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概要編集

ウルトラ怪獣擬人化計画で登場したアギラ擬人化キャラクター。

センシティブな作品

ミクラスと一緒に発表される。デザイン担当は、ウインダム、ミクラスと同じく富岡二郎氏が担当。

原作の気怠そうな雰囲気はしっかりと再現されており、どこかアンニュイな雰囲気を漂わせたお姉さんになっている。

角や背ビレ(?)はゴモラのように体から直接生えているわけではなく、着用したフード付きのパーカー(?)のパーツになっている模様。

変身!怪獣魂!

…間違ってもこういう構造をしているわけではないと思われる。


電撃版編集

第24話、30話に登場。

ミクラス、アギラと共に学校に出没するとされるUMAの調査に赴いた。

後述するアニメ版の個体と同様、無口だが、ミクラスと同様、一度興味を持ったことには並々ならぬ関心を寄せるなど、好奇心旺盛な性格。

第30話ではメフィラス星人スカイドン一緒に横になっている光景を目撃してしまい、ショックを受けつつも何かに目覚めたような反応を示していた。


POP版編集

ヤングチャンピオンで連載されている『feat. POP Comic code』でもモブキャラとして登場している。ただし、POP氏がデザインした怪獣以外は勝手に擬人化するわけにはいかないため、黒いシルエットのような姿で描写されている(ちなみに、作中では同様の措置が取られているキャラクターが他にもいくつも存在する。メトロンの話によると、校則違反を犯してしまった罰らしい)。


ちなみに、この作品はあの怪獣墓場が舞台となっているのだが、アギラはウインダムとは異なり、劇中で明確に死亡した描写は一度もない。それなのに、怪獣墓場にいるのは一体どうした訳なのだろうか…(一応怪獣達の監視等考察出来る理由はあるのだが)。


怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜編集

CV飯田里穂

なんと主人公に大抜擢された。

かつて、ウルトラセブンと共に侵略者の脅威に立ち向かった、カプセル怪獣アギラのカイジューソウルを受け継いだ怪獣娘

カイジューソウルの内容は、「他の誰かでなく、ボクがやらなきゃ」という使命感


誕生日5月12日で、年齢16歳の高校1年生血液型O型

「ボク」という一人称で喋る癖がある

家族構成は不明だが、公式サイトのインタビューにて、祖父がおり今も存命であるらしいことが明かされている。


ミクレイカからは「アギちゃん」と呼ばれているが、ピグモンからは「アギアギ」と呼ばれている(別作品風来坊からもこの渾名で呼ばれてしまっていたりする)。


宮下アキ

一房に結わえて垂らした茶色の髪が特徴。

学生服姿は、やや大きめのサイズのベージュセーターに、くしゅくしゅに弛ませた黒ソックス。一言で言ってしまえば、「どこにでもいそうな飾り気のない女子高生」といった出で立ちである。背中にはオレンジ色のリュックサックを背負っている。

センシティブな作品

怪獣娘に変身すると、容姿が若干変化し、髪の色が色鮮やかなオレンジ色に変色すると同時に、垂らした髪も左右両側の二房に増える。


公式設定では「イマドキの女の子」ということになっているが、実際にはイマドキどころか、かなり年寄染みた趣味・思考の持ち主

例を挙げると、

  • 休日は家の近くの巣鴨で散歩して過ごす(巣鴨は「おばあちゃんの原宿」の異名を持つ街)
  • 原宿の街並みを見て感嘆の声を漏らした挙句「若者っぽい」と発言
  • 好きな食べ物は海苔煎餅と梅昆布茶(『モン娘☆は~れむ』に客演した際にも、リラックスした際に同様の発言をしている)
  • 囲碁や詰将棋に興じており、祖父と対局することも
  • そもそも家にテレビがない

等々。

一方で、『モン娘☆は~れむ』では「今の表現はちょっと年寄りっぽいかな」「年寄りっぽい…って言われることも多いかな」と言うこともあるため、一応自分の趣味・嗜好が年寄り染みているという自覚はある模様。


目立つことが苦手な性格で、口数も少なく(しかし、隊員たちとは普通にコミュニケーションを取れており、割とツッコんでいるので、口下手やコミュ障というわけではない)、特に趣味や夢中になれるものも持っていないという一見すると冴えない雰囲気さえ漂わせている少女。しかし、人々を守りたいという使命感といざという時の度胸は人一倍強く根性を出せば凄まじい力を発揮することも


怪獣娘に変身した際は、鋭い角を活かした突進や頭突きなど、アグレッシブな動きを見せる。また、意外と腕力も強く、暴走した無人自動車を放り投げて幼稚園を救ったり、どこかで見たようなジープを投げつけてシャドウを撃退したこともある。ただ、演じる飯田からは「戦い方がすごく雑」と評されており、二期最終話でもゴモラから「ワンパターンなのもアギちゃんだね」と評されている。


この 寝ぼけまなこぉ!

