「皇帝…。ハエの様にうるさいやつね。消えなさい!」
プロフィール
年齢 | 見た目は常に17歳 |
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趣味 | 自分磨き |
血縁 | ノエルの妹 |
吸収の対象 | 美女という美女の全て |
夢 | ワグナスのお嫁さん |
目的(現在) | 全ての男に愛される |
形態変化 |
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CV | 田澤利依子(LoV) / 早見沙織(RS2R) |
概要
『ロマンシングサガ2』に登場する中ボス。七英雄の紅一点。語源は池袋。
七英雄の発起人であるノエルの妹でもある。
あらゆる男性を魅了する技テンプテーションが得意技で、数々の術も使う。
ちなみに七英雄は他者の肉体を吸収して己の力となす「同化の法」を改良し、モンスターをも取り込んでおり、彼女の場合は幽霊のようなものが周囲に纏わり付いている事から、幽霊系のモンスターを主として吸収していたのではないかと思われる。
前の部分が大きく空いた露出度の高い茶色のロングスカートを身に着け、側頭部には赤いリボンを結び、周囲には無数の霊魂が彼女を取り巻いているが、皇帝のHPが700以上になると第2形態となり、スカートの裾と襟元に黒いファーが付き、逆立った頭髪となる。
自分達を追放した古代人について調査する為にエイルネップの遺跡を訪れたが、入口を塞ぐ守護者に妨害される。そこでテンプテーションを用いて町中の男を洗脳し、更に塔の中に閉じ籠って「悪いモンスターに捕われた女王」を演じ、助けに来る人間=守護者を倒せるだけの強者を待ち受けていた。
救出にやってきた皇帝に会った当初は甘えたように守護者の退治をお願いしてくるが、男性皇帝の場合は拒否すると態度を豹変させて襲い掛かってくる。ここで撃退できれば案外早々とサラマットを攻略可能であり、以後の神殿、沈んだ塔の攻略を省略できる為、かなりプレイ時間を短縮可能である。
一方で女性皇帝・性別不明の皇帝相手だと、断ればあっさり引き下がる。男性皇帝で敗北した場合やお願いを聞いた場合は退路を断たれた状態で強制的に守護者と戦う事になり、守護者討伐後は神殿まで追いかけ、最終的に沈んだ塔において決着をつける事になる。
余談だが、先に神殿の守護者を倒しておく事も可能。この場合はロックブーケに出会う前に沈んだ塔に行く事で、水龍より七英雄の秘密を聞く事が可能である。
ただし男性皇帝でも選択肢が発生しないためダンジョン行脚に向かったロックブーケを追い掛けることとなる。このため二度手間になってしまう。
先にロックブーケを倒してからダンジョンを巡れば手間を省くことが出来る。
しかしリメイク版ではこの守護者先回り討伐ルートの会話もしっかりフルボイス収録されており、飛び跳ねながら拍手して褒めてくれる。かわいい。水龍の話もムービー付きで聞くことができるので、手間をかける価値が出てきている。
一方でラストダンジョンに送った場合はノエルとワグナスに見守ってほしいという旨の言葉を呟いてから挑んでくる。このことと後述のロードオブヴァーミリオンでの描写などから、2人の役に立ちたいという想いは過去から現在を通して変わっていないものと思われる。
ただし実際にラストダンジョンに送りたい場合は、先にテレルテバのイベントに着手し、ノエルの提案を蹴って先に討伐してしまわなければならないという、ちょっとした悪人プレイが必要になる(ノエルと和解してもロックブーケを倒すとまた同じ場所に出現し、結局戦わないといけなくなる)。
しかもこうなるとサラマットを併合できなくなるので、普通にプレイする分にはあまりお勧めできない。(同様にボクオーンとワグナスもラストダンジョン送りにするとそれぞれステップとヤウダを併合できなくなる。ロックブーケを含むこの3人は地域の併合のためには通常の討伐が避けて通れない)
実力
戦闘では彼女の代名詞とでも言うべきテンプテーションを利用し、男性キャラクターを魅了させ、同士討ちを狙ってくる。
尚、皇帝が男性の場合はテンプテーションで魅了された時点で敗北となる他、一度男性皇帝で敗北した場合、以後男性皇帝では(最終皇帝を除き)戦う事が出来なくなる為注意。
ただし、このテンプテーションは最終決戦でも使ってくる為、男性キャラクターを1人も入れない場合を除いて、ここで見切っておかないと最終戦が危険になる(ロックブーケ以外にテンプテーションを使ってくる敵はいない。また、見切りは男性キャラクターが実際に受けないと見切れない)。
精神攻撃なので、耐性を持つアクセサリを身に着けていれば見切りなしの男性でも魅了される事はない……のだが、肝心のアクセサリが貴重品ばかりで全員分は用意できない(しかもそのうちの一つである魔石の指輪は非常に癖が強く一度装備すると外せない)ので、やはり見切りが一番の対策になる。
