第47話「あなたはだぁれ?」に登場。
集団で行動する宇宙人で、地球侵入時にひそかに侵略計画を実行するために東京K地区にあるマンモス団地「ふくろう団地」に侵略基地をカモフラージュして、1万5千人にも及ぶ同胞を住民に変身させていた。そして母星から侵略部隊と武器を運び戦力の拡大を図った。
視力が退化している代わりに仲間同士でテレパシーで会話することが可能。手からは硬直ガスを放つ。
夜行性の宇宙人で、夜になると団地を地上と地下に入れ替えることで周囲の眼を欺いていたが、夜中に酔っ払って帰ってきたサラリーマン・佐藤(演:小林昭二)に異変を察知されてウルトラ警備隊に計画が知られてしまう。
タイトルにもあるように、住民総出で佐藤のことを知らないと追い返したが、正体を見られた上に、佐藤がウルトラ警備隊に通報したため彼を攫う。佐藤からの通報を受けたフルハシ隊員はイタズラ電話だと決め付けかけたが、通報の記録から聞こえてきた怪音波(ウルトラ警備隊が探知こそできたが発信源を突き止められなかったもの)によって、ウルトラセブンことモロボシ・ダンに目を付けられてしまう。
さらには佐藤を攫ったことで、本物の住民から蒸発事件が起こったと騒がれてしまい、ダンとフルハシは張り込み調査する事になり、ダンに団地の入れ替わりの瞬間を見られてしまう。地球人には気付かれないようにされていたためフルハシは半信半疑だったものの、直後フック星人の刺客に襲撃された事で夜の団地に乗り込まれてしまい、佐藤を救出された。
セブンとは3人でチームを組んで戦い、アクロバティックな動きでセブンを翻弄したが、ボディスパークで苦手な光を受けて弱ったところをワイドショットの拡散バージョン「スリーワイドショット」で一掃された。
そして基地から発進した円盤軍もウルトラホーク1号とウルトラホーク3号の攻撃で壊滅した。
ちなみに巨大化して戦ったのは今回だけである。
また、佐藤を演じた小林氏は、前作のムラマツキャップ役でも有名。ラストシーンではキリヤマ隊長とも対面しており、新旧隊長の共演が実現している。ちなみに共演は前作第31話で既にある。
その後の活躍
近年の作品に登場する個体は基本的に昼間でも活動できるようになっている。人間にもいる、昼夜逆転生活になった個体だろうか?
ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEVER ENDING ODYSSEY
第2話「レイオニクスバトル」、第10話「新たな戦いの地平で」に登場するレイオニクス。
区別のため「フック星人(RB)」と表記する場合もある。
手持ち怪獣は、鳴き声繋がりでドラコ。
ドラコをレイが召喚したエレキングに倒されたために慌てて逃走を図るが、暴走寸前のレイに発見され一方的に殴られる。そしてレイとヒュウガに惑星ハマーがレイオニクスバトルの会場となっていることを教え、レイもレイオニクスバトルの運命からは逃れられないことを告げて去って行った。
その後は再生ドラコを操り、ゼットン星人が操るテレスドンと戦わせたが、突如出現したペダン星人ダイルが操るキングジョーブラックの攻撃で再生ドラコを倒され、自分を殺そうと迫ってきたダイルに命乞いをした。
危機が去ったのを確認すると背後からダイルに不意打ちをしかけたが避けられ射殺された。
ウルトラ銀河伝説
百体怪獣ベリュドラの右腕を構成する怪獣の一体として登場した。
ウルトラマンオーブ
第22話「地図にないカフェ」に写真のみで登場。
カフェ・ブラックスターの常連だったようで、メッセージボードに「素敵な香りと雰囲気をありがとう」というメッセージを残していた。
既に地球侵略計画を諦め、どこか違う星へと去って行ったらしい。
ウルトラマンジード
第4話「星人を追う仕事」に登場。
