概要
CV:古城門志帆
南ロンギット地方の村「マーメイド」の酒場に現れる謎の踊り子の正体。
人間の男性の皇帝で会いに行くと、彼女の正体を目撃するイベントが発生する。
これを切っ掛けに、ダンジョン「魔女の祠」で「人魚薬」の注文が可能となり、材料集めの過程でネレイド族が仲間にできるようになる。
ネレイド族とはドット絵から異なるが関係性は不明。
女性や性別不明だと踊りこそ見られるものの正体目撃まで進まずイベントは中断される。
いろいろ大変なイベントであり、まず前提として男性皇帝であることが条件。
そして人魚の正体を目撃してから皇帝が死んだらそこで終わりという厳しい条件も課される。当然年代ジャンプを挟んでもダメ。求められるアイテムの関係上サバンナのクィーン退治が必須になるのだが、このイベントの途中で退治してハンターに報告するとそこで年代ジャンプが挟まりイベント達成不可に陥るというパターンがある。人魚イベントの前に予めクィーンを退治しハンターに報告すると確実。
人魚の正体を目撃した皇帝のままで人魚薬を入手できれば、彼女のいる「人魚の海」へ会いに行く事ができる。しかし3回入るともう陸に戻れなくなり、彼女と話して年代ジャンプを起こさざるを得なくなり、皇帝は強制的に退位する。
領土制圧にも七英雄打倒にも関係ない、唯一の年代ジャンプイベントである。
必然的に最終皇帝でこのイベントを起こすとゲームオーバーになるので注意(3回潜った後にセーブすると詰む)。
なお彼女に会う事なく大嵐のイベントを発生させてしまうと、人魚のイベント自体が消滅し、会うことができなくなる。同時に人魚薬の材料集めもできなくなるためネレイド族を仲間にすることもできなくなる。
沈没船イベントは運河要塞クリア後から発生するイベントで起きるため、大嵐を発生する前に確実に完遂したいなら運河要塞攻略前に人魚イベントに着手するとよい。
個人名は不明。書籍『ロマンシング サ・ガ大全集』にも「人魚」としか書かれていない。
コミカライズ版では「タニア」という名になっており、フリーファイター出身の皇帝オライオンと恋に落ちるが、七英雄スービエの攻撃により結ばれる事なく死亡する。
容姿はゲーム版とは違いネレイドの様な長い尻尾を持つ(因みに同マンガにはネレイド自体が登場しない)。
リベンジオブザセブンでは踊り子が新規クラスで登場し仲間になる。ただし皇帝と人魚が結ばれた後の時代に登場しており、人魚本人なのか子孫なのかただのそっくりさんなのかは不明である。種族は人間なので少なくとも純粋な人魚ではない様子。
また最終皇帝での詰み防止なのか薬を飲むとすぐにイベントに入るためセーブが出来ない。
そして駆け落ちイベントからの年代ジャンプがクラス加入条件なので、最終皇帝時にイベント未消化の場合は加入不可となってしまう。
なお、リメイクに伴い年表にも駆け落ちの件が載るようになった。
…ちなみに皇帝が男性ならば誰でも駆け落ちできるのだが、フリーメイジ(男)、格闘家、サイゴ族あたりと駆け落ちするとゲーム的には別段問題はないが、ちょっと絵面的にはアレなことになるので注意。
また、今作でロックブーケのテンプテーションにかかったり、アマゾネスイベントが失敗判定になった人外クラスでもやはりイベントは進まない。
SFC版やリマスター版ではこの一連の人魚イベントは
- 意図的に年代ジャンプを起こせる
- 人魚薬を早めに作れる
- ネレイド族を仲間にできる
くらいしかゲーム的なメリットがなかったがリメイク版では上記の通り性能的にもかなり強力な踊り子が仲間にできるようになったため優先してイベントをこなす価値が上がったと言える。
バグ
スーパーファミコン版またはバーチャルコンソール版では、あるバグを起こすことでデバッグルームに行く事ができ、条件次第で人魚のイベントを復活させる事ができる。
やり方次第では女性や人外の皇帝で人魚と駆け落ちさせる事も可能。セリフに変化はないが。
これにより年代ジャンプを何度も行えば、帝国暦をカウンターストップする9999年まで伸ばす事もできる。