どこか眠たげな印象を受けるジト目レッドキング曰く"寝惚け眼")が特徴だが、本人はそのことを気にしている。しかし、小説版では、祖父との対局の際には目力を利用して心理的な揺さぶりをかけることもあるという記述があることから、本人も場合によっては自身の長所の1つになり得る点であるとは認識している模様。また、一部の視聴者の間では、変身バンクでの流し目セクシーと言う評価もある。


1期ではあまり表情を変えることはなかったが、初めて変身を果たした3話では笑顔を見せるシーンがあったり、8話および10話ではゴモラからの無茶振りに対してあからさまに戸惑った表情を見せたりと、感情表現自体は割と素直にする方である。

2期では気持ちの面で余裕が出てきたのか、性格が幾分明るくなり、ピグモンによれば笑顔を見せる機会も増えてきたらしい。また、7話でミクラスがガッツ星人と思われる人物に襲われて負傷したと告げられた際には、(状況を受け入れられずに混乱していたこともあるが)「嘘だ! ガッツがミクちゃんを襲ったりするわけがない!!」とこれまでの無表情ぶりからは想像もできないような剣幕で怒鳴るシーンもあった(実際ミクラスを襲ったのは、シャドウミストに憑依されたガッツ星人が分身能力でシャドウを切り離したことで生まれたシャドウガッツである)。


運動は苦手なようだが、唯一垂直跳びではミクやレイカを遥かに上回る記録をたたき出しており、持久力や巧緻性には乏しいが、技術の要らないシンプルな瞬発力には優れている模様。

怪獣娘の地味な啓蒙活動には気合を入れていたり、トレーニングもへばってはいたが、忌避感は見せておらず、自発的な変化や積極性には乏しくともキッカケがあれば活動には前向きな姿勢の持ち主であることが窺える。


アギラの日

自分の身体に宿っているアギラについては、「資料映像は見たけど、あんまりいいところないよね。なんか眠そうな顔してるし、全戦全敗()だし……。でも、どんな相手にも一生懸命立ち向かっていく姿は、素直に格好いいなって思ったよ。」と評している。


※ 実際には、一度だけ勝利したことがある


dアニメストアで行われた人気投票では2位にランクイン。

惜しくもゼットンに阻まれて1位の座は逃したものの、これまでのアギラの不遇っぷりを考えれば目覚ましい快進撃だったと言えるだろう。


作中での活躍編集

1期編集

元はごく平凡な女子高生だったようだが、急に叫びたい衝動に駆られる、力を制御できずに物を壊す、軽い怪我がすぐに治癒してしまうようになるという異変を生じたことから怪獣娘であることが発覚し、専門チームであるGIRLSに入隊。同じくカプセル怪獣のカイジューソウルを受け継いだ白銀レイカ牛丸ミク、その他個性豊かなメンバーたちと共に隊員生活を送っていくことになる。


レイカやミクなどが怪獣娘に変身できるようになっていく中、1人だけ変身できないことに思い悩んでいたが、3話で無人の乗用車が幼稚園へ向けて坂道を暴走している現場に遭遇。

当初は「どうせ自分には何もできない」と躊躇していたが、見知らぬ誰かの声に後押しを受け、懸命に乗用車を止めようと奮闘していた際に能力が覚醒してアギラへと変身、ゼットンの援護も受けながら幼稚園への車の衝突を防ぐことに成功した。


この事件により、かぷせるがーるず3人の中で一番遅いながらもようやく変身することが叶ったのであった。


以降、作中では、どちらかといえば一歩引いたところから他の人物たちの活躍を見守ったり、支えたりする立場にあり、主人公でありながらそこまで目立つ存在ではなかった。意外に鋭いツッコミを入れることもあり、どちらかと言えば視聴者の反応を代弁するキャラクターともいえる存在であった。


しかし、最終回では出現したシャドウビーストを前に絶体絶命の危機に陥ったGIRLSを救うべく、ビルの屋上から飛び降りてシャドウビーストにヘッドパッドを食らわせて傷を負わせるという活躍を見せ、逆転の大きな原動力となった(ただし、監督によると「ゼットン1人だけでも勝てた」らしい)。

センシティブな作品

この活躍により他の怪獣娘たちからの信頼を勝ち得ることができただけでなく、憧れの存在であるゼットンからも1人前の怪獣娘として認められるなど、物語を通して大きく成長したことを示した。


シャドウとの戦いが終わった後、ミクとレイカと共にGIRLSへ正式に入隊し、極東支部を訪れた後輩怪獣娘を温かく出迎えていた。


「国際怪獣救助指導組織:通称GIRLSへようこそ! 新しい怪獣娘さん!!」


2期編集

引き続き東京支部で任務に当たっている。


ピグモンに命じられて某所で行われたクララ・ソーン(キングジョー)のイベントの護衛に赴くものの、ファンの1人が突如狂暴化して暴れ出すという異常事態に遭遇、現場に急行したガッツ星人から新種のシャドウであるシャドウミストの仕業であることを教えられる。


1期と比べるとだいぶ表情が豊かになったほか、しっかりした面が目立つようになり、自分から進んで行動するようになったり、悩みに対して自分で答えを出そうと試みるなど、隊員としての成長を感じ取れる描写が多い。

