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ジムニー

21

じむにー

スズキの軽オフロードSUV。普通自動車規格の派生車種ジムニーシエラについても取り扱う。

概要

スズキが1970年より販売している軽自動車で、本格的なオフロード走行設計となっている。

日本国内の普通自動車仕様はジムニーシエラとして販売。


日本での歴代モデルはショートボディのみ。

インドでは全長4,010mmのロングボディのモデル(SJ413型マルチ・ジプシー)が存在する。

海外ではトレッド幅(左右のタイヤ間の幅)及びフェンダーの拡大と、1.5Lエンジン搭載などのアレンジがされている。


アルトキャリイ/エブリイ等とともに2014年3月までマツダOEM供給され、「AZオフロード」の名称で販売されていた。


初代(1970年〜1981年 LJ10〜SJ10型)


2代目(1981年〜1998年 SJ30〜JA22型)


3代目(1998年〜2018年 JB23型)


4代目(2018年〜 JB64型)


1〜3期はいずれも10年以上のロングライフモデルである。

前身はオート三輪で一世を風靡したホープ自動車が開発したホープスター・ON型4WDである。

この車両は形式登録はされたが、ホープ自動車が四輪車事業から撤退し結局18両の製造で終わった。


その後スズキが商標権を買収。

ジムニーの当初の開発コンセプトは「どのような悪路も走行できる軽4輪貨物車」であり、長年4ナンバーの貨物自動車扱いでMT仕様のみであった。

ところが三菱自動車パジェロミニがライバルとして出現した影響などもありリヤシートの狭さや安全対策の遅れにユーザーの不満が噴出し、リヤシート変更による居住性の向上やリヤワイパーの設定等による5ナンバーの乗用車化への再設計が施された。

とはいえパジェロミニ同様、2ドアかつ車高が高いため、子供や老人には乗り降りが大変であり、ファミリーカーには適さない。

もっとも顧客層が違うため、そこまで問題ではないが…(一応インドのみ5ドア仕様が存在する)。


ジムニーは第2期後半…4ナンバー・メイン期よりATもラインアップがされてはいるものの、現在もMTをメインとして開発されている。

ラダーフレーム構造も引き続き採用。


2022年現在は東南アジアを中心とした海外販売にも重点を置いている。

自動車インフラ整備が全体的にまだ行き届いていない同地域では、壊れにくく整備しやすい構造が求められるためエブリィやキャリイなどに組み込まれた技術も使用。


4代目JB64型、JB74型が日本国内でデビューした際は購入希望者が殺到し、現在も最長で1年強の納車待ちが発生しているようである(半導体不足や世界情勢の影響)。

3代目の丸みを帯びたデザインから、2代目以前の角張ったデザインに原点回帰したことも人気の理由と思われる。

ただし上記のようにファミリーカーには向かないため、家庭を持つジムニー好きからは、5ドア仕様の販売が期待されたが、現状インドでのみ生産されている。


日本警察でも、主にジムニーシエラがパトカーとして採用されており、中には白青の塗装が特徴的な「警察本部警備部機動隊多目的災害対策車両(JB74ベース)」も存在する。



国外での車名、採用例

1986年に北米市場で「サムライ」として発売されるが、横転事故をきっかけとする集団訴訟や米国との関税問題などの影響もあってか1995年に販売終了となる。


またインドにある子会社のマルチ・スズキ社が現地生産する「マルチ・ジプシー」がある。

こちらは日本でJB23シリーズに移行した後もSJ30〜JA22系列の設計のまま2017年まで生産された。

先述のロングボディ4ドア仕様や4代目ジムニーの5ドア仕様も存在する。一部はインド陸軍でも採用されている。


イタリアの軍警察である「カラビニエリ」にもジムニーシエラが採用されている。


更に軍や法執行機関、セキュリティ組織向けとして、フランスのTechnamm(テクナム)社が改造車を開発している。

2022年にはジムニーシエラ(スペインのJB53と推測されている)をベースとした「フェネック」及び、2024年にはスズキJB74をベースとした「フェネック2」が発表されている。


