ピクシブ百科事典

ザンドリアス

ざんどりあす

『ウルトラマン80』および『ウルトラマンジード』に登場する宇宙怪獣。
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ウルトラマン80』第4話「大空より愛をこめて」にて初登場した宇宙怪獣

元は非常にマイナーな怪獣だったのだが、平成に入ってから“とある事情”により大きく知名度を上げることになり、結果、様々なイベントやメディア展開に引っ張りだこになるほどの人気キャラにまで成長したという非常に稀有なキャラクターとして有名である。

人呼んで“ウルトラ怪獣界のシンデレラ”。

データ

別名だだっこ怪獣
身長48m
体重1万9000t
出身地宇宙


デザインを手がけたのは、『ウルトラマン80』の美術スタッフの1人であった山口修氏。

概要

広大な宇宙を放浪しながら生活を送る、渡り鳥のような習性を持つ宇宙怪獣
両腕は、翼になっており、全体的なシルエットは翼竜ワイバーンに近い。
凶暴そうな面構えをしているが、意外にも性質は大人しく温厚で、こちらから攻撃を加えない限り暴れたりはしない。『80』に登場した個体は、人間を目にしても積極的には襲おうとはせず、むしろ興味深そうに人間たちを観察しているかのような描写もあった。

武器は口から吐く光線「ヨルゴビーム」(『ウルトラマンフュージョンファイト!』では赤色光線と呼称)。『ジード』に登場した個体は、これに加えて目から光線を放って敵を攻撃していた。また、頭部に生えた角で母親と電波で交信することができる。
大気圏内では翼を広げてマッハ8のスピードで飛行するほか、宇宙空間では隕石状の形態(『80』本編ではイマイチわかりづらかったが、『ジード』での描写を見る限り結晶のようなもので体を包むというもののようだ)となり、マッハ20での飛行が可能。この隕石状の形態は相応の硬度を誇っているらしく、これを利用して地中を掘削して移動することも可能とする。

「宇宙を旅していて地球に降り立ってしまい、大騒ぎを引き起こしてしまった」という、ウルトラシリーズの宇宙怪獣には割とよくある設定の持ち主だが、コイツの場合、地球にやってきたのは侵略や破壊活動が目的ではない。

母親(後述)と喧嘩してしまい、拗ねて地球へとやってきたのである。

設定によれば、人間でいえばちょうど中学生くらいの年齢で、反抗期の真っ盛りだったためとのこと。そう考えてみればまぁ納得できなくもない部分もあるが、後にも先にもこんなぶっ飛んだ理由で地球へやってきた宇宙怪獣や宇宙人は1匹としていない。というか、別に拗ねて家出するのであれば何も地球じゃなくても良かったんじゃないのか……。

また、後年ゲスト出演した『ジード』においても、事情は異なるものの少々変わった経緯で地球へと飛来してきている(詳細は後述)。

ただ、いずれの作品においても、明確な悪意を持って活動したことは一度もなく、最終的にウルトラ戦士に倒されることなく地球から送り出されている。
複数の作品に跨って登場した大型怪獣の中では、登場したすべての作品において死亡せずに生き残っているという数少ない事例の1つである。

マザーザンドリアス

親怪獣 マザーザンドリアス


別名親怪獣
身長55m
体重3万t
出身地宇宙

こちらは母親の個体。
子供とは異なり、光線は眼から放つ(これが個体差によるものなのか、成長に伴い、光線の発射の仕方も変わっていくのかは不明。『ジード』に登場した個体は目からも光線を放っていた)。
また、目は赤外線レーダーとしての役割も持つ。
飛行速度はマッハ10。翼で強風を起こすことも可能。子供と会話する時は特殊な音波を出す。

子どもと同様、基本的には温厚な性質だが、拗ねた子供を追いかけて地球へ飛来した際に地球防衛軍アメリカ支部から攻撃を受けたため、これを全滅させるという地味にすごい戦果を挙げていたりする。
もっとも、(後述する事情を知らなかった・人的な被害を被ったとはいえ)先に仕掛けたのは人間の側であるため、護身行為の一環として反撃したと考えればやむを得ない部分はあり、街に齎した被害も、能力や場所を考えれば仕方のない範囲である。

