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スイフト

すいふと

スズキの販売している小型ハッチバックである。SUZUKIの世界戦略車であり、欧州やアジアで高い評価を得ている。
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概要

2000年に登場した小型ハッチバック車。現在は4代目が発売されている。
元々はカルタスの欧米市場での名称として使われていた。

初代、2代目はジュニアWRC(以下JWRC)に参戦しており、初代の途中に追加されたスイフトスポーツも高い評価を得ている。
ちなみに、JWRCは2011年以降はWRCアカデミーに移行し、車種もフォード・フィエスタのワンメイクになったので3代目以降はWRCに参戦していない。
また、参戦車はハンガリーで製造されていた欧州向けモデルがベースとなっており、ベースカーは1.6リッターエンジンが積まれる等、国内と異なる仕様となっていた。

歴史

初代(HT51S系)

2000年1月発売。欧州市場ではまだカルタスが販売されていたため、この代のみイグニスという名称になっている。
ワゴンRプラスのプラットフォームを利用したコンパクトハッチだが、サイドパネルとドアはKeiのものを流用してコストダウンしている(真横から見るとよく分かる)。
そのため、廉価グレードでは80万円を下回るというバーゲンプライスだった。

2003年にスイフトスポーツが追加設定。型式名はHT81S。
HT51Sでは1.3リッターエンジンに4ATか5MT(2000年9月に追加設定)の組み合わせだが、HT81Sでは1.5リッターのエンジンに5MTのみの設定。また、ボディー形状も3ドアのみ。
スイフトスポーツ専用のチューニングが施されたエンジン、クロスレシオの5速ミッション、レカロシートや240Km/hスケールのスピードメーターなどを専用装備としながら、価格は119万円とライバル車にあたるヴィッツRSより約30万円も安かった。

2004年に2代目にモデルチェンジされるが、スポーツは2005年まで、廉価グレードの「SE-Z」は2006年まで併売された。

2代目(ZC11S系)

2004年11月発売。今までのスズキのコンパクトカーは軽自動車のシャシーを利用したものばかりだったが、2代目スイフトは完全新規設計のシャシーを採用し、ボディー剛性も強化、足回りも設計を変更し、走りを重視している。快適装備やオーディオ標準装備などで車両価格は上昇したが、それでもライバルだったオーディオレスのヴィッツやフィットと比べれば格安だった
デザインも世界中のデザインセンターを飛び回って決められたもので、それが功を奏してエスクードと一緒にグッドデザイン賞を受賞している。
また、2005年度カー・オブ・ザ・イヤー特別賞も受賞した。
ちなみに、海外市場でもカルタスの生産が終了したため、ZC11S系から名称がスイフトに統一された。

2005年9月に、遅れてスポーツが設定される。型式はZC31S。
2代目スイスポでは、エンジンを1,600㏄の物に変更し(JWRCで使用されたものとは異なる)、先代から10馬力アップの125馬力を発揮する。
電子制御スロットルを採用したが、ユーザーからは「アクセルレスポンスが良くない」など、評価はあまり良くなかった模様。
先代で標準装備されていたレカロシートはHIDライトとサイドエアバッグのセットオプションになってしまった。
また、排気系統が標準仕様のスイフトとは異なるため、スペアタイヤが搭載されていない。

ボディは日本では5ドアのみの設定で、欧州では3ドアも用意された。

2007年のマイナーチェンジではレブリミットの引き上げや足回りのセッティング変更などで更に戦闘力を増した。

ちなみに、2010年にスイフトをベースにしたハイブリッドカー、スイフト・レンジエクステンダーを発表している。
一般販売はされていないが、地方自治体などに貸し出されて実証実験された。
バッテリーだけでは15Kmほどしか走れないが、発電専用のエンジンを搭載しており、満タンで1,115㎞という航続距離を記録している。

3代目(ZC72S系)

