CV(リベンジオブザセブン):越後屋コースケ(モール族、サラマンダー(ロマサガ2)を兼任)
概要
北バレンヌ地方の港町「ソーモン」に住む自称天才発明家の一族。胡散臭い見た目だが皇帝に対する忠誠心は厚い。
名前の由来は実在した発明家、平賀源内であるようだが、公式には明言されていない。
話し掛けると「私はヒラガ〇世です」と話すので年代ジャンプでどのくらい世代交代したか分かる(本作は世代の経過によって発生するイベントがあるため。トーマでも可能)。
11世は「人力風起こし」なるものを発明し皇帝に見せようと連絡してくる。風を起こして涼しくするのが目的だったが、これを使って空を飛べることはヒラガ自身も気づいていなかった。ただ人力なので相当疲れる。
そして18世は一族の夢であった全自動人形「コッぺリア」を作り出す。ファンタジー世界の発明品とは思えないオーバーテクノロジーの代物。しかし口が悪い。
この他、ミラマーの町が一定の段階まで発展すると、開閉機能を持った橋を運河に掛けようと提案する。レオンブリッジと名付けられる。しかし、後に巨大生物の衝突によって壊れてしまう。
つまり「代々天才発明家」と言いつつも、ゲーム中に何かを発明したのは3人(或いは2人)しかいないのである。
書籍『ロマンシング サ・ガ大全集』でも「役立つ発明品をごく稀に提供してくれた」と記述されている。
白い髭と眼鏡が特徴的。老人の様に見えるが、書籍『冒険ガイドブック』によると47歳とのこと。
公式イラストでは自身の姿をモチーフにしたかのようなロボットも描かれており、コミカライズ版にも登場しているが、ゲーム本編には未登場。
進め方によっては彼が発明したコッペリアが伝承法で皇帝に即位するが、当然伝承法のことなど知らないヒラガはゼンマイを巻いてないのに勝手に動き出した上に言葉遣いまで丁寧になってアバロンへ向かうコッペリアを茫然と見送ることになる。
備考
公式イラストになっているのは「ヒラガ6世」だが、実際にゲーム中に登場するヒラガは3世からスタートする。
6世はゲーム中では何も発明しておらず、まったく特筆すべき存在ではない。
一方、ヒラガは1度の年代ジャンプで最高8世までカウントされる。そして年代ジャンプの最高回数は12回である為、最高で99世まで登場できる事になる。
この事から、「ソフト開発当初は6世からスタートさせる予定だったが、ラストが99世になるように逆算し、3世からスタートするよう変更したのでは?」という考察が存在する。
なおデータ上は100世以降もカウントされ、255世でカウンターストップを起こす(0世に戻ることはない)のだが、あるバグ技を使わないとそこまで延ばす事は出来ない。
パーティに加わる予定があったのか、彼の仲間キャラクターとしてのデータが没データとして存在する。
同じ没キャラであるオアイーブ、トーマらと違って能力値や装備品などは細かく設定されている。
エンペラーズサガ
ヒラガ6世が登場。名前は単に「ヒラガ」。戦士カードとして登場するため、自ら戦場に立つことになった。天術を使う設定になっているが、その中には薬品を使って大爆発させる類のものも。ちなみにイラストはロボット付きの公式イラスト。
ストーリーでは次元転移装置を作ったり巨大コッペリアを作ったりリージョンシップを知っていたりT260Gを修理したりしている。
ヒラガ7世も登場する。こちらは金髪ロングのイケメン。
リベンジオブザセブン
ヒラガ宅の天井には巨大な歯車がいくつも回っている。しかし歯が噛み合っていないので歯車として機能しておらず、何のために回しているのか不明。
イベントを進めるとヒラガとの絆によってアビリティ「ヒラガサーチ」が習得出来る。
効果は「敵の弱点が1つだけ自動的に判明する」という、いわゆるライブラ的なもの。
コッペリア即位イベントでは驚きのあまり空いた口が塞がらないかのような表情(要するに( ゚д゚)な表情)で彼女を見送っている。
今作でもNPCだがオリジナル版と違い、関わっていればエンディングにも登場しコッペリアや帝国鍛治職人、軍師と並んで登場する。