また、第1形態はテンプテーション対策さえ施せばさほど強くはないが、第2形態の場合は召雷を使ってプレイヤー側の最大HP(999)を上回るダメージを与えてくる為、非常に厄介な相手であり、雷属性の耐性がある防具が少ない事もあり、ソードバリアなどによる対策をしやすい兄のノエルと比べても強敵であるという意見が多い。
と、プレイヤーにとっては厄介な相手なのだが、彼女が手を焼いていた守護者は石像のためテンプテーションが通用せず、召雷についても高い耐性を有しているなど、極めて相性が悪かったりする。
リメイク版では明らかに石像の方が火力面で強く、ロックブーケが勝てなかった理由を裏付けている。
コミカライズ版
徳間書店より出版されていたコミカライズ版では、原作と同様にエイルネップの男達を魅了して骨抜きにし、遺跡にて古代人の手掛かりを探っていた。
しかし年老いた傭兵皇帝オライオンの力を受け継いだアマゾネスのクリームヒルトによって追い詰められる。皮肉なことにオライオン一行が倒したはずの守護者の攻撃で致命傷を負い、最期はクリームヒルトによって止めを刺された。
今際の際に「兄様…道はここよ…」と兄のノエルに言い残し、息絶えた。
原作のような猫を被った雰囲気はなく冷徹なイメージが強いが、七英雄が異世界に追放される以前の記憶を映したノエルの回想シーンでは、古代人に見捨てられた事を嘆き悲しむ一面もあった。
ロードオブヴァーミリオンシリーズ
カードゲーム『ロードオブヴァーミリオンⅡ』にも登場。フレーバーテキストによると兄の反対を押し切って七英雄入りを志願したという。
また、彼女の願望は「ワグナスのお嫁さん」で、クジンシーを毛嫌いしている。
『ロードオブヴァーミリオンⅢ』での声優は田澤利依子。ゲシュタルト・オーディンでは明坂聡美。
エンペラーズサガ
『エンペラーズサガ』にも登場しているが、原作とは別人のように性格が異なる。
リベンジオブザセブン
「お願いです。 必ずお役に立ってみせます!」
2024年6月19日にはロマサガ2のリメイク版『リベンジオブザセブン』において、コレクターズエディションの収録アイテムにロックブーケのフィギュアが入ることが発表され、ここピクシブ百科事典でも急激なトレンドになった。七英雄の中でも、群を抜いて注目されているのは彼女の人気ゆえか……。
原作の振る舞いが3D化して声が入ったことで、リアルにテンプテーションされるプレイヤーが続出。
特に、先に守護者を倒してから対面したときのリアクションはストレートに可愛い。
戦闘においては通常のテンプテーションが一部の雑魚敵からも見切れるようになったので、彼女との戦闘前に見切りを用意しておくことが可能になった一方、効果範囲が男性だけでなく性別不明も対象になっており、どう見ても女性のネレイドとイーリスにも効くようになってしまった。
さらに戦闘途中で本気を出すと強化版の「テンプテーション2」を使う。こちらは全体ダメージ効果が追加されており、女性といえども魅了こそされないものの油断はできない。ただし通常のテンプテーションを見切っていれば回避可能。
なお、第二形態(黒翼を生やした状態)ではテンプテーション2を使うたびにスカートがめくれて黒パンツらしきものが見える。第一形態は短パンなのでお察しください。
また、皇帝一行を見下していることもあって戦闘中の台詞回しは冷酷なのだが、たまに掛け声で「にゅっ!」と言ってしまう。かわいい。
フィールドで話す際は余り違和感がないが、戦闘中は直立姿勢になるのでプレイヤーよりも頭身が高いことが分かる。八尺様というほどではないが明らかに1回りは大きい。
『ロードオブヴァーミリオンⅡ』の設定を反映してか「ワグナスに懇願してターム討伐隊に加わる」「同じくノエルに同行を懇願したクジンシーを睨んで怒鳴り付ける」というシーンが回想にて描かれている。
危険だということでワグナスには渋られたが、最終的にはノエルの判断に任せるという形になった。ノエルも最初は「妹を道ならぬ道に連れていくことはできない」と諭したものの、目に涙を溜めながら懇願する妹の姿には弱く、同行の許可に至った。
大神官によってワグナスが国王殺しの汚名を着せられ処刑され掛けた時は、他の同僚たちと共に処刑の現場に駆け付ける。その際に兵士の一人を背後から刺殺するというシーンが描かれた。
愛する者を害する存在には冷酷になるという面は、この当時から持っていたようだ。
「恐妃の都」にて人間時代の幻影と戦うことが出来る。
その際に、ずっとワグナスとノエルの背中を目指していたと最終皇帝に訴える。
前列のラッフルツリーがマヒなどの状態異常攻撃を行い、ロックブーケはテンプテーションなどお約束の技を披露する。余裕があればラッフルツリーは無視してロックブーケを集中攻撃するのも手。
5ターン以内に倒すと「蠱惑の小剣」が手に入る。閃きで「テンプテーション」が使えるようになる。なお、効果はテンプテーション2になっているため小剣では貴重な全体攻撃としても機能する。
関連イラスト
※リメイク版