また、裏設定によると、マザーザンドリアスの表皮には高い起爆性があり、剥離して地面に落ちることで大きな破壊力を生み出すとのこと。地球防衛軍アメリカ支部が全滅したのはこの影響によるところが大きかったらしく、マザーザンドリアス自体に高い戦闘力が備わっていたというわけではないようだ。

作中での行動

母親と共に宇宙空間を旅していた最中、何らかの理由でいざこざを起こしたらしく、母親の元を離れて地球へと飛来、宇宙にいる母親へ向けて音波を発した後地中へと身を隠した。

その後、マザーザンドリアスは我が子を連れ戻そうと地球に飛来、迎撃に乗り出した地球防衛軍アメリカエリアと交戦してこれを全滅させた後、子どものいる日本にやって来る。

一方のザンドリアスは母親からの音波をガン無視して地中に隠れていたいたものの、母親が自分のいる場所にどんどん近づいてきたために地上に姿を現した。

一度はやってきた母親共々UGMから攻撃を受けてしまったものの、音波の解析により母親が子供を連れ戻しに来ただけであることが発覚、双方とも無害な怪獣であることが判明したため攻撃は中止された。
その後、マザーザンドリアスは子どもをどうにか説得しようと試みたのだが、ザンドリアスは母親が話しかけてもそっぽを向くばかりで一向に言う事を聞いてくれないために途方に暮れる。

そんな彼女たちの目の前に突如ウルトラマン80が現れ、マザーザンドリアスへと攻撃を加えた
もちろん80はマザーザンドリアスを倒そうという気は毛頭なく、自分を共通の敵に仕立て上げることで親子を仲直りさせようと考えたのだ。

80の目論みは見事に的中し、ザンドリアスは母親を攻撃されたことに怒り狂って共に80へ応戦。
これがきっかけで無事に仲直りを果たし、最後は仲良く宇宙へと帰って行った。

「自分を汚れ役にして親子喧嘩の仲裁をする」という、「ウルトラマン先生」だからこそなし得た解決法と言えるだろう。

地球を訪れた理由がちょっと変わっていたことを除けば、扱いとしてはごくごく普通の怪獣であり、放送当時はそこまで大きな話題にはならなかった。
当然、以降の作品でも一切登場しなかったため、ファンからはその存在すらすっかり忘れられてしまっていたのだが………。

ウルトラ怪獣擬人化計画

ザンドリアスちゃん


円谷プロ公認企画(!)で美少女擬人化される(ちなみに、原作におけるザンドリアスがメスだったかどうかは不明である)。デザイン担当はニトロプラス猫缶まっしぐら氏。

強面だった原典の面影は殆どなく(頭に生えた2本のや背中に生えた、水着のような衣装に甲殻の面影が残されている程度)、悪魔っ娘のような可愛らしい姿にリデザインされている。
実際、『怪獣娘 ウルトラGIRLSトーク』で紹介された際にも、パーソナリティの飯田里穂と湯浅かえでから、「顔怖い!」「目が光ってる!」「牙の数がすごい…」と本来の姿とのギャップにかなり驚かれていたほどである。

また「人間の年齢に換算すると中学生くらい」という設定から、"女子中学生"のイメージも盛り込まれており、だるんとした足の皮をルーズソックス風にアレンジしていたりと結構芸が細かい。
また、上半身にセーラー服を、その下になぜかスク水を着用している。
なぜセーラー&スク水なのかって?そりゃ幼さの象徴だからですよ。
決してフェチなアレではないよ……たぶん。

フリーイングからゼットンバニーバージョンの発売が決まった直後、デザインを担当した猫缶まっしぐら氏がザンドリアスのバニーバージョンのイラストを自身のtwitterに投稿している

ウルトラ怪獣擬人化娘バニー化計画



そして、この企画で取り上げられたことが、ザンドリアスのその後の運命を大きく変えることになったのである。

メディアミックスでの活躍

漫画版

ウルトラ怪獣擬人化計画 ザンドリアスちゃん


円谷学園の生徒の1人。
今作でもやっぱり母親と喧嘩しているらしいが、そのことについてはあまり触れられていない(一応、とあるエピソードで母親について愚痴をこぼすシーンがある程度)。

ガッツ星人に盗撮される女子生徒の役で少しだけ登場した後、第11話にて本格的に登場。どういうわけか、登場するたびに(場合によっては命に関わりかねないような)災難に見舞われるというジンクスがある。
また、単行本第2巻巻末のキャラ紹介では、なぜか名前を「ンドリアス」と誤植される始末。
こんなところでまでとことん不憫なキャラである

