演:長谷川眞優
概要
『ウルトラマンジード』の登場人物で、秘密組織AIBの新米エージェント。25歳。
漢字表記は「愛崎萌亜」(演者のツイートで判明)。
上司に当たるシャドー星人ゼナと共に宇宙人犯罪者の取り締まりに当たっているが、よくドジを踏んでしまうのが珠に瑕。
天然の気もある様で、わざわざ自分が効能を解説した催眠植物に触り、花粉を吸い込んで眠ってしまったり、ゼナの星人態にまだ慣れていなかったり、そしてゼナに「良い加減慣れろ」と言われた際には「素敵な鼻だと思いまス!」と、よりによって本人が一番気にしていそうな所を褒めていた。ゼナさんなんだかんだで優しい。
しかし、いざという時には大胆な行動で仲間のピンチを救うこともあり、第4話ではエレキングに苦戦するジードを援護して、彼の勝利に大きく貢献した。
第15話によるとゼラン星人を偶然助けた事がきっかけでAIB入隊を志願。AIBに地球人はモア1人しかいないとのことだが、彼女の入隊を機に組織も少しずつ変わり始めているらしい。
主人公:朝倉リクとは幼馴染みで、ペガ曰く「お姉さんみたいな人」らしい。
幼い頃はよく「爆裂戦記ドンシャイン」ごっこをして遊んでおり、今の仕事に就いたのもヒーローに対する強い憧れから。リクの口癖「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」という言葉を教えた存在でもある。
彼女自身は今でもリクのことが大好きなようで、同棲していると勘違いした鳥羽ライハには「勝ったと思わない事ね」と対抗心を燃やし、ゾベタイ星人サトコがリクにライハとの関係を問われた際リクが「運命かな?」などと誤解を招く表現をしたときは、まるで世界の終わりでも見たかのように落ち込んでいる。しかし第14話で訪れた星雲荘でペガの存在を知った時は、結果として「ルームシェアリング」と解釈できた事でライハへの誤解が解けた。
なお、組織の存在を大っぴらにできないため、リクたちに対してはAIBのエージェントであるということは隠しており、生命保険会社のセールス担当であると身分を偽っている。
とはいえ、とてもセールス担当とは思えない仕事場での姿をさっそく晒しているので、隠しきれているとは程遠い気もする…。第5話では保健所の人間と偽っており、職業の矛盾を指摘されてしまっている。
第10話でのザンドリアスの一件でリクがジードであることを知り、同時に自身もAIBの一員であることをレムを通じてリクに知られることとなった。
しかし、モアのリクに対する気持ちが揺らぐことはなく、リクもモアが自分と同じく大切な人を巻き込みたくないがために隠し事をしていた事実を受け入れ、二人の関係に亀裂が入ることはなかった。
余談
OPや本編でラムネを飲んだり吹き出したりする姿から、ファンからは早くもラムネのお姉さんと呼ばれている。
そのため、前作のラムネのお兄さんと一緒に描かれたイラストも投稿されている。
ちなみに演じる長谷川氏曰く「モアは他のキャラクターに比べたら、あんまり闇を抱えてなくて。光の中、明るい中で育ってきた」「それで、地球人と宇宙人は絶対に同じ気持ちを持ってると思ってて、道端に怪我してる宇宙人がいたら助けてあげたいっていうほどまっすぐな心を持った子」とのことである。
主要人物の中で唯一影絵に登場していない。
名前の由来はSF作家のアイザック・アシモフで、初期案では「愛崎アシモ」とも呼んでいたとか。
モアを演じた長谷川は2019年4月30日をもって芸能界引退を発表したことをInstagramやTwitterで発表した。
関連項目
不審者:彼女の職業は「星人を追う仕事」だが、作中の世間一般から見れば「変人を追う仕事」にしか見えない。
そして…
2019年7月10日、演者であった長谷川氏がなんとゼナ役であった岩田栄慶氏との結婚を発表(岩田氏のTwitterで明かされた)。まさかの役柄上の上司との結婚となった。
その後、2020年12月27日放送の『仮面ライダーセイバー』で、夫の栄慶や実子と共に一家揃って久々にテレビ出演。多くの特撮ファンを沸かせた(ちなみに、岩田一家が出演したエピソードには、同じく『ジード』で伊賀栗ルミナを演じていた長谷部瞳も出演しており、ジード界隈は大いに盛り上がった)。