サグザー
さぐざー
CV:鈴木崚汰(リベンジオブザセブン)
移動湖の遺跡に住む古代人の男性。バレンヌ皇帝が訪れると、かつて自分達の町であった砂の遺跡の情報をくれる。
実は彼は七英雄の1人・ノエルの旧友であり、ある条件を満たした上で会いに行けばノエルと会話をしており、名前もその際に知る事ができる。
七英雄とオアイーブ以外で、個人名の判明している唯一の古代人でもある。
目の前でノエルが皇帝に倒されても、死んではいないことを知っている為か、セリフに変化は無い。
なお彼は攻略本では「古代人」としか表記されておらず、名前は上記のイベントでしか知る事は出来ない。
書籍『ロマンシングサガ大全集』に至っては、歴史上の人物や裏設定上のキャラクターなど、ゲーム中には登場しないキャラクターまで網羅されているにもかかわらず、彼だけは存在自体触れられていない。
七英雄の名前が山手線の駅名の逆読みを元にしていることから、彼の名前の元は『浅草』と思われるが、公式には明言されていない。
後にエンペラーズ・サガの期間限定イベントにて主要人物のひとりとして登場、このときのストーリーをもとにリメイク版では大きく焦点を当てられることとなった。
リメイクではノエルとオアイーブの幼馴染で、ノエルとは共に別の分野(ノエルは剣、サグザーは学問)で国を支えようと誓い合った仲だったという設定が追加された。
このためオリジナル版では隠しイベントでしか登場しないが、「七英雄の記憶」で当初から大きく扱われている。
ちなみにオアイーブはノエルとサグザーの仲に嫉妬するくらい羨ましがっていたが、その輪の中に入れなかったという。
劇中の描写からしてオアイーブは、ノエルに好意を抱いていたようである。
かつての古代人の繁栄の時代、世界に天変地異が訪れようとしていた頃、サグザーはワグナスにより「超術学研究所・開発主査」に任命される。
その信頼に応えようと次元転移装置の開発に尽力していたが、やがてワグナスを筆頭とした七英雄がタームを殲滅して凱旋したものの、気づかぬうちに大神官の謀略の手助けをしてしまう形で、七英雄を別次元に追放する引き金を引いてしまう。
このことはサグザーの心に強い後悔と罪悪の念を残すとともに、次元転移の光の輝きが七英雄の怨念の声を思い起こさせるという理由で、オアイーブに対して窓のカーテンを開けることを強く制止するほどの強烈なトラウマを抱えることとなってしまい、彼が本編において移動湖の地下にいる理由になっている。
その自責の念から別の世界への転移を良しとせず、オアイーブとともにこの世界に残り、ひっそりと七英雄の帰還を待っていた……という経緯である。
大神官の片棒を担がされたもののオアイーブのことは怨んでおらず、むしろ責められて当然と考えていた(逆にオアイーブから大神官の娘として謝罪された)。
オアイーブに対しては別の世界に逃げて生き延びてほしいと口にしたが、結果は見ての通りである。