ちなみに、登場が告知された際にはラフが掲載されており、「知らないわよ!あんな親」と言っていた。
なお、この時のラフは修正・加筆を経て、後に第2巻のゲーマーズ購入特典(差し替え用ブックカバー)のイラストへと流用されている。

アニメ版

ザンドリアスさん



「なんなのよーっ!
 私のどこが悪いっていうのよーっ!!
 うがーっ!!」

- 湯浅かえで

レギュラーキャラクターの1人として第7話から登場。

1期では(出番こそ少なかったものの)登場キャラのほぼすべてがマンやセブンなどの有名どころ(所謂成田怪獣)で占められていた中、唯一の80キャラとして奇妙な存在感を示していた(一応ゴモラとレッドキングに関しては80にも出演している為80キャラと言えなくもないが)。
ちなみに、映像作品への登場は(「アニメ作品」「擬人化された姿」という少々特殊な形ではあるが)上記の『80第』第4話以来、実に36年ぶりである。SEの一部に『80』本編で実際に使用されたものが取り入れられているなど、かなり凝った作りになっている。

本名は道理サチコ
1期ではGIRLSのメンバーではなく、中学生として生活する、野良の怪獣娘という扱いになっていた。その後、GIRLSに拾われて見習いとなっているが、現在でもGIRLSの制服は着用しておらず、学生服のままである。
家は2階建てのアパートの一室で、母親(後述)との2人暮らし。

原作同様、反抗期の真っ盛りらしく、母親との喧嘩の度にプチ家出を繰り返していたが、これが原因でカイジューソウルを暴走させてしまい(これ以外にも、元々得意なことも打ち込めるものもなく、何をやっても中途半端な自分に嫌気がさし、フラストレーションが溜まっていたのも暴走する一因だったのではないかと、小説版では自戒している)、街のいたるところで暴れまわって大火事を引き起こしていた。

かけつけたかぷせるがーるず3人を(3人ともまだ変身できるようになって間もなく、戦闘経験が少なかったこともあるが)圧倒するほどの戦闘力を見せつけるが、騒ぎを聞いて駆けつけてきたレッドキングにはさすがに敵わず敗北。そのまま身柄を拘束され、施設に保護されることとなった。

後に小説版で明かされたところによると、暴れた時は完全に自我を失っており、その時の記憶は一切なかった。
その後、施設内でレッドキングに事情を聞かされて初めて自分が怪獣娘であることを知ることになる。当初はその事実を受け入れられずに反発するが、「怪獣娘であることを受け入れようとしなければ、抑圧された本能が外に吐き出され、怪獣に心を支配されて暴走する」と諭されたことで、否が応でも怪獣娘として生きていくことを受け入れざるを得なくなる。

以降は見習いとしてレッドキングの下に弟子入りし、厳しい特訓を受けることになった
なお、これは単なる扱きではなく、自分の打ち込めるものを探そうというレッドキングなりの配慮だったらしい。しかし、過度な運動に打ち込んでこなかったザンドリアスにとってはいずれも過酷極まりないものであったことは言うまでもないだろう。

ザンドリアスとレッドキング


\し~しょぉ~!!/

シャドウとの決戦では戦いに加わらず、ピグモンと共に戦いを見守っており、シャドウビーストが撃破された後は他の怪獣娘共々、反撃のきっかけを作ったアキを祝福していた(芦名監督によると、中学生を戦いに巻き込むわけにはいかなかいため、最初はピグモン共々現場にはいないことになっていたもの、それだと絵的に寂しかったため、画面の端にちょくちょく見切れるという形で登場させることになったという)。

原典にはない能力として、新たに口から火炎を吐く能力を見せている(原典では口から光線技であるヨルゴビームを吐く描写はあったが、炎は吐いていない)。パワーも意外に強く、パンチの一撃で道路を滅茶苦茶に破壊し、蹴りの一撃で建物にヒビを入れていた
また、1期の時点では登場する怪獣娘の中で唯一飛行能力を持っていた(他の怪獣娘も現場から立ち去る時に空へ飛び立っているような描写があるが、あれは飛行しているわけではなく跳躍だと思われる)。この飛行能力は(怪獣娘に覚醒する前は翼など持っていなかったため)当初は拙かったものの、レッドキングの指導の成果か2期ではかなり使いこなせるようになっており、4話ではホバリングの要領でランニングマシンから浮き上がることでちゃっかり横着していた(当然、すぐにピグモンに見つかって不正がばれ、錘を追加された状態で走らされるというキツイお仕置きを受ける羽目になった)。

