概要
本作の主人公を務める皇帝が代々治める国家。
最盛期は東方を除く世界のほぼ全土を所領としていたが徐々に衰退し、レオン皇帝の代では所領が北バレンヌ地方のみと、かなり弱体化している。
七英雄クジンシーによる帝都アバロン襲撃と謎の女魔術師オアイーブより齎された伝承法の会得により、全世界の統一と七英雄の打倒という長きに渡る戦いの歴史を歩む事になる。
EDでは、七英雄との戦いに終止符を打った最終皇帝の退位に伴い、帝政が廃止され共和制国家となった。
これに関しては帝国大学で軍師が「皇帝が七英雄打倒という役目を終えた後は我々の手で国を治めなければならない」と言っており、大学建設をスルーしなければ皇帝の活動の裏で共和制移行の準備を着々と進めていたことが窺える。
実際、皇帝の根拠が血筋から伝承法に代わってしまい、伝承法による継承が終わってしまったら政体の変革は必定なので理に適った共和制移行といえる。
余談
スクウェア作品に限らず、当時の創作全般において「帝国=敵サイド、皇帝=悪の親玉」とする世界観が多かった中で、味方側が「帝国」というのはかなり珍しい。…まぁ、作中人物から侵略者扱いされる場面もあるにはあるのだが。
アバロン帝国と勘違いしているプレイヤーも少なくなかった(アバロンは帝都)のか、リメイク作品のリベンジオブザセブンではバレンヌ帝国と作中で強調して表示されるシーンが出てくるようになった。