「お互いに認め合って、尊敬し合って一緒の夢を見ることができるというのは素晴らしいこと」
「3分の全国ネットより、2時間のライブを大切にしたい。俺たち死ぬほどライブをやってきましたから」
概要
生年月日 | 1961年3月27日 |
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出身地 | 大阪府豊中市 |
英字表記 | TAK MATUMOTO |
血液型 | O型 |
学歴 | ミューズ音楽院(中退) |
ジャンル | ロック、ハードロック、ポップロック、ブルースロック、J-POP、ヘヴィメタル、フュージョン |
職業 | ミュージシャン、ギタリスト、シンガーソングライター、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー |
活動期間 | 1981年~ |
レーベル | VERMILLION |
事務所 | VERMILLION RECORDS |
共同作業者 | 稲葉浩志(B'z) |
別名義 | 「TMG」、「Larry Carlton & Tak Matsumoto」、「Tak Matsumoto & Daniel Ho」 |
来歴
高校入学とともにギターを始めている一方、軽音楽部を立ち上げて「スーパーイマージュ」というバンドを組んで音楽コンテスト、ライブハウス、学園祭などに出演していた。
その後はミューズ音楽院に入学し、コード進行など音楽の基礎理論を一から学び直す。当時からギターの技能は高く、講師に実践での演奏を勧められ音楽院を中退。その後、音楽事務所「ビーイング」に所属し、セッション・ギタリストとしてプロでの活動が始める。
スタジオ・ミュージシャンのほか、楽曲提供やコンサートのサポート・ギタリストも務めており、浜田麻里やTM NETWORKのレコーディングやコンサートに参加。ギタリストとして活動の場を広げる中で、1988年頃にかねてから構想していた自身のバンド結成に向けての動きを行っている。
ビーイング社長であり音楽プロデューサーでもあった長戸大幸から稲葉の歌声が入った1本のデモテープを渡されると、松本は稲葉を即、ボーカルに採用することを決め2人は出会う。そして、音楽ユニット「B'z」として1stシングル『だからその手を離して』、1stアルバム『B'z』の同時発売でデビュー。1stアルバム『B'z』の「孤独にDance in vain」以外のすべての楽曲で作曲を担当している。
また、ヤマハのモニターを務めていた松本は全国各地で「ギター・セミナー」を開催し、セミナー後には同行していた稲葉とともにB'zを披露するキャンペーンを行った。この頃、松本はまだ『TM NETWORK』のツアーに参加するスケジュールが残っており、ライブの前後にセミナーを開催する時もあった。『TM NETWORK CAROL TOUR FINAL CAMP FANKS!! '89』を以って『TM NETWORK』のサポートを終了。B'zとしてのユニット活動に本格的に移行した。
人物・性格・関係者からのイメージ
B'zとしてデビュー後しばらくの間は自身はA型の牡羊座で几帳面さと雑なところ両方を持ち合わせた性格であると思っていたが、実際はO型であることがわかると大雑把でいいと思うようになったという。
自身の性格については「普段は能天気」、「基本的には明るい」、「ポジティブ」と評している。
2008年10月6日にNHK総合にて放映された特番『メガヒットの秘密 ~20年目のB'z~』のライブリハーサル風景では、他のメンバーの調子が悪くいときには一度、打ち切りにして後日改めて行うといった行為も見受けられる。この時は自身の相次ぐ変更に他のメンバーがついていけず、疲れて集中力が切れたからと判断している。
しかし、そんな状況下でも自身の練習は欠かさず、納得が出来ていない部分をホテルの部屋にこもって早朝から8時間かけて試行錯誤をしている姿を見せている。自分の感覚がOKを出すまで妥協はしないとのこと。
自分の意見は「しっかり主張するタイプ」。しかしそれが原因で他のメンバーと喧嘩になったこともあるという。スタッフからは「兄貴肌」、「社交的」、「リーダーシップ」と評している。
稲葉は最初に松本に会った時の印象として「あんまりギタリストっぽくない人」と回答している。
その理由として「ギタリストのイメージとして『オレはギタリスト』みたいなところがあって、音楽全体を見通して考える感覚がないイメージがあったから、ところが松本さんは違った」とコメントしている。
音楽性
松本のギター演奏において最も特徴的なものとして「トーン(音色)」が挙げられる。マーティ・フリードマンはギターの音を聞いただけで誰が弾いているのかがわかる日本のギタリストとして布袋寅泰、Charとともに松本の名を挙げている。
活動初期~90年代中期までは「レコーディングに入る前にメロディを作って制作現場に持っていく」ケースもあったが、90年代後期からは「スタジオに入ってからメロディ作りに取り組む」というケースもある。
浮かんだメロディのアイデアはボイスレコーダー、携帯電話、ラジカセ等に録音している。また、2010年代以降は拠点のロサンゼルスでの時差ボケからメロディのアイデアが生まれることもあるとのこと
生み出す楽曲は、メロウなバラード、ポップなものからハード楽曲、ブルースまで幅広く、メロディアスなものが多い。1stアルバム『Thousand Wave』はヘヴィメタル調でテンポの速い曲が多く、B'z初期の作品でも打ち込みを多用したデジタルサウンドであったが、次第にハードロックの要素を出していく。