小説版では、上記のようにレッドキングから「自分なりに打ち込めることを見つけ出せればカイジューソウルを暴走させることがなくなるのではないか」と提案されたことで、彼女なりに「自分探し」をする様子が描かれている。
ある日、レッドキングの計らいでカプセル怪獣3人組と一緒に街で遊ぶことになり、最後の最後で立ち寄ったカラオケで、歌唱力の高さを3人組から絶賛される。
3人と別れた後、レッドキングと連絡を取り、音楽活動をやってみたいと告げると、芸能課にギターの演奏が得意な怪獣娘がいるので、彼女と組んでバンド活動を行ってみてはどうかと提案される。

2期ではそのギターの得意な怪獣娘:ノイズラーと出会い、意気投合したことで彼女たちのバンド活動が遂にスタートすることになる…。

マザーザンドリアス

娘の実装から遅れることおよそ3年、とうとう母親までもが擬人化計画に参戦することとなった
大変! ママが来た!

ちなみに、これ以前にもファンの間では、想像で描かれたマザーのイラストもいくつか投稿されていた。

人妻ザーザンドリアス
ザンドリアス母やっつけてみた



全体的な容姿は「成長したザンドリアス」といったところだが、大人っぽさを出すためなのか、衣装は大きく異なっており、ボンデージ風になっている。
また、アニメでは体型がデフォルメされていたのでややわかりづらかったが、原画を見る限りではかなりの巨乳の持ち主で、二の腕や太腿の肉付きも大変けしからんことになっている上、その上に露出度の多いピッチリとした衣装を着ているため、非常に肉感的なデザインに仕上がっている。特には上半分が殆ど隠しきれておらず、今にもポロリするのではないかと心配になるほど

というか、母親のこんな刺激的な姿を目の当りにしたら、せっかく収まりかけていたザンドリアスの反抗期がまたぶり返してしまうのではないだろうか……。

一方で、「ザンドリアスより大きくて強い」という表現か、角や翼のサイズは大きく、首や手に牙や鉤爪がついているなど、獰猛さを窺わせる要素も兼ね備えている。

禍々しくも妖艶な雰囲気を湛えたその姿は、怪獣というよりは最早淫魔サキュバスそのものであり、正直出てくる作品を間違えたんじゃないかとすら思えてくるレベルである(実際、公式Twitterですらも「お子様厳禁のセクシーな姿」と書いていたり、出演者の1人である白石稔も「設定画を見た瞬間『これテレビで流せるのかな?』と思った」と語っていたほど)。
アニメ版では人間態が貞淑そうな雰囲気を漂わせた女性であったため、猶更そのギャップが際立っている。

デザインを手がけたのはLINDA氏。
以前、ザンドリアスのリデザインを手がけた猫缶氏は、「機会があればマザーの擬人化にも挑戦したい」と発言していたようだが、結局別のデザイナーが担当することになった。
リンク先を見ればわかるように、LINDA氏は元々成人向け漫画や18禁同人を中心に活動している商業作家であり、全年齢向けの仕事というのはかなり珍しい(一応、同企画では他に赤城あさひと氏という前例がある)。かなり刺激的かつ過激なデザインになっているのもこうした事情があったからなのだろう。

なお、他のキャラクターとは異なり、雑誌の掲載をすっ飛ばしてアニメ版で初お披露目という衝撃のデビューを果たしている(当然マザーザンドリアスが新キャラクターとして登場することは事前には一切告知されておらず、視聴した多くのファンを驚かせることになった)。

アニメ版

声 - 湯浅かえで(二役)

2期の第6話で登場。本名は不明(娘の本名から、名字は“道理”だと思われる)。

中学生の娘がいるとは思えないほど若々しい外見で、家庭訪問をしたレッドキングとウインダムですらも思わず目を見張ったほどの美人。娘とは対照的におっとりした優しい性格。
服装も含めて、一言で言ってしまえば、(色っぽくて艶がある)人妻”と言う言葉から連想してしまう姿をそのまま具現化したかのような容姿をしている

