「うふふふふふふ。わざわざ我が巣まで参ったか。……急かずとも良い。心配はいらぬ。全ての人間に、女王に仕える快楽をやろう。まずはきさまら七英雄からだ。この身に抱かれ、我が臣下として生まれ変わるがいい!」(第一形態)
「せっかく優しく殺してやろうと思っておったのに……こうなっては、手加減もできぬ。生命の限界を超えた真の力、見せつけてくれるわ!」(第二形態)
概要
携帯アプリに移植された『ロマンシングサガ2』の追加ダンジョン『追憶の迷宮』の“黄の記憶”において戦うことができるかつて七英雄が戦ったターム族の女王・クィーンの全盛期の頃の姿。
リアルクィーンとの決戦時に彼女が皇帝に向けて言い放った“七英雄さえ恐れさせた、真の姿”とはこの形態を再現した物である。
全ての生物を自身の支配下の置くことを目論み、その手始めとしてまず古代人たちをその支配下に置かんとその足掛かりとして七英雄から支配しようと企むが、逆に返り討ちにされ「世界で最も恐怖された、この私がやぶれるのか。……七英雄などと浮かれていられるのも今このときのみよ…。……世界の敵は我らだと思っておるのだろう? モンスターを殺しつくせば、それで世界は平和になると。……確かめに帰るが良い。私もお前達と変わりは‥しない。」と呪詛と古代人と彼ら七英雄が自分たちと同等の存在だということを仄めかしつつ、一先ずは滅び去った。
なお、第一形態時はリアルクィーン同様の殻を破って羽化した直後の状態に近い姿をしているが、無事に倒した後に突入する第二形態時は殻を脱ぎ捨てて完全に中の人が外へと出てきた状態になっており(ちなみ下半身部分が人間のそれではなく完全に昆虫と同じ形状をしている。)、本人曰く第一形態時は力をセーブした状態であり、第二形態時は完全にリミッターを解除している状態らしい(いずれにしても強敵であることには変わりないが)。
課金コンテンツ最後のボスにして、先代や母親の記憶を受け継いだリアルクィーンが“七英雄さえ恐れさせた”と言っていただけのことはあり、単純なスペックは本編ラスボスより高く、HPは52400+64800=117200とラスボスの総計(101535)をも上回り、内部データ上の武器攻撃力がラスボスより遥かに高く軽減が難しい。
そして初心者救済も兼ねたずっと俺のターンを実現してくれる究極の水系統の術『クイックタイム』を『クイックタイム返し』という名の術で無効化してくる恐るべき敵である。
2回行動で第一形態時は状態異常を中心に攻め、第二形態時は力押しで攻め立ててくる。
尚、全滅すると伝承法が不発に終わりゲームオーバーという迷宮ボス共通の仕様があるため挑む前に必ずセーブしておこう。本編ラスボスと異なりセーブに関する罠はないのでそこは安心してほしい。
両形態で戦術が違うとはいえ、攻撃の激しさは流石にカオス極まるラスボスには劣り、攻撃の種類も無法なあちらと比べれば常識的で対策も立てやすく、追憶の迷宮で手に入る「地の指輪」を2つ身に着け、然るべき見切りをセットすればほぼ完封できる。
この隙が七英雄に倒された由縁なのだろうか。
リベンジオブザセブン
ラスボスを撃破後にクリアデータをロードすると出現する隠しダンジョン「恐妃の都」で戦える(コンテニューでも可)。
アプリ・リマスター版の追憶の迷宮が廃止された都合上、七英雄に封印されていた事になった。
戦闘BGMは新曲「深く昏い奈落へ」⇒「Dress in dread~恐怖を纏う者~」。
クイックタイムが弱体化したが、クイックタイム返しは健在。
撃破ターン数が記録されるほか、彼女を倒したセーブデータから強くてニューゲーム(2周目)が可能。難易度も「ベリーハード」「ロマンシング」が解放される。
なお、七英雄の記憶を15個すべて集めると、七英雄の幻影と戦うことが出来る。倒すと強力なアビリティが手に入る他、5ターン以内に倒すと最強武器も入手出来る。ぜひ2周目に行く前に獲得しておきたい。
ちなみにドレッドクィーンと戦うだけなら記憶を集める必要はない。
過去作と比べて大幅に弱体化しており、幻影たちを倒せるなら十分に勝機はある(特にワグナスの幻影から入手出来る「連携ダメージ2倍」がかなり強い)。
ちなみに難易度ロマンシングでドレッドクィーンを倒すとアビリティが手に入り、技・術でのBP消費がなくなるため撃ち放題になる。
……が、そもそもこの難易度をクリアできる時点で敵はいないも同然なので今更手に入れても……と思うだろうが、
本作は冥術の有無でロマンシングの攻略難度が劇的に変化するため、サラマンダーを加えたメンバーで本アビリティを活用してみるのも一興かもしれない(通称サラマンシング)。本アビリティで戦闘不能含め全体回復できる消費BP99の火龍出水や消費BP50のリヴァイヴァが使いやすくなる。