2010年9月発売。先代のキープコンセプトだが、ホイールベースを伸ばし、プラットフォームも軽量化・高剛性化されている。
2010年度カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
2011年8月にアイドリングストップ機能が搭載されたモデルを追加し、2013年のマイナーチェンジではエネチャージも搭載するなど、エコ性能も向上している。

スポーツは2011年12月に発売。CVT車は遅れて2012年1月に発売される。型式名はZC32S。
エンジンは先代と同じだが、シリンダーヘッドを改良して先代比で11馬力向上の136馬力。
また、ミッションも輸出仕様のキザシの6MTをベースとしたものに変更し、ATも7速MTモード付きのCVTになる。
シャシーも改良され、衝突安全性が向上しながらも先代と比べて10㎏軽くなっている。

4代目(ZC83S系)

2016年12月27日発表、2017年1月4日から発売。全体的なシルエットは継承しつつも、フロントマスクのデザインは一新され、後部ドアのノブの位置もCピラーに移動するなど流行のスタイルを取り入れている。

レーダーブレーキサポートを内包する「セーフティパッケージ」を始めとする予防安全装備のオプション化、軽量化しつつも剛性を高めたという新型プラットフォームを採用した事で、車両重量が全グレード1トンを下回った。
マイルドハイブリッドシステム搭載車や1,000ccターボチャージャーエンジンを搭載したグレードも用意される。

トランスミッションはハイブリッド車と1,200cc自然吸気車にはCVT、1,200cc自然吸気のFF車に5MT、そしてターボ車には6ATを設定。
なお、スポーティーグレードであるRS系において、1,200cc自然吸気エンジン仕様のRSはFFの5MTのみと、近年の国産車においては大変に珍しい設定であるが、1,000ccターボエンジンを搭載するRSt(6速AT)やマイルドハイブリッド仕様のハイブリッドRS(CVT、四駆も設定あり)がオートマチック車でRS仕様が欲しいというユーザの需要を担っているための割り切りである。
2017年7月には本格的なハイブリッド車種も追加されている。

2017年9月12日、スポーツがドイツ・フランクフルトモーターショーで発表、約1週間後に日本で先行発売された(ヨーロッパでは2018年3月以降に発売されるそうである)。型式はZC33Sとなる。
エンジンはブースタージェットと呼ばれる1.4リッターのターボエンジンに変更。最大出力は140馬力と先代から4馬力のみの向上だが、最大トルクが230Nmとかなり太い(比較対象がおかしいかもしれないが、S2000の最大トルクと同じくらいである)。
トランスミッションは6速MTと、CVTをやめて6速ATを設定。こちらの方がターボとの相性がいいとのこと。
また、カーブを曲がりやすくするために車輪の中心の間の長さ(トレッド)を、それにともないフェンダーも拡大。
それにより幅が1.73メートルにまで広がり、スイフト史上初の3ナンバー車となった。

販売台数

スイフトは2016年4月には世界累計販売台数500万台を達成。
スイフトは世界中で人気である。

ちなみにスズキは「世界戦略車として販売されたZC11S系を初代としている」とのことで、この統計も2004年から取られている。

…が、そのせいで「HT51S系はスズキから忘れ去られた」とネタにされてしまっていたり、クルマにあまり興味がない人はZC11Sが初代と認識している人が多数いるなど、HT51S系は空気扱いされがちである。

ただし、これらはあくまでもネタ。
スズキはHT51S系のことを忘れておらず、スズキ本社の社員駐車場に止まってたHT81Sスイスポを社外のクルマ呼ばわりして、上の人にこっぴどく叱られた人がいるとか。

関連車種

スイフトと関連のある車種はいくつかある。

初代

エリオ(先代車種が共通)
Kei(部品を共用していた)
シボレー・クルーズ
ジャスティ(スバルへのOEM供給。イグニスがベースでヨーロッパ専売)

2代目

SX4
スプラッシュ

3代目

エルティガ(インドとインドネシアで販売しているミニバン)

関連タグ

SUZUKI 鈴菌
WRC

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