「七英雄が一人、ノエル。殺らせていただきます!」
プロフィール
年齢 | ロックブーケの2つ上 |
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趣味 | 天体観測 |
血縁 | ロックブーケの兄 |
吸収の対象 | その道の達人すべて |
目的(過去) | 新たな知識で種族(自分達の同族)に貢献 |
目的(現在) | 全宇宙の知識を得る |
形態変化 |
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補足 | ロックブーケを倒してから戦うと、前述のどちらの形態でも行動パターンが変化する |
CV | 杉田智和(LoV) / 武内駿輔(RS2R) |
概要
七英雄の一人にしてロックブーケの兄である。かつて古代にてモンスターたちを駆逐しようとワグナスと共に七英雄を結成した1人(つまり最古参である)であると同時に同化の法を改良し、吸収の法を開発した人物でもあり七英雄を生み出した立役者とも言える存在。常に冷静で戦闘中であっても紳士の顔を崩さないという器用な面をもつ。
正直、個性派揃いの七英雄に於いては最も話が通じる相手であり、メルー砂漠を担当しているが、選択肢によっては戦わずして事件を解決することも可能(ワグナスも戦わない選択肢はあるが、事件解決にはならない)。
彼を倒さなくてもメルー制圧可能で取得不可能な要素も特にないので通常攻略においてはだいたいラストダンジョンに送られがち。
とはいえ、妹であるロックブーケを倒した後は話が別であり、皇帝と知るや否や問答無用で殺意をむき出しにして襲ってくるため、注意したい。一応話をつけた後の場合は「皇帝ですね?」と質問してきて否定すれば襲ってこない。
この態度からボクオーンやダンターグと異なり「バレンヌ皇帝が伝承法を使用していることを知っている」様子が窺える。
尚、話をつけた後6番目に倒した七英雄がロックブーケだとラストダンジョンの他に何故か移動湖にも現れ戦うことができる。ここで倒すとラストダンジョンではスービエと戦うことになる。
他の七英雄(ダンターグ除く)同様に二つの形態が存在するが、それとは別にロックブーケ撃破前と撃破後で若干戦い方が異なる。そのため敵データとしては厳密には4種類のノエルが存在する形になる。
このような仕様・設定からシスコン説も根強い。
名前の由来は山手線上野駅。「ノエル」という名はフランス語でクリスマスを示す言葉であり、多くのフィクションで使われてきたため、七英雄の名前が駅名由来であることを気づかせにくくする一要因となった。
サグザーという旧友がいる。
シリーズを統括している河津氏によると冷静なNo.2(実は最強)という役割であり、七英雄の中の主役として設定されたキャラクターがノエルであり、そういう意味ではお気に入りのキャラであるとのこと。
実力
皇帝の最大HPが700未満だと第一形態、700以上またはラストダンジョンでの戦闘だと第二形態になる。
戦闘場所がいずれも冥地相なので天術で打ち消さなければ毎ターンHPを999回復してしまう。
ロックブーケを倒していない場合は撤退可能であり、その場で和解することになる。
倒している場合は撤退することができず、二回行動になる。
見た目は完全に人間だが、竜種族に分類されている。とはいえラスボスの前半もあれで竜種族であることを鑑みると、「ホラー無効」の特性を付与したいがための設定と思われるので竜ではないのだろう(ロックブーケは「女性」だがこれはスクリュードライバ特効をつけるため)。
しかし、リメイク版の第二形態では他媒体では鎧の一部にも見える翼部分が竜のものとはっきり分かるデザインになっている。
第一形態(体術)
剣を鞘に収めたまま体術主体で闘う第一形態は、カウンターを使用する上に体術の対策がしづらいので対策が容易な第二形態よりも強敵となっている。
