概要
JR池袋駅を中心として、発展している地域。
豊島区の中心地域であり、都内有数の繁華街。いわゆる副都心の一つ。ただし主に栄えているのは西池袋と東池袋である(住所上にも池袋という町名は存在する)。
埼玉県のさいたま市(埼京線・湘南新宿ライン)、川越市(東武東上線)、所沢市(西武池袋線)からのアクセスがいいため、休日の池袋は埼玉県民が多く押し寄せている。そのため、嘗ては「池袋は埼玉の首都」なんて言われ方もしていた。
ただし最近は上野東京ラインの開業で上野・東京・新橋・品川方面にも客が流れていることや、副都心線の開業及び直通を受け、湘南新宿ラインのみならず東武・西武沿線からでも新宿・渋谷・横浜に一本で行けるようになったため、かつてほど池袋に偏ってはいないのが現状である。
道路の方も新宿や渋谷と比べると都道や高速道路が池袋駅周辺に密集して商業施設群のど真ん中を通っており、そのほとんどが高架であるため昼でも薄暗く非常に見通しが悪い。加えて道路を横断できる地下通路も新宿や渋谷に比べて少ないため交通事故の発生リスクが高い。
東京都道435号と東京都道254号と東京都道305号とが交差する「池袋六ツ又交差点」は都内屈指の交通事故発生スポットとなっている。
街の様相は東西で大きく異なる。
東側は大型ショッピング施設やサンシャインシティ、乙女ロード、Hareza池袋などの中心の商業街。オタクの聖地のひとつとして知られる。
西側は東京芸術劇場・立教大学などや江戸川乱歩の居宅といった芸術文化中心。
一方、上池袋・池袋本町(北池袋駅周辺から板橋区境まで)方面まで行くと池袋のイメージからは程遠い閑静な住宅街が広がり、そのあまりの名前負け感から「モヤモヤさまぁ~ず2」第一回目の紹介スポットとしても取り上げられたほど。
ちなみに、この地帯にある「熊野町交差点」は池袋六ツ又交差点をさらに上回る件数の交通事故が発生しており、ほぼ毎年国内の交通事故発生数上位に入る殿堂入り級危険地帯でもある。
かつては不良や反社会勢力が闊歩し、その手の勢力が互いに抗争を繰り広げるなど、喧嘩・犯罪の街として知られたが、2020年代時点ではすっかりファミリー層が安全に出歩ける街となっている。
なお、若かりし頃の布袋寅泰やXJAPANのToshi、GACKTが住んでいたこともあり、B'zの松本孝弘は高校生時代に楽器屋でアルバイトをしていた。