「100年早いわー!」
プロフィール
職業 | 傭兵 |
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趣味 | 自分の体をいじめる |
吸収の対象 | 巨獣という巨獣全て |
夢 | 一片の悔いもない人生 |
目標(過去) | 世界チャンピオン |
目標(現在) | 最強! |
形態変化 | 年代経過毎に遠征を行い、形態変化する(最大第四形態)。ただしダンターグが最後の七英雄になる場合は第三形態で固定 |
CV | 近藤浩徳(LoV) / 三宅健太(RS2R) |
概要
「暴れ者のダンターグ」の異名通り、七英雄一の乱暴者。語源は山手線の五反田である。
七英雄の目的である「古代人への復讐」には全く興味が無く、ただひたすら自身が強くなる事のみを追い続け、ナゼール地方の各洞窟でモンスターを吸収し続けている。
弱者には興味を示さないため村を襲うことなどはないが「虫けらの分際でこのダンターグ様に頼み事か!」「弱者は強者にひれ伏すものだ」など、実際は自分以外の存在を見下している。ラストダンジョンで対決する場合は「こんな奴らに敗れるとはワグナスたちも落ちぶれたな!」とまで言い放つ。
獣のような四肢を持ち、七英雄の中でも最多の4形態を持つ。
形態変化にも他の七英雄にはない特徴があり、クジンシーとスービエを除く他の七英雄が「皇帝の最大HPが700になるか」が形態変化の分かれ目であるのに対し、ダンターグは年代経過に伴って周辺のダンジョンへ遠征し、実際にそのダンジョンのボスモンスターを吸収する形で進化する。その為、該当ダンジョンに先回りしてボスを倒しておけば進化を食い止める事が可能。ちなみに先回りに失敗して吸収を許した場合、ダンターグは代わりに違うボスモンスターを置いていき、襲撃の事実を偽装する等、乱暴者のイメージからはあまり想像のつかない賢さも見せたりする。
全体に及ぶ強力な体当たり攻撃の「ぶちかまし」や、時間差を付けて地震攻撃する「グランドスラム」が脅威。
特に第3形態はこの両方を使用する可能性があるので、かなり危険。
第4形態になると盾と槍を装備するようになり、単体に即死級のダメージを与えてくる「活殺獣神衝」が強力。
進化する前にさっさと倒しに行こうにも、育っていない皇帝では返り討ちに遭う程に強く、レア武器である「デストロイヤー」を落とすのも第3形態以降と言う困った人である。
脳筋のイメージが強いが、第3形態のみ毒の術である「ポイゾナスブロウ」を唱える。取り込んだモンスターの影響だろうか。
他の七英雄と違い、最後まで誓いを破る事は無く、一般人に危害を加える事も無いので、七英雄の中では割と無害な方かもしれない。
ただ、それでも目の前を横切ろうとする皇帝を見逃してはくれないので注意。
復讐には興味がないと言っているが、彼が待ち構えている地域の南には七英雄の本体が眠る大氷原があり、氷海をスービエが、陸路をダンターグが塞いでいるようにも見える。
『ロードオブヴァーミリオンⅡ』にも登場。
カード裏のフレーバーテキストによると、以前の職業は傭兵で世界チャンピオンになるのが夢だったようだ。また、これはエンペラーズサガ・インペリアルサガのイベントとも連動するが、どうやら元々獰猛な性格だったようであり、吸収の法をノエルから授かった際も、吸収によってモンスター側の性格に影響されるリスクをしっかり理解しており、自分と同じような性質のモンスターに絞って吸収する事でリスクを回避すると、賢い立ち回りをしている。復讐に興味を持たない点も加えて考えると、七英雄の中では最も精神的に変化のなかったメンバーと言える。
『ロードオブヴァーミリオンⅢ』での声優はボクオーン同様近藤浩徳。
コミカライズ版では、彼が巨大な獣と同化した事が、七英雄が一族から恐れられる発端となったとされている。子供と子ムーの救出に向かった傭兵皇帝オライオンと遭遇し交戦、敗死するがその際「気に入ったぞ…!」と皇帝を認めるかのようなセリフを遺した。
尚、ゲーム中に登場する古代人(七英雄含む)の中で頭髪が確認できる者は、皆髪が水色をしていると言う共通点があるが、ダンターグだけは赤毛である。設定的に何か意味があるのかどうかは不明。
リベンジオブザセブンのトレイラーでは金髪に髭面で顔中に傷のある筋骨隆々とした男性という古代人時代の姿も描かれている。「何が悪い?俺は強敵を求める」と当時から好戦的な性格で第4形態からの逆算からか槍を武器にしている。演じるのも屈強な男性役の多い三宅健太氏が起用されている。
進化のメカニズム
「オレは七英雄の一人、ダンターグだ。
強いモンスターが多いこの地域で奴らを倒し、
吸収して自らの力をアップしているのだ。」
前述の通り、ダンターグは七英雄の中で唯一特異な進化条件を持つ。
これはダンターグがおよそ200年に一度の頻度でナゼール地方の各ダンジョンに遠征し、そのダンジョンに構えるボスモンスターを吸収しているためである。
詳細な条件と進化状態は以下の通り。
進化状態 | 世代(経過年数) | 該当ダンジョン | ダンターグ襲撃前のボス | ダンターグ襲撃後のボス |
