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大神官(ロマサガ2)

りべさがのだいしんかん

この記事では『ロマンシングサガ2 リベンジオブザセブン』における大神官について記述する。
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「神の祝福は、貴き者にこそ手厚く授けられるべきだとは思わぬか?」

「私が作る新たな世界には…英雄など要らぬ。民はただ、神の化身たる大神官のみを崇めるのだ。」

CV山口恵(ナレーションも兼任)


概要編集

オリジナル版やリマスター版には登場せず、新クラスの『帝国鍛冶職人』や『踊り子』と同じくリメイク版である『リベンジオブザセブン』で初登場したキャラクター。

ただし、プレイヤーが主人公として操作する皇帝と対面することはなく、世界のあちこちにある『七英雄の記憶』にのみ登場する過去の人物である。

ワグナスをはじめとする七英雄と同じく古代人であり、バレンヌ帝国の皇帝レオン伝承法を伝授したオアイーブの父親である。ただし、個人名は全くの不明である


評議会を牛耳る枢密院のメンバーであり、その中でも最たる権勢の持ち主。自身の地位と権力にのみ固執する人物であり、そのためなら他者を切り捨てることを何とも思わない。

ワグナス達が人間だった頃に所属していた国の王と同等の地位を持っていたが、自分が王になり替わりたいという野心家でもあり、ワグナス達七英雄ターム女王を討伐して『王国の勇者』と称賛される程に民衆の信頼を得ると、『七英雄はいずれ自分の地位と権力を脅かす存在になる』として、自分が王を瀕死にした上で、ワグナスを言いくるめて彼の剣を奪うとそれを使って自分で国王にトドメを刺した上で『ワグナスが国王を殺害した』という濡れ衣を着せ、後日処刑場に捕らわれたワグナスを救出すべく他の七英雄六人が駆け付けたタイミングで彼らを異世界に追放するという大愚行を行った。

その後の動向は語られていないが、完成した次元移動装置で七英雄とは別の異世界へ転移したものと思われる。(全員ではないが)本作における七英雄最大の目的は異世界へ逃亡した大神官の追跡である。


作中の関係・関連人物編集

家族編集

大神官の娘。七英雄の記録で断片的に語られるのみであるため、お互いどう思っていたのか詳細なところは不明だが、ノエルとサグザーが娘と仲良しだったのを知っていたり「3人ともこの前まで子供だと思っていた」と触れるなど、少なくとも無関心だった様子ではなさそうだ(もっともこの発言をしたのは、英雄と呼ばれるようになったノエルに対するサグザーの嫉妬心・劣等感を煽るようなシチュエーションなのだが)。

ただオアイーブだけが危険を冒して次元転移せず残っているところを見ると、七英雄を追放した時点で親子関係は完全に破綻したものと思われる。

保身の塊である父親とは違い現代人を生かすために動くなど優しい性格である。が、しかし、彼女の策謀は「皇帝レオンの犠牲(伝承法)を得て七英雄の討伐に繋げる」というもの。思惑は違えど、結果だけ見れば父娘揃って当代の王と七英雄を破滅に導いている(父親が残した禍根を清算しようとした被害者とも言える)。


七英雄編集

七英雄の発起人にしてリーダー。

一人でも多くの民を救うため自ら矢面や前線に立ち、ノエルや後述のクジンシーを含めた6人の仲間と共にターム女王を討伐して英雄となるも、大神官の謀略で国王殺しの濡れ衣を着せられ大罪人となってしまった。このとき大神官はワグナスを「モンスターとの同化により自我を侵され、蝕まれた」と吹聴したが、少なくともこの時のワグナスにモンスター化の兆候は見られず、ワグナスを処刑するための詭弁と思われる。皮肉なことにそれは後年現実のものとなり、七英雄は世界に仇なすモンスターと化してしまった。

最終的にいがみ合う関係となったが大神官としてはワグナスのことは評価していたようで「神の祝福は貴き者に与えられるべき(神の化身である自分に従っていれば今後も重宝する)」という旨を語っている。