類似車種

かつては三菱のパジェロミニをはじめ、ダイハツテリオス/テリオスキッドホンダZやそれらのOEM車などのライバルも存在した。

しかし生産コストの問題等もあり、2022年現在の日本においてはジムニー以外の本格オフロード軽SUVの生産は行われていない。


余談

昭和ライダー(『仮面ライダー』)シリーズにおいては立花藤兵衛がLJ20、谷源次郎がSJ10を所有(車体カラーはどちらもスタードイエロー)。


宇宙刑事ギャバン』では初代ギャバン(一条寺烈)が所有しており、変身前の移動に使用していた。

また宇宙刑事から見ても魅力的で便利なクルマだったのか、後任のシャリバンシャイダーも所有している。

ただし軽モデル(SJ30)を所有していたのはギャバンのみで、シャリバン、シャイダーのそれは白ナンバーモデル(SJ40)である。

一方で二代目ギャバン(十文字撃)はJB23を所有していた。


関連イラスト

ジムニー


ジムニーシエラ


関連項目

SUZUKI 乗用車 SUV

4WD オフロード 軽自動車

ホープ自動車

ハスラー パジェロミニ ジープ


外部リンク


概要

スズキが1970年より販売している軽自動車で、本格的なオフロード走行設計となっている。

日本国内の普通自動車仕様はジムニーシエラとして販売。


日本での歴代モデルはショートボディのみ。

インドでは全長4,010mmのロングボディのモデル(SJ413型マルチ・ジプシー)が存在する。

海外ではトレッド幅(左右のタイヤ間の幅)及びフェンダーの拡大と、1.5Lエンジン搭載などのアレンジがされている。


アルトキャリイ/エブリイ等とともに2014年3月までマツダOEM供給され、「AZオフロード」の名称で販売されていた。


初代(1970年〜1981年 LJ10〜SJ10型)


2代目(1981年〜1998年 SJ30〜JA22型)


3代目(1998年〜2018年 JB23型)


4代目(2018年〜 JB64型)


1〜3期はいずれも10年以上のロングライフモデルである。

前身はオート三輪で一世を風靡したホープ自動車が開発したホープスター・ON型4WDである。

この車両は形式登録はされたが、ホープ自動車が四輪車事業から撤退し結局18両の製造で終わった。


その後スズキが商標権を買収。

ジムニーの当初の開発コンセプトは「どのような悪路も走行できる軽4輪貨物車」であり、長年4ナンバーの貨物自動車扱いでMT仕様のみであった。

ところが三菱自動車パジェロミニがライバルとして出現した影響などもありリヤシートの狭さや安全対策の遅れにユーザーの不満が噴出し、リヤシート変更による居住性の向上やリヤワイパーの設定等による5ナンバーの乗用車化への再設計が施された。

とはいえパジェロミニ同様、2ドアかつ車高が高いため、子供や老人には乗り降りが大変であり、ファミリーカーには適さない。

もっとも顧客層が違うため、そこまで問題ではないが…(一応インドのみ5ドア仕様が存在する)。


ジムニーは第2期後半…4ナンバー・メイン期よりATもラインアップがされてはいるものの、現在もMTをメインとして開発されている。

ラダーフレーム構造も引き続き採用。


2022年現在は東南アジアを中心とした海外販売にも重点を置いている。

自動車インフラ整備が全体的にまだ行き届いていない同地域では、壊れにくく整備しやすい構造が求められるためエブリィやキャリイなどに組み込まれた技術も使用。


4代目JB64型、JB74型が日本国内でデビューした際は購入希望者が殺到し、現在も最長で1年強の納車待ちが発生しているようである(半導体不足や世界情勢の影響)。

3代目の丸みを帯びたデザインから、2代目以前の角張ったデザインに原点回帰したことも人気の理由と思われる。

ただし上記のようにファミリーカーには向かないため、家庭を持つジムニー好きからは、5ドア仕様の販売が期待されたが、現状インドでのみ生産されている。


日本警察でも、主にジムニーシエラがパトカーとして採用されており、中には白青の塗装が特徴的な「警察本部警備部機動隊多目的災害対策車両(JB74ベース)」も存在する。



国外での車名、採用例

1986年に北米市場で「サムライ」として発売されるが、横転事故をきっかけとする集団訴訟や米国との関税問題などの影響もあってか1995年に販売終了となる。


またインドにある子会社のマルチ・スズキ社が現地生産する「マルチ・ジプシー」がある。

こちらは日本でJB23シリーズに移行した後もSJ30〜JA22系列の設計のまま2017年まで生産された。

先述のロングボディ4ドア仕様や4代目ジムニーの5ドア仕様も存在する。一部はインド陸軍でも採用されている。


イタリアの軍警察である「カラビニエリ」にもジムニーシエラが採用されている。


更に軍や法執行機関、セキュリティ組織向けとして、フランスのTechnamm(テクナム)社が改造車を開発している。

2022年にはジムニーシエラ(スペインのJB53と推測されている)をベースとした「フェネック」及び、2024年にはスズキJB74をベースとした「フェネック2」が発表されている。


類似車種

かつては三菱のパジェロミニをはじめ、ダイハツテリオス/テリオスキッドホンダZやそれらのOEM車などのライバルも存在した。

しかし生産コストの問題等もあり、2022年現在の日本においてはジムニー以外の本格オフロード軽SUVの生産は行われていない。


余談

昭和ライダー(『仮面ライダー』)シリーズにおいては立花藤兵衛がLJ20、谷源次郎がSJ10を所有(車体カラーはどちらもスタードイエロー)。


宇宙刑事ギャバン』では初代ギャバン(一条寺烈)が所有しており、変身前の移動に使用していた。

また宇宙刑事から見ても魅力的で便利なクルマだったのか、後任のシャリバンシャイダーも所有している。

ただし軽モデル(SJ30)を所有していたのはギャバンのみで、シャリバン、シャイダーのそれは白ナンバーモデル(SJ40)である。

一方で二代目ギャバン(十文字撃)はJB23を所有していた。


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