娘のことを「サチコ」ではなく「ザンちゃん」と怪獣の名前で呼んでいるが、怪獣娘には怪獣娘同士だとお互い相手をモデルになった怪獣の名前で呼んでしまうという本能的な習性があるため、これは致し方ないと言える(当のザンドリアスも親に名前を可愛く呼ばれて照れている子供以上の反応はしていなかった)。
「あの子には色々苦労させたから自由にさせてあげたい」と述べており、小さなアパートに住んでいることと併せて、経済的に裕福ではない若しくは既に夫がいない可能性も指摘されている。

実は彼女も怪獣娘であり、親怪獣マザーザンドリアスの力を受け継いでいる。
必殺技は上空に飛び上がってからの急降下攻撃と、目から放つ赤色光線。
戦闘力はかなり高く、シャドウ3人をあっという間に蹴散らして現場に駆け付けたレッドキングとウインダムの2人を唖然とさせていた。
レッドキング「あ…圧倒的じゃないか……」

なお、ザンドリアスは母親も怪獣娘であることを知らない様子(レッドキングとウインダムに対してもジェスチャーで口止めしている)。レッドキングも彼女が怪獣娘に姿を変えたのを見て仰天していたことから、GIRLSも彼女が怪獣娘であることは一切把握できていなかったようだ
彼女がいつ、どのようにして怪獣娘として覚醒したのかなど、詳しいことは今のところ明らかになっていない(記録上最初に確認されたとされる怪獣娘:天城ミオよりも前から変身できるようになっていた可能性もある)。しかし、GIRLS未所属なのでソウルライザーを使用せずに変身し、理性を保っていると言う何気に凄い事をこなしているお母さんである(ただし、変身後は普段の穏やかそうな表情から一変して攻撃的になり、奇声を上げながら敵に攻撃している描写もあることから、暴走こそしていないものの変身後は一種の興奮状態に陥っている可能性もある)。その上、上記の戦闘力を踏まえ、二重の意味で母は強し

漫画版

デザインが決定する前からザンドリアスの台詞の中で度々その存在について触れられている。
ここでも反抗期の真っ盛りである娘とは喧嘩ばかりしている様子。
クリスマスシーズンに年端もなく浮かれるなど、母親ながらもかなり子どもっぽいところがあるようだ。

栄光のシンデレラストーリー

擬人化計画の前までは殆ど無名に近い存在であったザンドリアスであるが、猫缶氏によって可愛らしい姿にリデザインされ、漫画版でイジられキャラとして体を張った活躍を見せたこと、80怪獣から唯一アニメ『怪獣娘』に出演したことなどもあり、徐々に人気・知名度が高まっていくことになり、今では同企画内においてゼットンゴモラガッツ星人等と並ぶ人気キャラとなっている。

これだけでも相当な大出世であるが、彼女(?)のシンデレラストーリーはここでは終わらなかった。
事態は誰もが予想だにしなかった方向へと急展開していくことになったのである…

クラウドファンディング企画

2017年1月7日ポニーキャニオンのクラウドファンディング「P's FARM」にて、「『怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜&ウルトラマン80』スペシャル企画 ザンドリアスをもう一度地球へ呼ぼう!」という企画が開始された。

これは、ファンから募った募金でザンドリアスを宇宙から呼び戻そうというもの。
つまり、着ぐるみを新造するということである。

達成された暁には、「地球に長期滞在してもらい、様々な活動を行っていく予定」とのこと。
各種イベント・ショーにおけるザンドリアスの出演の他、場合によっては将来的にウルトラシリーズの新作にザンドリアスを登場させることのできる可能性も浮上してきたため、企画の行く末にファンからの大きな注目が集まった。

目標金額は37万円(ザンドリアスの登場エピソード放送から37年が経ったことに因んだもの)で、募金期間は2017年1月31日23時59分までだったのだが……。

いざ企画が始まると、発表からわずか1日で目標金額の50%近くの金額が集まるなど好調なスタートを見せ、わずか3日後1月10日夜には、目標金額の37万円に到達してしまった
その後も順当に献金額は増加し続け、100%達成の2週間後である1月24日には、遂に達成金額の倍額である74万円に到達、さらに募集期限が目前となった1月30日には達成金額の2.5倍の92万5千円に到達した。

