地理として
本来、大塚は文京区に所在する地域であった。山手線が建設される際、当初はその大塚を通す予定であったが、都合により北に線路が敷かれることになり、豊島区の大塚ではないところに大塚駅が建設された。この場所こそが現在の南大塚である。
現在は豊島区に北大塚・南大塚が、文京区に大塚があり、これらを含めるとかなり広い範囲になる。
またかつてはこの北大塚・南大塚こそが豊島区の中心地だったが、隣の池袋駅の発展に伴い中心地の座を池袋に奪われることとなってしまった。
一応ここは路上喫煙禁止区域だが、路上には区が公認していない喫煙所が蔓延しており、特に大塚駅周辺は他の山手線の駅と比べても路上喫煙が非常に目立つ場所でもある。
大塚駅
前述の通り豊島区にある。この駅は山手線と都電荒川線が唯一交差する駅であるため、ここでの主役は都電になることが多い。都電は遮断機のないところを通行するため、線路横断には注意が必要。
文京区側
文京区大塚には、大塚駅がない代わりに丸ノ内線の新大塚駅がある。
お茶の水女子大学は、御茶ノ水ではなく文京区大塚に位置し、大学の俗称として大塚と呼ばれることもある。
皇族の墓地である豊島岡墓地も、文京区大塚である。
川越市南大塚
なお、川越市にも同名の町名が存在する。
西武新宿線の路線駅として南大塚駅も存在するが、同駅の所在地は現在「南台」と別の町名である(とは言っても、歩いてすぐで南大塚に入れる)。