壮年の男に変身し、地球で強力な催眠作用のある宇宙植物ルグスを栽培していたが、AIBの愛崎モアに発見され、シャドー星人ゼナとの戦いの末確保。地球から強制退去させられた。
なお、人間態を演じた岡野弘之氏は、現在は殺陣師をメインに活動しているが、かつては平成ウルトラシリーズにおいてウルトラマンコスモス、ウルトラマンナイス、ウルトラマンネオスをはじめ様々なキャラクターを演じた名スーツアクターとしてファンの間では有名。
また、フック星人と戦闘を繰り広げたゼナを演じていたのは『大怪獣バトルNEO』でフック星人役を演じた岩田栄慶氏であり、一部のファンの間で「フック星人とフック星人が戦っている」とネタにされたりもした。
ウルトラマンタイガ
演:矢倉翔太(第7話)
第7話「魔の山へ!!」、第18話「新しき世界のために」に登場。
第7話では、ババルウ星人と共にナイトファングを復活させようと目論んでいたが、E.G.I.S.に存在を気付かれてしまう。
その後宗谷ホマレとの戦闘になるが、最初の内こそ互角に渡り合っていたものの、本気を出した彼にはとても敵わずノックアウトされ、そのまま身柄を拘束された。
第18話では、バット星人小森セイジと同じように地球に暮らす宇宙人達を解放するために、地球人社会を転覆させようとする革命闘士の宇宙人の1人として登場。
ベムラーを操って使役しており、フーマ、タイタスと交戦していたところを観察していた。
その後も、霧崎からゼットンが納められたカプセルを渡され、地球人社会の転覆に再燃した小森セイジの前にテレビ越しで現れている。
後日談となる『ウルトラヒーローズEXPO2020』では怪獣軍団を引き連れて東京ドームシティを襲撃したが、現れたゾフィー兄さんとウルトラマンリブットとの連戦の末に敗れ、E.G.I.S.に連行された。
漫画
週刊少年マガジン版ウルトラセブン
桑田次郎のコミカライズでは最終回となる『K団地の怪』に登場。
地下基地に侵入したダンとフルハシを触手を持つ怪物(名称不明)で捕らえ団地の住人同様にカプセルに閉じ込めるが、変身したセブンのアイスラッガーで首を刎ねられる。逃走する宇宙船団もウルトラホークに全て撃墜された。フルハシの前で正体を見せたセブンは地球を去ることになる。
TV版と違い宇宙人としての正体を現したのは警官に化けていた1人のみ。外見も巨大な目が追加され、頭部の突起は二本一対の小さな触角らしきものになっている。
酩酊!怪獣酒場
第16話にてモブ客として登場。
ウルトラ忍法帖
朧党の科学者『沸苦』として登場。恐竜戦車やユートムなどの忍獣や、『ねんビラ銃(光に当てた物を粘土にする懐中電灯型アイテム)』やダンボール式にせウルトラセブンなどといった変な発明を作る。
荒神流編にて長らく出番がなかった後、作者が一時期顔を忘れてぐちゃぐちゃになったり、黒く塗り潰されたことがあった。
初登場時はウル忍3人(マン、セブン、アミア)を圧倒する程の戦闘力もあった。
ライブステージでの活躍
ウルトラマンフェスティバル2018
エンペラ星人の配下で、バニラとアボラスを引き連れ、エンペラ星人との激戦で力の出せないジードをいたぶったが、初代マンとタロウの合体技「コスモミラクルスラッシュ」で倒された。
ウルトラヒーローズEXPO2021ニューイヤーフェスティバル
『ウルトラマンZ』の後日談である本作では怪獣軍団の一体として登場。
デマーガを倒した特空機2号ウインダムの前に現れて数の暴力で苦戦させるが、ガンマフューチャーのガンマイリュージョンに翻弄され、最期はゼスティウム光線を浴びて爆散した。
宇宙人なのだが、これと言ってセリフはなし。
その他のライブステージにも良く登場する。
余談
名前の由来はフクロウから。入れ替えようとした団地の名称も「ふくろう団地」である。
肩書は「集団」宇宙人だが、複数で登場したのは「セブン」に初登場した時のみ。