「パパが言ってたわ。『キング・ボックルは目が見えない。だから、まるで蝙蝠のように……』!」
データ
身長 | 2.5~50m |
---|---|
体重 | 130kg~3万t |
別名 | 原始地底人 |
出身地 | 地底30km |
概要
第50話「地獄からの誘い」に登場。
地下30kmに生息している地底人で、有史以前に地底に閉じ込められた人類が進化した姿だという(よく間違われるが、キングボックルではなくキング・ボックルが正しい)。
長い間暗い地底で暮らしているため視力が退化しており、肩から生えているアンテナから発する超音波によって周辺の情報を獲得している蝙蝠のような種族。超音波は一種の超能力であり、他者を操る他、土砂崩れやカマイタチといった自然現象を発生させることもできる。エネルギー源はマグマ。(出典:『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』より)
地上の征服を企んでおり、その下準備として、地上を侵略するための要塞建設に邪魔な地底科学センターを破壊。MATの上野一平隊員の恩師である地底科学の権威・小泉博士が自分達のことを調べ上げたノートを計画に支障をきたす恐れがあるとして狙い、博士を自殺に見せ掛け殺害するものの、ノートは手に入らなかったため、ノートのありかを知っている可能性のある博士の1人娘であるチドリを狙った。
アンテナからは人間の脳波を錯乱せる怪電波を発射し、また重力を操作する事もできる。
この怪電波を用いて錯乱状態にした上野隊員にマットシュートを乱射させ、小泉博士殺害の罪を着せようとした。(※)
背中からは赤いガス「レッドスモーク」を発射し、マスクのような顔の額から、30万度のエネルギー弾のような火炎「激烈暴威ランチャー」を発射する。
※小泉博士の「自殺」は湖に身を投げる姿は目撃されていたが遺体は発見されていなかった。
ウルトラマンジャックを地底に引きずり込んで倒そうとするが、弱点であるアンテナを破壊されて方向感覚が狂ってしまい、歩く事すらままならなくなった所へ、放たれたウルトラスパークの前に敗れ、爆死した。
その後、小泉博士が残したノートからキング・ボックルの研究が進み、地下30kmにはまだ複数のキング・ボックルが存在し、今回出現したのはその1体だという事が判明した。
ウルトラマン超闘士激伝
ウルトラマン超闘士激伝では、第3部「ゴーデス編」に登場。ウルトラマンを倒したい怪獣たちの一体としてゴラ、ツルク星人、テロリスト星人、ベムラーと共に登場。ゴーデスに利用され、ブローズの邪生鋼<エビルブレスト>と融合し、ゴーデス五人衆の一人「ブローガ」となった。
五人衆の中ではリーダー格でゴーデスへの忠誠心も高く、バランガが提案した五人衆内のリーダー決めも当初は反対していた。
超闘士ウルトラマンにゲルガンとデーガンを倒され、自身も敗れそうになるがすんでのところでキング・ボックルから分離しウルトラマンの体を乗っ取ろうとしたものの、超闘士のエネルギーを注入された事で逆に乗っ取られてしまった。
余談
脚本、デザイン段階では「キング・コロボックル」だった。また、次回予告では「キングボックス」と呼ばれていた。
『ウルトラ銀河伝説』では、ベリュドラの胴体を構成する怪獣の一体として登場した(巨人もそうだが地球人を取り込んでいるのは大丈夫なのだろうか?)。
『ウルトラマンオーブ』第19話では、ジャグラスジャグラーが「地獄からの誘いに身を委ねろ」と語るシーンがある(同エピソードの「サブタイをさがせ!」の答えにもなっている)。
デザインの井口昭彦によると、肩のアンテナにはハンドミキサーが使用されている。
なお、地球人ながら巨大化しているため
『キング・ボックルのいた地底にはモルフォ蝶がいた』という説が存在する。
もっとも地球在住で巨大化する地底人はその後も出てくる為、現在では
『モルフォ蝶は地底全般に生息しているのでは?』となっている。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
帰ってきたウルトラマン ウルトラ怪獣 地底人(ウルトラ怪獣) コロボックル