主催者側もまさかここまで早く目標を達成できるとは思っていなかったらしく、急遽緊急会議が開かれ、その後、怪獣娘ザンドリアスのソフビ化と支援期間の2017年2月15日23時59分までの延長が決定した

ザンドリアス復活記念


最終的に集められた金額は1,439,640円
目標金額の389%(およそ4倍)もの額が集まり、大盛況のうちに幕を閉じた。

ちなみにウルトラマン80スタッフとの会食パーティーetcという貴重な体験への参加権があるとはいえ、108,000円(税込)のCコースへの参加者が4名いた。

再び地球へ…

帰ってきたザンドリアスちゃん


2017年3月3日ザンドリアスの新規着ぐるみの完成発表会が行われ、ゲストとしてウルトラマン80と、『怪獣娘』でザンドリアス役を演じた声優の湯浅かえでが招かれた。

だだっこ怪獣再登場!


新たに製作された着ぐるみは、『80』の時のイメージを踏襲しながらも、眼が丸っこくなり、体型もふくよかになって顔も少し大きめになるなど、ややマイルドなデザインになっているが、逆にそのおかげでより子どもっぽく見えるようになったという声もある。また、全体的に明るい茶色に塗装されており、そのおかげで以前よりも凶悪そうな印象が薄まったようにも感じられる。
あまり知られていないが、実は翼のデザインにも変更が加えられており、手の両側についている翼骨のような部位がオミットされ、形状もシャープになっている。
また、目には発光ギミックが備わっている。特に暗がりで目を爛々と輝かせている様は子どもの怪獣でありながら、言い知れぬ迫力があるので、一見の価値ありである。

この時製作された着ぐるみは、その後さっそく同年3月に読売ランドで行われた「怪獣娘’s FES」で使用されており、今後も各種イベントなどで使用されていくものと思われる。

そして…

37年ぶりのテレビ出演へ

かいじゅうがーるず ザンドリアス


2017年5月8日インターネット通販サイト丸善商店にて、7月から放送の開始される最新作『ウルトラマンジード』と連動した、ウルトラ怪獣シリーズの新たなラインナップが発表、予約が開始された。
そこには、アーストロンタイラントといった、昨今のシリーズでお馴染みの面々の他、なんとザンドリアスの名前までもが!!

ソフビ化


ザンドリアスの定番ソフビ化は、かつてポピーから発売されたフィギュア以来、実に37年ぶり。
また、これによりファンの間ではザンドリアスのテレビシリーズへの再出演はほぼ確定的になったという見方が強まった。

『ジード』は親子の複雑な因縁を描いた物語になるものと予想されており、怪獣の中でも親子関係が大きくクローズアップされた数少ない事例の1つであるザンドリアスは、そうした親子の物語を主題とした『ジード』のストーリー展開とうまく絡めた話が描けると判断されたために、今回晴れて再出演の機会に恵まれたものと思われる(他には、上記のクラウドファンディング企画で集まった募金により着ぐるみを新造することができた点も大きかっただろう)。

そして迎えた9月、第10話で満を持して登場することが正式に発表された

ジード×ザンドリアスちゃんまとめ


37年ぶりの実写作品登場ということもあってファンの間では大変な話題となり、予告映像が発表された9月2日の時点でYahoo!の検索ランキングに「ザンドリアス」という単語が食い込んでくるなど、放送の1週間前からファンの間では大きな盛り上がりを見せていた。

放送の2日前の9月7日には、擬人化計画の公式twitterおよび公式HPもこの第10話の告知を大々的に行うという極めて異例の措置を取っている。

果たしてザンドリアスは『ジード』の劇中でどのような活躍を見せてくれるのか…ファンの間では大きな注目が集まった。

ウルトラマンジード

第10話「ココロヨメマス」に登場。

母親とともに登場した『80』の時とは異なり、今回は単独で飛来して地球にやってくる。何の目的があって飛来したかが不明であった為AIBがその目的を調査しようとするというストーリーとなっている。

