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概要編集

自動車駐車ブレーキの一種で、その名の通り電気モーターによる機構で駐車ブレーキの締結を行う装置。

旧来のような手動式のレバーペダルではなく、スイッチ一つで行う点が特徴である。


専門的には、リンケージを電子装置と電動式アクチュエータに置き換えたものである。AT車ではPレンジに入れると自動で締結し、前進または後退レンジに入れてアクセルを踏むと同じく自動で緩解されるものもある。


下記のような『オートブレーキホールド』機能や、『アダプティブクルーズコントロール』機能での車速制御と併用することでその真価を発揮する。


オートブレーキホールド編集

電動パーキングブレーキの副次的機能で、ブレーキをかけて停止後ブレーキペダルから足を離してもブレーキを保持して停車し続ける機能。発車する際はアクセルペダルを踏むと自動的にブレーキ保持が解除される。

短い感覚で止まっては動く渋滞にも対応できるよう、ブレーキを奥まで踏み込んだ時のみホールド機能が起動する場合がほとんどである。


一般には電動パーキングブレーキとセットであることがほとんどだが、導入の過渡期に発売された車種の中には電動パーキングブレーキはあるのにオートブレーキホールド機能は無い、という場合もあるので注意が必要である(例:5代目スバルインプレッサのA/B型)。


評価編集

電動パーキング+オートブレーキホールドの組み合わせは、信号待ちの多い市街地走行や高速道路の渋滞などでは快適性と安全に絶大な効果をもたらす。止まっている間ずっと足に力を入れる必要はなく、うっかり足を離して事故を起こしてしまうリスクも無くなる。

ここに0km/hでも止まれるタイプの先行車追従型クルーズコントロールが組み合わさると、直進ではほぼ自動運転車として走れることになる(※もちろん万が一の際は自己責任であることに注意)。

こうしたメリットから「電パ教」という、この二つがなければ車は買わないと主張する信仰も一部に存在している。

そのため現行の上位車種はほぼすべてが電動パーキングを採用している。


しかし手動式も「機械式なので安心感がある」「ON/OFFが外から一目で分かる」「ハンドブレーキによるドリフトができる」「故障時の修理費用が安く済む」「なんかいい」などの理由で一定の熱い支持がある。

このため安さが重視される軽自動車コンパクトカーの下位グレード、マニュアルトランスミッションが採用されるFRレイアウトのスポーツカー、大型のトラックでは手動式が現在も採用される。


整備士目線では調整や整備・修理が手動式に比べてたいへん面倒なため、嫌われているようだ。


関連項目編集

スズキ SUBARU ダイハツ トヨタ レクサス 日産 ホンダ マツダ 三菱自動車 ブレーキ 自動車 日本車 ProPILOT MI-PILOT

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