作曲・編曲:松本孝弘 / 作詞・編曲:稲葉浩志 / 編曲:寺地秀行
概要
両曲とも17thアルバム『MAGIC』に収録。
前作『BURN-フメツノフェイス-』から約1年4か月ぶりのリリースで、B'zとしては19thシングル『ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜/MOVE』以来2作目となる両A面シングル。
レコーディングには、ドラムにレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスが参加している。
『B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME』では「DIVE」がオープニングナンバーとして、「イチブトゼンブ」はアンコールラストナンバーを飾っている。
「イチブトゼンブ」
ロックをベースとしたミディアムテンポのナンバー。フジテレビ系列月9ドラマ『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』のために書き下ろされた楽曲で、同テレビ局のドラマ主題歌としては39thシングル「OCEAN」以来4年ぶりであり、B'z初の月9ドラマ主題歌である。
PVはロサンゼルスの廃車場で撮影された。
発売日前後のメンバーのテレビ出演によるプロモーション活動は上記ドラマ宣伝特番でのコメントでわずかに出演したのみで、歌番組での披露は発売から3年以上経過した2012年12月放送の「ミュージックステーションスーパーライブ2012」にて「愛のバクダン」と共に披露。その後、2015年1月放送の「LIVE MONSTER」、2017年の「FNS歌謡祭」でも披露している。
後述のヒット、タイアップの影響もあり、発売以降のライブでは「ultra soul」と共にほぼ毎回演奏されている定番曲。
2020年に行われた無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day5』で行われた「B'z LIVE演奏回数ランキング」では、2020年時点で第7位を記録している。
ドラマではバラード調にアレンジされたバージョンも使用されたが、そちらは次のシングル「MY LONELY TOWN」に収録されている。
「DIVE」
元々、一度完成していた状態からアレンジされた楽曲。松本によると「一度完成した後、サビのメロディをごっそり入れ替えたら、急にシングルっぽくなった」と語っている。
PVは「イチブトゼンブ」同様ロサンゼルスで、郊外の一本道を封鎖し撮影が行われた。
2006年発売の「衝動」(3分14秒)に次いで演奏時間が短いシングルだが、17thアルバム『MAGIC』には冒頭のサビがカットされたバージョンで収録されており、演奏時間が2分59秒と「衝動」よりも短くなっている。
記録
オリコン
初動売上 | 18.1万枚 |
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累積売上 | 38.0万枚 |
最高順位 | 1位(2009年8月17日付) |
上記の通り発売当時は全くTV出演をしていなかったもかかわらず、B'zの楽曲としてはかなり久々に長期(約四カ月)にわたりオリコンチャートに滞在した。それもあって同ランキングの年間売上6位にランクイン。また地味に「love me,I love you」から14年ぶりに最終的な売上が初動の倍を記録している。
音楽配信サイト・レコチョクでの着うたランキングでは、「イチブトゼンブ」が発売前から2週以上TOP3にランクインし、発売後は7週連続首位を記録、5週目には100万ダウンロードを達成し、B'z初の着うたダウンロードでのミリオンヒットを記録し、同サイトの着うたフルランキングでも3週連続首位を記録し、2009年8月度・9月度の月間ランキングは着うた・着うたフル両部門で首位を獲得。
特に着うたフルでは配信開始6日で8月度月間1位となった。2009年レコチョク年間着うたランキングでは3位、着うたフルでは4位となった。着うたフルを合わせた配信ダウンロード数は222万ダウンロードを記録した楽曲となった。