ちなみに今回の個体は男の子の個体である。

物語開始時点で既に地球に来訪しており、森林地帯で活動していたが、AIBが接触を試みた際に危機感を抱いたのか、一時的に地中に潜って活動を停止する。

その後、再び活動を再開するが、この際、現場に居合わせていたモアナビアを危険に晒してしまったため、駆け付けたリクジードに変身。そのまま戦闘に突入する。
しかしザンドリアスはまるで遊び相手を見つけたかのようにジードにじゃれつき、(相手の意図がわからず調子を狂わされてしまったこともあるが)アクロスマッシャーへとフュージョンライズしたジードをも翻弄するなど意外にも善戦(しかもアクロスマッシャーが初めてダメージを受けたのはこの回が初めて)。そこへウルトラマンゼロも加勢し、その隙をついたナビアの読心能力でとある事情で宇宙に帰れなくなり、寂しがっているという真意が発覚する。

悪意がない怪獣であると判明したため、ジードとゼロは何とかザンドリアスを落ち着かせようとするが、抑え込んだ拍子にザンドリアスが転倒して尻もちをつき、そのまま号泣し始める。再びサトコが能力を使って心を読むと「大好きな幼馴染み女の子が最近そっけなくて嫌われてしまったかと思って帰れない」という理由が判明する。
その理由にゼロとサトコは思わず呆れてしまうが、同じような経験のあるモアは理解を示し、彼に対して激励の言葉を贈る。

「簡単に諦めるなぁぁぁ!!」
「恋なんてね、つらいことばっかよ! でも、好きな人の近くにいると幸せだって思えるの。
 そんな人と出会えるなんてすごいことだよ! だから、絶対に離れちゃいけない…! どんなことがあっても!!」
本当にその子のことが好きならさっさと会いに行きなさい!!
 そんなところでジーっとしててもドーにもならないんだからぁぁぁ!!」

モアのメッセージを聞き、何か思うところがあったのか俯くザンドリアス。
それを見たゼロはウルトラマンゼロビヨンドに変身し、クアトロスラッガーの力でザンドリアスを宇宙へと送り返す。

そんな彼の目の前には、心配して駆け付けてきた幼馴染の女の子の姿があった。
無事に再会した両者は、共に頬を赤く染めながら和解、無事によりを戻すことができたのであった。

なお、以上のストーリーを読んでもらうとわかるように、今回のザンドリアスは親子関係とは全く関係がなかった
話の内容も、どちらかと言えばモアとリクが互いの秘密を知りながらもそれを受け入れて共に前へと進んでいこうと決意することに重きが置かれており、ザンドリアスはどちらかといえばその引き立て役として登場したといった方が正しい。

再登場を喜ぶ声があった一方で、一部のファンの間では、せっかく親子の設定があったのだから、そちらを活かして、もっと活躍してほしかったという意見も聞かれる。
しかし、別方向での家族をテーマにした話ともとれ、「誰かを愛すること」をテーマとした『80』の怪獣が登場する話としてはふさわしかったとも言えるかもしれない。

ウルトラマンフュージョンファイト!

『ジード』と連動した本作にも当然ながら参戦。
根が大人しい怪獣だったからなのか、属性は怪獣の中では比較的珍しい
コウゲキやヒッサツワザのステータスが3と低い反面、タイリョクが5、ハヤサが7とそれぞれ高い水準を誇っており、どちらかと言えばスピードと耐久に優れたステータスになっているのが特徴。

9月実装のカプセルユーゴー2弾で登場。
なお、ガシャポンカプセル第2弾でのみ入手できる怪獣カプセルも存在する。
ザンドリアスを育成したいという方はぜひ頑張って手に入れてみよう。

その他の作品では…

ウルトラマン超闘士激伝

せこいざんどりあす2


モブキャラとして母親と共に登場。
原典のような強面には描かれておらず、母親共々、デフォルメされた鳥のような姿になっている。

第2回銀河最強武闘会にて、グレート選手でもないのに入場料も払わずちゃっかりリングサイドから観戦していたことをユリアンからツッコまれたのを見て、「あのウルトラマンせこいざんどりあす」という迷言を残している。

ウルトラゾーン

ミニコーナー「怪獣ことわざ」に、「二度あることはザンドリアス」という絵が登場したことがある。

酩酊! 怪獣酒場 2nd

第1巻の描き下ろしエピソードにマザーザンドリアスと共に親子で登場
時期的に『ジード』第10話の放送と近かったこともあっての登場と思われる。

pixivでは

大半のイラストが擬人化計画関連のイラストで占められているのが現状。一時は本編における本物の(?)ザンドリアスを描いたイラストが全くと言っていいほど存在しなかった時期もあったが、最近では『ジード』への客演が実現したこともあってかごく少数ではあるが作品が確認されている。