また、アジア特有の音階を用いたオリエンタルなメロディの楽曲も見受けられ、5thアルバム『華』やB'zの12thシングル『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』などがある。
ギター・演奏機材
愛用しているギターはギブソン・レスポールから改良されたシグネイチャーモデル。
アンプやエフェクター、スイッチングなどのシステムに関しては、ビーイングのギターテックチーム「FAT」が開発したオリジナルのものを使用している。アンプなどにデザインしている「玲」の文字は、「美しい音」という意味で使用している。
2018年にはB'zのデビュー30周年記念エキシビジョン『B'z 30th Year Exhibition "SCENES" 1988-2018』において、これまでライブで使用してきたギターアンプ用スピーカーキャビネットのシークレットオークションを実施。落札金額のすべてを「音楽を志す学生を応援したい、自分に続くミュージシャンの育成に繋がれば」という意向を踏まえ、出身地である豊中市の市文化芸術振興基金へ寄付している。
2020年、上記の寄付や『B'z SHOWCASE 2017 -B'z In Your Town-』を豊中市での開催、成人式へのメッセージ、広報とよなかへの寄稿などの功績から『豊中市名誉市民』に選定される。
ソロ活動
ディスコグラフィ
シングル
タイトル | 発売日 | 収録アルバム | 名義 | |
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1st | '88〜Love Story | 1991年9月25日 | 『Wanna Go Home』 | 松本孝弘 |
2nd | #1090 〜Thousand Dreams〜 | 1992年3月18日 | 『Wanna Go Home』 | 松本孝弘 |
3rd | THE CHANGING | 1999年3月25日 | 『KNOCKIN'“T”AROUND』 | 松本孝弘 |
異邦人 | 2003年8月27日 | 『THE HIT PARADE』 | TAK MATSUMOTO featuring ZARD | |
イミテイション・ゴールド | 2003年10月8日 | 『THE HIT PARADE』 | TAK MATSUMOTO featuring 倉木麻衣 | |
OH JAPAN 〜OUR TIME IS NOW〜 | 2004年3月31日 | 『TMG I』 | TMG |
配信シングル
タイトル | 配信日 | 名義 | |
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1st | Live Life | 2013年1月16日 | Tak Matsumoto |
2nd | EPIC MATCH ~ the match everyone wanted ~ | 2023年7月26日 | Tak Matsumoto |
アルバム
タイトル | 発売日 | 名義 | |
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1st | Thousand Wave | 1988年5月21日・1996年10月7日(再発) | 松本孝弘 |
2nd | Wanna Go Home | 1992年4月22日 | 松本孝弘 |
Rock'n Roll Standard Club | 1996年5月15日 | ROCK'N ROLL STANDARD CLUB BAND | |
3rd | KNOCKIN'“T”AROUND | 1999年4月14日 | 松本孝弘 |
4th | 西辺来龍 DRAGON FROM THE WEST | 2002年2月27日 | TAK MATSUMOTO |
5th | 華 | 2002年2月27日 | 松本孝弘 |
6th | THE HIT PARADE | 2003年11月26日 | TAK MATSUMOTO |
TMG I | 2004年6月23日 | TMG | |
7th | House Of Strings | 2004年11月24日 | 松本孝弘 |
8th | Theatre Of Strings | 2005年10月19日 | 松本孝弘・春畑道哉・増崎孝司・大賀好修 |
TAKE YOUR PICK | 2010年6月2日 | Larry Carlton & Tak Matsumoto | |
9th | Strings Of My Soul | 2012年6月20日 | Tak Matsumoto |
10th | New Horizon | 2014年4月30日 | Tak Matsumoto |
11th | enigma | 2016年4月6日 | Tak Matsumoto |
Electric Island, Acoustic Sea | 2017年2月8日 | Tak Matsumoto & Daniel Ho | |
12th | Bluesman | 2020年9月2日 | Tak Matsumoto |
ソロライブ・イベント
松本孝弘のライブイベント一覧を参照。
関連タグ
B'z 稲葉浩志 B'zの楽曲一覧 ビーイング TM NETWORK 豊中市