オアイーブの幼馴染であり大神官もその関係を知っていた。知っていながら別次元に追放するという手段を取った

大神官は次元転移装置の完成までの時間稼ぎとしてワグナスに王都防衛の指示を下す。他の民たちなどどうでもよく、自分たちさえ助かればそれでいいという態度だった。

そのことをワグナスの口から知ったノエルは、吸収の法でしか世界を救えないと考えて提案することとなる。

要するにノエル、ひいては七英雄が吸収の法に手を出したのは、大神官の自分勝手な振る舞いが原因である。


七英雄最後のメンバー。

七英雄全員で異世界に追放されるも多くの世界を転々として戻って来た際は、『自分達七英雄を陥れた上に異世界に追放した大神官の死』を目標の片割れとして掲げる程に大神官に対して怒りを露わにしていたが、後に吸収の法の副作用で心身共に異形の怪物と化して大神官への怒りすらも忘れてしまった。

それどころかバレンヌ帝国に侵攻し、皇位を要求するなど大神官となんら変わらないことをやっている(大神官と比べると力技であるが)。

古代人編集

オアイーブ及び七英雄の一人であるノエルの幼馴染。

大神官のせいで七英雄を異世界に追放する(ための装置を起動する)実行犯にされてしまい、その時に見た眩い光と、自分の手でノエル達七英雄を異世界に追放したことへの罪悪感や後悔が原因となって日光をはじめとする眩い光に拒絶反応を起こすトラウマを抱えてしまった。


その他編集

バレンヌ帝国の皇帝。

『国の重鎮である中年で父親』という点でこそ共通するが、『自分は安全な所でふんぞり返り、タームによって民が苦しめらる現状にも我関せず及びワグナス達におんぶに抱っこ』であった大神官に対し、レオンは『国と民のことを常に考え、自ら前線に立ってモンスター退治に挑む』と大神官のアンチテーゼと呼ぶに相応しい名君である。


カンバーランドの宰相。

国王の殺害、国の乗っ取り、邪魔者に反逆者の汚名を着せるなどやっていることが大神官とまったく同じという作中屈指の極悪人。ただし勝ち逃げは許されず普通にイベントを進めるとバレンヌ帝国の皇帝の手によって討たれる(決戦前にカンバーランドを去ってしまうと二度と戦えなくなるが、その場合はゲオルグらに討たれたと思われる)。

最終目的に関しては大神官が独裁者になることだったのに対し、サイフリートはカンバーランドを手土産に七英雄から永遠の命を授かろうとしていた。どちらも上手く策謀を企てていたが、明暗を分けたのは皇帝のような力強い人物がいたかどうかであろう。


ヤウダ王国の城主。ワグナスとは敵対している。

性格の悪さで言えば作中随一。チョントウ城を訪れた皇帝を侮辱して怒らせてしまっている。

アトはワグナスに停戦協定を申し出て皇帝にぶつけさせようとするが、ワグナスにそんな手が通じるはずがなく展開次第ではチョントウ城を乗っ取られてしまう。

ただし順当に話を進めればセキシュウサイの忠義を目の当たりにして少なからず改心する。

ワグナスを利用・敵対する権力者という点では大神官と同じであるが、結末に関しては大きく異なっている(敵役の中では改心した数少ない例でもある)。


余談編集

前述の通り、『七英雄が悪堕ちする原因を作った張本人』ということで、プレイヤー達からの評判は最低最悪かつ(『嫌われ者』の二つ名を持つクジンシー以上の)嫌われ者として嫌悪・憎悪されており、

  • 「七英雄を操作する等してプレイヤーの手で大神官を断罪したかった」
  • 「大神官のざまぁな末路が見れるDLCが今後出るなら絶対買う」

等の意見も見られる。


関連タグ編集

リベンジオブザセブン


全ての元凶(だいたいこいつのせい)、人間のクズ(極悪人):『大神官と言う立場ながら民の被害や不幸に何とも思わない』『王に代わって国を支配したいが、そのためには民からの信頼が厚い七英雄が邪魔だから』という身勝手極まる理由でワグナスに王殺しの濡れ衣を着せて、更に彼を含めた七英雄全員を異世界に追放し、悪堕ちの原因を作った大神官はまさにこれらに該当する。


勝ち逃げ:『身勝手極まる野心のためにワグナスに濡れ衣を着せた上で、七英雄全員を異世界に追放する』という愚行をしておきながら、七英雄からの復讐どころか(作中で確認できる範囲では)因果応報な末路すら向かえなかった大神官はこちらにも該当する。


マクシムス(ロマサガ3):神王を崇める神王教団の幹部。最終目的が世界征服で、そのために謀略を巡らせ、邪魔者を始末して来た。まだ準備段階のところで主人公に阻止されたため、大神官ほどの権力は持っていなかった(教団そのものは悪ではない。一応)。

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