怪獣娘2期 下半期

「無敵の怪獣」の魂を宿した故に一人で問題を抱え込もうとしていたガッツ星人に対しては「弱ってるところを出すのは負けてるって事じゃない!」と諭し、シャドウガッツとの戦闘では一方的に蹂躙されながらもガッツ星人を庇おうと尽力し続けた。

いざという時にヒーローから頼られるカプセル怪獣、その中でも決して強くはないアギラの魂を継いだ彼女だったからこそ、仲間に頼り頼られることの大切さを知っていたと言えるだろう。


アキ自身も「ボクがやらなきゃじゃなくて、みんなでやるんだ!」と自らの考えを見直しており、シャドウジェネラルとの最終決戦では他の怪獣娘の援護を受けながら決死のヘッドバットを敢行。ゼットンのバリアで威力を増した究極の一撃によってシャドウジェネラルの肉体を貫いて撃破し、一同に勝利をもたらした。


小説版編集

アニメ版の前日譚である小説版第1作でも、最終話のラストシーンで登場している(直接名前は出ていないものの、喋り方から彼女であることが推察される)。


小説版第2作では1話でメインで登場。

センシティブな作品

怪獣娘として覚醒してから食欲が増したことを気にしていたが、ピグモンの指摘により、それはGIRLSでのトレーニングにより毎日の運動量が増えたことによるものだと分かり、ホッとする。

しかしその後やって来たゴモラにお腹をつつかれ……


主人公に抜擢された経緯について編集

原典であまり活躍の機会に恵まれなかったアギラが主人公に抜擢されたのは、芦名監督自身の強い要望によるものだったという。


曰く、

「半人前のキャラクターが成長していくお話を作る場合、そのキャラは単体として弱い方がストーリーとして成立させやすいんです。いまの時代、お話を引っ張るキャラクターは中心人物ではない方がいいと思いました。」

センシティブな作品

「3人を並べたときのシルエットのバランスがよいことと、真ん中の主人公が両サイドの『元気キャラ(ミクラス)』と『冷静キャラ(ウインダム)』に挟まれているという構図もよかった。」

とのこと。


他に、監督自身が「そろそろアギラを何とかしてあげたい」と思ったことや、アギラのジト目に惚れ込んだのも決め手になったようだ。

それでも、最初に円谷プロの担当者に「アギラを主人公にしたい」と告げた際には相当困惑されたらしく、「本当に良いんですか!?」と何度も念押しされたらしい。


余談編集

  • 『怪獣娘』のキャラクターたちがゲスト参戦したスマートフォン向けアプリ『もん娘☆は~れむ』では、他のキャラクターたちを差し置いて、変身前の姿も披露している(ちなみに、飯田里穂は同作においてアギラ以外にリッカの声も担当している他、『邪神ちゃんドロップキック』コラボが行われた際には同作の登場人物の1人であるペルセポネ2世の声も担当している)。
  • 声を担当した飯田里穂は、後に『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』でパーテル役を演じており、さらにアニメ作品『SSSS.GRIDMAN』でも問川さきるのバレー部仲間であるといこ(戸井田光)を演じている……のだが、2人共最終的に死亡してしまうという妙な共通点があったりする(といこに関しては最終話のとある出来事により復活できた可能性が示唆されているが)。2020年には、NHKEテレで放送の『かいじゅうステップワンダバダ』においてエレキングをモチーフとしたエレちゃんを演じている。

賀正

  • 放送終了のおよそ5ヶ月後に配信の開始された『ウルトラファイト』でもアギラが登場するエピソードでは決まって『怪獣娘』の宣伝がされていた。
    • 「dアニメ『怪獣娘』もアギラが主役!」「『怪獣娘』のアギラもかわいいぞ!」等々…。『ウルトラファイト』のくたびれたアギラの着ぐるみがかわいいと言えるかは微妙なところだが。

関連イラスト編集

ある人に頭を撫でられるアギちゃんセンシティブな作品

アギラさん変身!怪獣魂!


関連タグ編集

アギラ

ウルトラ怪獣擬人化計画 怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜

怪獣娘 牛丸ミク 白銀レイカ

カプセル怪獣  女子高生 ウルトラヒロイン

アギラの日 - アギラの初登場の記念日…なのだが、実質的に彼女の生誕祭タグと化している。


千樹憐 礼堂ヒカル 朝倉リク 早田進次郎 - 彼女とほぼ同年代のウルトラシリーズの主人公。リクとは(経緯は全くの真逆だが)「仲間の存在の大切さ」に気付いて考えを改めたという点でも共通している(ちなみに、飯田とリク役の濱田龍臣は湯浅かえでも交えた3人で忘年会開いたことがあり互いに面識がある)。

孤門一輝 - 主人公でありながら基本的に最前線で戦う人物を見守り支え続ける立場にあったことや、最初は自分に自信が持てず思い悩むことも多かったが物語を通して大きく成長し、最後は最強の敵を打倒する切り札的存在になったことなど、彼女とは多くの共通点がある。

パーテルエレちゃん - ウルトラシリーズに登場する中の人が同じキャラ繋がり。

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