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概要

四輪自動車などの原動機の出力を上げて加速するためのペダル

運転席にあるペダルのうち一番右側にあり、AT車の場合は深く踏むとキックダウンといって自動的にギアが1段下がり大きく加速するようになっている。

一般的な自動車はエンジンを原動機としているため、運転時の他の操作や原動機系統の修理や点検後に円滑に動くか試す為に使われることもある。

加速以外の使用用途

MT車のダブルクラッチ操作

ギアの回転同期機構(シンクロナイザー)のない旧車のギアチェンジや、飛ばしシフト(4速→2速など)などギア比の離れた変速をする際に回転を合わせるために、変速操作中のギアが入っていない状態(ニュートラル)のときに一旦クラッチをつないでアクセルペダルで回転を合わせる。

エンジン周りの修理・点検後の動作確認

エンジンを始動してアクセルペダルを踏んだり放したりして、スムーズに回転が上下するか、他の異常は無いかを確認する。

バッテリー上がりの阻止

渋滞で停止している際に電装品やエンジンの出力を喰う機器類が多く動いていると、エンジンの補機からの発電量が不足し、結果バッテリー上がりを起こすことがある。

これを防ぐためギアをニュートラルにしてアクセルペダルを少し踏んで回転を上げ発電量を増やし、バッテリー上がりを防ぐ。

近年の車ではその必要性はほぼ無い。

チョーク操作

燃料の混合系統にキャブレターを使っていた頃の車ではエンジンが冷えている際の始動前にアクセルペダルを2、3回ほどパタパタと踏んで吸気ポート近辺にガソリンを吹く。

更にチョークレバーを引いて(オートチョーク車の場合はこの時点でチョークは連動して動作している)アクセルペダルを幾分か踏んだ状態でエンジンを始動する。

この頃の自動車はアクセルペダルを大きく踏むと、加速強化のためにガソリンを一時的に噴き出す仕掛けになっていたので、これを利用している。

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