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概要編集

ウルトラ怪獣擬人化計画にてデザインされたザンドリアス擬人化キャラクター。

デザイン担当はニトロプラス猫缶まっしぐら氏。


強面だった原典の面影は殆どなく(頭に生えた2本の角や背中に生えた翼、水着のような衣装に甲殻の面影が残されている程度)、悪魔っ娘のような可愛らしい姿にリデザインされている。

実際、『怪獣娘 ウルトラGIRLSトーク』で紹介された際にも、パーソナリティの飯田里穂と湯浅かえでから、「顔怖い!」「目が光ってる!」「牙の数がすごい…」と本来の姿とのギャップにかなり驚かれていたほどである。


また「人間の年齢に換算すると中学生くらい」という設定から、"女子中学生"のイメージも盛り込まれており、だるんとした足の皮をルーズソックス風にアレンジしていたりと結構芸が細かい。

また、上半身にセーラー服を、その下になぜかスク水を着用している。


フリーイングからゼットンバニーバージョンの発売が決まった直後、猫缶まっしぐら氏がザンドリアスのバニーバージョンのイラストを自身のtwitterに投稿している

センシティブな作品


そして、この企画で取り上げられたことがザンドリアスのその後の運命を大きく変えることになったのである。


ウルトラ怪獣擬人化計画ギャラクシー☆デイズ編集

センシティブな作品

円谷学園の生徒の1人。

今作でもやっぱり母親と喧嘩しているらしいが、そのことについてはあまり触れられていない(一応、とあるエピソードで母親について愚痴をこぼすシーンがある程度)。


ガッツ星人に盗撮される女子生徒の役で少しだけ登場した後、第11話にて本格的に登場。どういうわけか登場するたびに(場合によっては命に関わりかねないような)災難に見舞われるというジンクスがある。

また、単行本第2巻巻末のキャラ紹介ではなぜか名前を「ンドリアス」と誤植される始末。

こんなところでまでとことん不憫なキャラである。


ちなみに登場が告知された際にはラフが掲載されており、「知らないわよ!あんな親」と言っていた。

なお、この時のラフは修正・加筆を経て後に第2巻のゲーマーズ購入特典(差し替え用ブックカバー)のイラストへと流用されている。


怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜編集

ザンドリアスさん

「なんなのよーっ!

 私のどこが悪いっていうのよーっ!!

 うがーっ!!」

CV:湯浅かえで


レギュラーキャラクターの1人として第7話から登場。宇宙怪獣ザンドリアス怪獣娘


1期では(出番こそ少なかったものの)登場キャラのほぼすべてがマンやセブンなどの有名どころ(所謂成田怪獣)で占められていた中、唯一の80キャラとして奇妙な存在感を示していた(一応ゴモラとレッドキングに関しては80にも出演している)。

ちなみに、映像作品への登場は(「アニメ作品」「擬人化された姿」という少々特殊な形ではあるが)上記の『80第』第4話以来、実に36年ぶりである。SEの一部に『80』本編で実際に使用されたものが取り入れられているなど、かなり凝った作りになっている。


1期ではGIRLSのメンバーではなく、中学生として生活する野良の怪獣娘という扱いになっていた。その後GIRLSに拾われて見習いとなり、2期ではGIRLSの制服を着用するシーンもある。

家は2階建てのアパートの一室で母親との2人暮らし。


怪獣娘に変身した際には原典のザンドリアスにはない口から火炎を吐く能力を見せている(原典では口から光線技であるヨルゴビームを吐く描写はあったが、炎は吐いていない)他、パワーも意外に強いようでパンチの一撃で道路を滅茶苦茶に破壊し、蹴りの一撃で建物にヒビを入れていた


また、1期の時点では登場する怪獣娘の中で唯一飛行能力を持っていた(他の怪獣娘も現場から立ち去る時に空へ飛び立っているような描写があるが、飛行しているわけではなく単なる跳躍だと思われる)。

この飛行能力は当初は拙かったものの、レッドキングの指導の成果か2期ではかなり使いこなせるようになっており、4話ではホバリングの要領でランニングマシンから浮き上がることでちゃっかり横着していた(当然すぐにピグモンに見つかり、錘を追加された状態で走らされるというキツイお仕置きを受ける羽目になった)。


1期編集

原作同様反抗期の真っ盛りらしく、母親との喧嘩の度にプチ家出を繰り返していたが、これが原因でカイジューソウルを暴走させてしまい(これ以外にも元々得意なことも打ち込めるものもなく、何をやっても中途半端な自分に嫌気がさし、フラストレーションが溜まっていたのも暴走する一因だったのではないかと小説版で自戒している)街のいたるところで暴れまわって大火事を引き起こしていた。


かけつけたかぷせるがーるず3人を(3人ともまだ変身できるようになって間もなく、戦闘経験が少なかったこともあるが)圧倒するほどの戦闘力を見せつけるが、騒ぎを聞いて駆けつけてきたレッドキングにはさすがに敵わず敗北。そのまま身柄を拘束され、施設に保護されることとなった。


後に小説版で明かされたところによると暴れた時は完全に自我を失っており、その時の記憶は一切なかったとのこと

その後、施設内でレッドキングに事情を聞かされて初めて自分が怪獣娘であることを知ることになる。当初はその事実を受け入れられずに反発するが、「怪獣娘であることを受け入れようとしなければ抑圧された本能が外に吐き出され、怪獣に心を支配されて暴走する」と諭されたことで否が応でも怪獣娘として生きていくことを受け入れざるを得なくなる。


以降は見習いとしてレッドキングの下に弟子入りし、厳しい特訓を受けることになった

なお、これは単なる扱きではなく自分の打ち込めるものを探そうというレッドキングなりの配慮だったらしい。しかし、過度な運動に打ち込んでこなかったザンドリアスにとってはいずれも過酷極まりないものであった。


