概要
駅周辺にとげぬき地蔵があり、おばあちゃんの原宿として有名。
現状
2020年代に入ってからは若者の流入が著しい。これは、界隈に立地する大正大学が2016年に地域創生学部を創設し、結果的に若者向けの町興しとなった面もある。また、昭和の思い出が2020年代の美化されて伝わったことから、昭和レトロに対する憧れが若者の間で強まったのもある。チェーン店に侵蝕されていない日本情緒あふれる商店街も魅力の1つ。この頃になるとラーメン街としても注目が集まり、これも若者の流入の一因となっている。
一方で地蔵通商店街も免税店や新進の観光客値段の店舗が近年進出するなど、全く商業色がない訳ではない。また、否定的意見としては「割高」「言うほどレトロな雰囲気が溢れているわけではない平凡な商店街」「店のバリエーションが乏しい」というものがある。
西巣鴨界隈は観光地というより地元の子供・若者・ファミリー層が行き交う正真正銘の下町である。また、都営三田線の西巣鴨駅から外国人を含めた大正大学の学生が乗り降りするのは地域の風物詩である。巣鴨・西巣鴨両方に言えるが、外国人留学生向けのエスニック料理店も一定数存在する。
元々高齢者の街であり、地域の大正大学が外国人留学生を積極受け入れしていることを考えれば必然だが、左派の町としての色彩もあり、巣鴨駅前は街頭募金の勢力が盛んで、日本共産党の支持基盤としても知られる。