こうした事態になってしまったのは、そもそも知名度がアップするきっかけになったのが「擬人化計画」であり、そちらで初めてザンドリアスを知ったという人も多く、元の姿よりも真っ先に擬人化された方の姿を思い浮かべてしまう…という人が多いためではないか…と思われる。

余談

『80関連』

名前の由来は、第4話の脚本を手掛けた阿井文瓶氏と、プロデューサーの満田かずほ氏が企画のために立ち寄ったレストラン「サンドリア」から拝借したもの。

『ジード』関連

クライマックスで登場した女の子の個体には、アイシャドウの様な色のまつ毛のようなものが確認できる。ちなみに、このまつ毛は青色をしており、一部では「擬人化ザンドリアスのつけているリボンの色を意識したのでは?」という推測もある。

最後に宇宙に送り出される描写は脚本にはなく、演出で追加された。

『怪獣娘』でザンドリアスを演じた湯浅かえでは、『ウルトラマンジード』の撮影の様子を実際に見学させてもらったことをツイッターで明かしている。当初は、ザンドリアスのゲスト出演した第10話の撮影現場ではないかと思われたが、その後イベントで「現場で田口監督と会った」と話していたことから、おそらくこの後に放送された11話若しくは12話のどちらかではないかと考えられる(第10話の監督は冨田卓氏であり、田口氏ではない)。

『怪獣娘』関連

公式サイトおよびツイッターでは、当初本名を“道理ミチコ”としていたが、6話の放送終了以降は“サチコ”に訂正しており、恐らくこちらが正しいのだと思われる。

1期の第10話でレッドキングに抱えあげられているシーンの一部において、角を描き忘れられている箇所があるが、映像ソフト化の際には修正されている。

『怪獣娘』でザンドリアスの声を担当した湯浅かえでは、予め『80』のザンドリアス登場回を視聴してから収録に臨んだとのこと。また、湯浅は同作において他にもモブキャラを何役か演じているほか、美術スタッフとしてかぷせるがーるずの変身シーンの撮影も担当している

湯浅にとってもザンドリアスは反響の大きなキャラクターであったためかかなり思い入れ深い存在になったようで、『ジード』でゲスト出現が決まった際にはtwitterのみならず自身のブログでもお祝いと喜びのコメントを寄せている。当然、ザンドリアスが登場した『ジード』第10話もリアルタイム視聴しており、視聴後にはTwitter上で愛崎モアを演じた長谷川眞優ともやり取りをしていた。
また、これを機にウルトラシリーズにハマったらしく、イベントに積極的に足を運んだり、ジードライザーを購入して遊んだりとかなり熱中している様子が伺える。当然、ザンドリアスのソフビもしっかり購入しており、ウルトラシリーズ関連のイベントの際には必ず持ち歩いていることからとても大切にしているようだ。

湯浅は2期では娘と母親の二役を同時に演じることになった。芦名監督からは人妻感についてしつこく指導されたらしいが、実際に演じさせてみると予想以上に人妻感が出たことにかなり感心されていた。また、テストの際には二役を同時に演じさせていたらしいが、限界を超えた人妻感を出してもらいたいと考え、音響監督と相談して、収録は別々に行ったとのこと。
親子を演じ分けるにあたって、湯浅は娘のザンドリアスは「偏差値低くワーワー言ってる感じ」、母親のマザーザンドリアスは「色っぽく男子高校生が喜びそうな感じ」を意識して演じたとのこと。

関連項目

ウルトラシリーズ ウルトラマン80 ウルトラ怪獣
中学生 反抗期
巨大猿人ギガンテス - 仲直りのためにウルトラ戦士がわざと負けた怪獣繋がり。ただし、こちらは夫婦である。

ウルトラ怪獣擬人化計画 ニトロプラス 女子中学生 家出
ジャミラ - もう1つの擬人化漫画における同じようなポジション。
M1号 - 同じく元はマイナー怪獣だったが、とある事情により一躍知名度を上げた昭和怪獣。
ライトニングアタッカー - 元々は他の形態と同じくゲームオリジナル形態という形だったが、段階を踏んで活躍し、ついにはオーブ初の定番ソフビ化、映像作品参加まで果たしたシンデレラストーリーを歩んだキャラクター

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