最終話でのシャドウとの決戦では戦いに加わらず、ピグモンと共に戦いを見守っており、シャドウビーストが撃破された後は他の怪獣娘共々反撃のきっかけを作ったアキを祝福していた(芦名監督によると中学生を戦いに巻き込むわけにはいかないため、最初はピグモン共々現場にはいないことになっていたもののそれだと絵的に寂しかったため、画面の端にちょくちょく見切れるという形で登場させることになったという)。


小説版編集

1期と2期の間の出来事を描いた小説版では上記のようにレッドキングから「自分なりに打ち込めることを見つけ出せればカイジューソウルを暴走させることがなくなるのではないか」と提案されたことで彼女なりに「自分探し」をする様子が描かれている。

ある日、レッドキングの計らいでカプセル怪獣3人組と一緒に街で遊ぶことになり、最後の最後で立ち寄ったカラオケで歌唱力の高さを3人組から絶賛される。

3人と別れた後、レッドキングと連絡を取り、音楽活動をやってみたいと告げると「芸能課にギターの演奏が得意な怪獣娘がいるので、彼女と組んでバンド活動を行ってみてはどうか」と提案される(ただし、後述する2期ではレッドキングがザンドリアスの母親から話を聞かされて初めてバンド活動をしていることを知ったかのような描写があり、矛盾が生じている)。


なお、ザンドリアスはレッドキングが可愛いものが好きであることやそのことを周囲にひた隠しにしていることをちゃんと知っており、とあるエピソードでは彼女が女物の服を試着しようとして同僚に発見されそうになったため、何とかして誤魔化そうと奔走する一幕もあった。このことからレッドキングにとってもザンドリアスは気兼ねなく自分の内面を曝け出せる貴重な存在であるらしく、師匠と弟子として硬い信頼関係で結ばれているらしいことが窺える。


2期編集

小説版でも簡単に触れられた、ギターの得意な怪獣娘・ノイズラーと出会い、意気投合したことで彼女たちのバンド活動が遂にスタートすることになる。


しかし、ライブの直前になってミクラスシャドウガッツに襲われて重傷を負うという事態が発生し、安全を考慮してライブの中止を申し渡されてしまう。

その後は他のメンバーと共にシャドウガッツ率いるシャドウたちの掃討作戦に参加、前回は陰から見ているだけだったが、今回は(最初のうちこそ怖がっていたもの)ノイズラーと息の合ったコンビネーションで多数のシャドウを撃破、さらに途中で戦列に加わったマガバッサーと共にコウモリ型シャドウビーストを撃破する等、成長を見せた。


ちなみにレッドキングとノイズラーはどちらもザンドリアスと同じくウルトラマン80との交戦経験がある。


劇場版編集

冒頭のシーンで登場。

バンドのメンバーが増えており、新たにベースメカギラスを、ドラムモゲドンを加入させ、充実したバンド活動を行っている模様。

東京都庁の展望フロアで行われたファンイベントにも登壇することになっていたようだが、サツキブラック指令が屋上に着いた時にはなぜか姿がなかった。


本作での出番は残念ながらこれだけであり、台詞も一切ない(そのため、湯浅かえでも本作には出演していない)。


余談編集

公式サイトおよびツイッターでは当初本名を“道理ミチコ”としていたが、6話の放送終了以降は“サチコ”に訂正しており、恐らくこちらが正しいのだと思われる。


1期の第10話でレッドキングに抱えあげられているシーンの一部において角を描き忘れられている箇所があるが、映像ソフト化の際には修正されている。


『怪獣娘』でザンドリアスの声を担当した湯浅かえでは予め『80』のザンドリアス登場回を視聴してから収録に臨んだとのこと。また、湯浅は同作において他にもモブキャラを何役か演じている他、美術スタッフとしてかぷせるがーるずの変身シーンの撮影も担当している


湯浅にとってもザンドリアスは反響の大きなキャラクターであったためかかなり思い入れの深い存在になったようで、『ジード』でゲスト出現が決まった際にはtwitterのみならず自身のブログでもお祝いと喜びのコメントを寄せている。当然、ザンドリアスが登場した『ジード』第10話もリアルタイム視聴しており、視聴後にはTwitter上で愛崎モアを演じた長谷川眞優ともやり取りをしていた。


また、これを機にウルトラシリーズにハマったらしく、イベントに積極的に足を運んだりジードライザーを購入して遊んだりとかなり熱中している様子が窺える。当然ザンドリアスのソフビもしっかり購入しており、ウルトラシリーズ関連のイベントの際には必ず持ち歩いていることからとても大切にしているようだ。

その甲斐あってか、2018年放送の『ウルトラマンR/B』では遂にメインキャラクターの1人であるダーリン役に抜擢され、ウルトラシリーズ(および特撮作品)への初出演を果たすことになった。


そして2021年4月、『オーブ』のジャグラー役で有名となった青柳尊哉との結婚を発表した。


その後、2021年9月から放送されたウルトラマントリガー第7話において4代目バロッサ星人の通訳兼相棒ベビーザンドリアス・ケダミャーとして事実上アニメと実写両方の声を演じることが決まった。


関連タグ編集

ザンドリアス

ウルトラ怪獣擬人化計画 怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜

ノイズラー

反抗期 女子中学生


ウルトラマンオーブ・サンダーブレスター - ほぼ同時期に放映していたウルトラシリーズ作品の形態の一つ。こちらも身に宿した強大すぎる力を制御できずに暴走してしまい、街に甚大な被害を齎してしまっている。

ダーリン - ウルトラシリーズ&中の人つながり。

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