概要
古代人が用いる【同化の法】は『他者の肉体に自分の魂を移すことで延命させる』、そして七英雄が用いた同化の法の改良版である【吸収の法】は『モンスターを体内に取り込むことで、そのモンスターから能力等の特徴を獲得する』とどちらも相手から奪うためのものであるが、それに対し伝承法は『伝える者と受け継ぐ者に強い意志があれば、志と能力を受け継ぐことができる』……即ち相手に託すという前述の二つとは真逆の内容となっている。
本作では謎の女魔導士オアイーブが本編最序盤の頃のバレンヌ帝国の皇帝レオンに授けた秘法として登場している。
息子ヴィクトールの弔い合戦に向かう前にレオンはこの術をオアイーブから伝授されたことで、七英雄の1人にしてヴィクトールの仇でもあるクジンシーとの戦いであえてソウルスティールをその身で受ける事でそれに対する見切りを会得、伝承法によってもう一人の息子であるジェラールにその見切りと共に自分の能力と志を伝承させることで、ジェラールのクジンシー討伐に大きな助けとなった。
そしてジェラールは残る七英雄に対抗するため、レオンが自分に伝承法で力と志を託してくれたように、自分も後世の皇帝に同様に託していくのである。
補足
ジェラールより後の皇帝に伝承法が発動した時に、それが年代ジャンプによる世代交代よって発動したものなら「やるぞ!」、皇帝のLPがゼロになって討ち死にすることによっ発動したものなら「先帝の無念を晴らす!」と決意表明するのがお約束となっている。
ただし、リベンジオブザセブンでは『年代ジャンプによって伝承法が発動した場合』だとクラスごとに固有の台詞を言う変更がなされた。
例:フリーファイター男なら「俺についてこい!」etc.
余談
伝承法はジェラールが皇帝に就任してからすぐ発動するようになっている(ジェラールがアバロンを襲撃したゴブリンの群れとの戦いで討ち死にしても発動する)のだが、リベンジオブザセブンでは『クジンシーを討伐するまでの間はジェラールが死亡しても伝承法が発動せずゲームオーバーになる』という仕様に変更されている。