CV:野々山恵梨(リベンジオブザセブン)
概要
ルドン高原に存在する湖『アクア湖』に棲む亜人の一族。人魚に似ているが尻尾はウツボの様に長い。顔の両脇と両腕にはヒレがあり、トップレスの髪ブラ。へそは無いが、ソシャゲやリメイクでは描かれている。
攻略本『基礎知識編』では「人魚の仲間」と明記されているが、書籍『ロマンシングサガ大全集』では「女性型有鱗種族」とだけ書かれており、マーメイドの村に現れる人魚との種族的な関係は不明瞭となっている。
人魚薬の材料集めの途中、その1つであるアクア湖の水を汲みに行くと「水を汚さないで!」と妨害しに現れ、水を綺麗に出来る「月光のクシ」を持ってくるよう要求する。クシを渡せば誠意を示してくれたとして感謝し、仲間に加わる。
ダンジョン内で仲間になるという稀有なクラスである。
基本的に水中で暮らしているため、アリ騒ぎになっても平気な一種族(リベンジオブセブンではアバロン新市街が廃止になり、ネレイドの助力を得られなくなった代わりに酒場が影響を受けなくなったので、この特徴がモール族と共に無くなった)。
戦闘では、異様とも言える器用さ・素早さの高さが目を引くが、持ってる技能は斧・棍のみで器用さ依存の小剣・弓の初期技能は0なので技能を引き継げる皇帝以外で器用さを活かそうとするとかなりの育成が必要になる。閃きも2人が棍棒に適正があるだけであとはダメ。
種族特性として水野地相でHPを再生できるほか、固有装備「メロウリング」は冷気に完全耐性を持っているため、メイルシュトロームさえ通用しない。また熱や状態変化への耐性も高い。
見た目は女性形だが性別は不明。そのためロックブーケのテンプテーションも一切効かず、見切りを用意し忘れたプレイヤーにとってもありがたいスピードファイターである。
しかし体力は全員10と低くHPが上がりにくいので、油断するとすぐに倒れてしまう。注意。
腕力が低いため、技能レベルのある斧の使用にはあまり向かないように見えるが、素早さを活かし、稼ぎに役立つ「死の舞い」を振るう等物理アタッカー以外の役割をこなす分にはそれなりに使える。強力な陣形と評判の、前衛に限り先手を取れれば防御ボーナスのある「アマゾンストライク」とも相性が良い。
魔力が比較的高く見えるが、同時に理力(術阻害力)も高く設定されており、最終的にはサラマンダーにも劣るイマイチな術能力となっている。
リマスター版では固有装備に魔力+1の効果があり、少し威力が上がっている。
クシを受け取る際に「これで水を清める事が出来る」と発言しているが、前述の『大全集』には「地上の生き物を不潔とみなしているが、月光のクシをくれる者には優しく振舞う」という記述がある。
またゲーム中でも「月光のクシが大好き」というモール族の証言もあるため、水を清める事はついでで、本当はただのアクセサリー目当ての可能性もある。
一方で画集『時織人』では「『誠には誠で返す』を信条としている」と紹介されている。
なおソフトの入門書に当たる書籍『冒険ガイドブック』では、イーリスと共に「幻のクラス」として扱われていた。
リメイク版「リベンジオブザセブン」ではPVで初公開。フル3D化に伴いへそが描かれ下着を着用しているほか、陸で活動する際は人間と同じ脚のある姿に変化している。
普通の人間の女性と大差なくなり、原作プレイ済みのプレイヤーやモンスター娘好きからは賛否両論気味。
マーメイドの人魚も人の姿になっていたが、ネレイドの場合は月光のクシの力によるものという理由付けがなされている。
メタ的な理由としては恐らく長い尾ビレが汎用モーション(特にキック系体術)と上手くかみ合わず、仕方なく人間と同じ下半身に変更されたと考えられる。時代とともにゲームグラフィック表現力が上がった結果の思わぬ弊害と言えるだろう。
ロックブーケのテンプテーションに掛かったり、アマゾネスイベントで失敗判定になったり等(他の人外系クラスも共通だが)かなり謎な仕様変更が施された。
関連イラスト
関連タグ
サラマンダー(ロマサガ2) - イーリス(ロマサガ2) - モール族……同作に登場する亜人のクラス達。