ちなみに「怒り状態」だとノエルの秘策とも言える「カウンター」「ヒートハンド」「赤竜波」を使用しないので通常よりも弱くなると感じる事もあるが、完全二回行動になる上に複数ターゲットで高威力の「地獄爪殺法」や説明不要レベルで厄介な「催眠」を使用してくるのでソードバリアや催眠見切りなどの対策は必須。
第二形態(剣術)
第二形態になると本気を出すかのように剣を抜き放ち、無対策だとその鮮やかな剣術で微塵切りにされてしまうだろう。しかし、剣技主体になったせいでなんと天の術法「ソードバリア」でほとんどの攻撃を無効化出来てしまう。そのせいで何気に七英雄最弱候補に挙げられやすい。さらに風の術法の「ミサイルガード」や固有装備で冷気に耐性のあるイーリスやネレイドも活用すると完封も可能。
リマスター版では追憶の迷宮で水の指輪を2つつけることで誰でも月影を無効にできる。
ちなみに怒り状態になると何故か総HPが約5000下がる。
装備や見切りで完封できる七英雄は他にもいるが、ノエルの場合は通常の第一形態が対策しづらいこともあって「本気を出すと弱い」、「怒ると冷静さを失い隙が出来て弱い」、「第一形態の方が強いのでは?」という印象が強く残る。
無論ソードバリアやミサイルガードがない場合はとんでもない強敵なので少なくとも天術はちゃんと鍛えておこう。
ロードオブヴァーミリオンシリーズ
後の『ロードオブヴァーミリオン』においては兄としての面目を保った。
『ロードオブヴァーミリオンⅢ』での声優はワグナス、スービエ、クジンシー同様杉田智和。
Ⅱのフレーバーテキストに「皇帝が代々、力を引き継いでいくというのは〜」と皇帝の伝承法に対する言及がある。
リベンジオブザセブン
「人間を超える力を手に入れなければ!」
七英雄の記憶というエピソードにおいてワグナスと並ぶ主要人物として取り上げられている。
この中で、七英雄以外の古代人であるオアイーブとサグザーとは幼馴染であることが明らかになった。
さらに当時は王国の精鋭部隊である「赤竜隊」の隊長であったという設定も追加されており、これに伴って原作では使用場面が限定されていた赤竜波がどの形態においても切り札となっているのに加え、新たに幻体戦士法により分身を作成し2人となって襲い掛かるようになったほか、第2形態では追い詰められ本気を出してくると、鎧から伸びる左の翼状のパーツから更に巨大なオーラの翼を噴出し、咬竜剣や下り飛竜などの竜に関する技を多用するようになり、竜の力を取り込んできたかのような描写がなされている。なお「怒り状態」の第1形態や第2形態で切り札としていた地獄爪殺法や月影は幻体が使用する大技として引き継がれている。
ロックブーケを倒している状態かつ初対面の場合の展開が追加されている。旧版では問答無用で襲われたが、本作ではロックブーケを倒していない時同様に選択肢が出る。しかし、「人違いだ」と主張しても全身に赤い魔力を纏いつつ顔には青筋を立てており、冷静ながらも明らかに怒り狂っている表情で「皇帝陛下ともあろうお方がウソはいけません」と結局は襲われてしまう。
どうやら「皇帝陛下ですね?」と尋ねた時点でノエルはこちらの素性をちゃんと見極めていた事がうかがえる展開となった。
なお、本作には連携なるコンビネーション技が追加されており、カウンターを無効にしてダメージを与えられるので第1形態との戦いがかなり楽になっている。
本編クリア後に行ける「恐妃の都」にて人間時代の幻影と戦うことが出来る。
こちらでは同じく幻体戦士法や赤竜波、月影といった技に加え、強力な単体技無月散水や龍脈による瞬間強化、ヴォ―テクスでこちらのソードバリアなどのバフを解除してくるほか、幻体が使用する武器が剣から斧に変更されており即死技の次元断や円範囲攻撃のブレードロールなどより多彩且つ厄介な技を用いる強敵となっている。
しかしヴォーテクスの使用は隙にもなっており、自身で作った幻体を消滅させてしまう他、こちらがバフをかけている時に使用してくるため手数を浪費させることができる。
5ターン以内に倒すと「紅竜の大剣」に加え「炎鱗の斧」という各系統最強武器が手に入る。