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第1形態期 | ゲーム開始〜6世代目(192年) | 東のダンジョン | 蛇系モンスター | 悪魔系モンスター |
第2形態期 | 7世代(193年)〜12世代目(384年) | 南のダンジョン | 爬虫類系モンスター | 精霊系モンスター |
第3形態期 | 13世代(384年)〜18世代目(576年) | 詩人のどうくつ | 昆虫系モンスター | 獣人系モンスター |
第4形態期 | 576年〜 | 子供と子ムー | ダンターグ固定 |
ゲーム中では一定数のイベントクリア時に、それまでの戦闘回数と同じ数だけ年代ジャンプのイベントが発生する。そのためジャンプ時に200年以上カウントされた場合はその時点でダンターグが1段階進化したと考えよう。
規定の世代になると、ボスモンスターと同系統のザコが消え、エリア最深部ではダンターグが徘徊している。
遭遇すると戦闘になるが、リマスター版では退却が可能。運悪く遭遇してしまったら一旦退いてしまおう。
ナゼール地方に進出するには、北部に位置するルドン地方を制圧した上でモンスターの巣窟となっている難所『ルドン高原』を突破しなければならない。
必然的に戦闘回数もかさんでくるため、もし東のダンジョンでダンターグの進化を阻止したいなら、ジェラール時代に南バレンヌ地方をスキップし、ルドン地方の制圧を優先しよう。
もしルドン地方のイベントクリアで年代ジャンプが起こっても、戦闘回数の合計が192に達していなければ次の世代の皇帝でナゼールのダンジョンをクリアすればいい。
東のダンジョンと南のダンジョンは出現条件も簡単で構造も分かりやすく、ボスモンスターもさしたる強さではないので難易度は低い。
更に南のダンジョンクリアによってナゼール地方の制圧は完了し、優れた防御陣形「ムー・フェンス」を会得できるサイゴ族が陣営に加わってくれる。
ダンターグ攻略には非常に有用な陣形となるので、進化を阻止するつもりでない人も早い段階で獲得を目指したほうが良いだろう。
因みにダンターグの各形態別の戦闘能力は次の通り。
- 第1形態
初期形態でHPは19999。しかしながら全体攻撃のぶちかましをほぼ毎ターン連発してくる。
この時点で腕力は19と中の上レベルで、ダメージはおよそ300〜400。
最初に東のダンジョンに着たばかりのパーティでは瞬殺されてしまうだろう。
また、横一列にスタン効果つきで攻撃する地裂撃も地味に厄介。
- 第2形態
1度進化に成功した形態でHPは24999。炎のような頭髪が猛牛のような角に変わった。
攻撃はこの角のほかに槍技のくし刺しが追加され、インペリアルクロスでは即死が確定する。
腕力も21に強化されたため、ぶちかましの威力も350〜450にアップ。
地裂撃も引き続き使ってくるため、ムー・フェンスで防御してから行動しないとHPがまずもたない。
- 第3形態
2度目の進化に成功した形態でHPは29999。進化を阻止していないプレイヤーが子供と子ムーで遭遇しがち。
比較的人間らしさを残していた両腕が巨大獣の前足に変わり、より一層巨体の大きさに磨きがかかった。
しかしながら確定2回行動の内容が整理され、初撃にぶちかましか毒効果のポイゾナスブロウ、続けざまに地裂撃でスタンを狙うか、全体攻撃のグランドスラムを使ってくる。
お分かりいただけるだろうか。最悪の場合、1ターンで即死級の威力を持つ2回の全体攻撃が襲ってくるのである。
腕力は23まで上昇しているため、ぶちかましの威力は400〜500。グランドスラムにいたっては600以上は免れない。
ムー・フェンスを勧めた理由はここにある。このダンターグの連続攻撃は防御体制で受けないとダメージがカンストしてしまい、全滅してしまうからである。
そのため、第4形態を差し置いてこちらを最強と評するプレイヤーも少なくない。
事実この後の第4形態はポイゾナスブロウを使わず、やや防御寄りのステータスになっているため僅かに対処しやすく、場合によってはわざと第4形態への進化を待つ作戦も有効になる。
しかしここまでなら、冥術のレイスフォームで完封できる。
- 第4形態
ナゼールのボスモンスターを吸収しつくし、最強の力を得た形態。HPは29999のまま変化なし。他の七英雄を全滅させ、ダンターグをラストダンジョンの守護に追い込んだ場合にこの形態が現れることが多い。
巨大な槍と盾を装備したことで1回目の攻撃時に単体攻撃の槍技を使う頻度が上昇したため、相対的にぶちかましを使うことは少なくなった。
しかし腕力が25まで上昇したダンターグの攻撃はほぼ全てダメージ1000を裕に超えてしまうため、まともに受けては即死は免れない。
特に気絶効果のある活殺獣神衝が強烈で、ムー・フェンスによる防御も安定しなくなった。
2回目の行動で相変わらずグランドスラムをつかってくるため、持久戦は厳禁となるのだが、ここでダンターグの盾が地味に効果を発揮する。この盾は発動時に防御力15のボーナスがつく上に、20%の確率で回避するガーターの役割まで果たすため、只でさえ無尽蔵のHPを誇るダンターグに中々攻撃が通らないのだ。ポイゾナスブロウを使わなくなったことが、唯一の救いだろう。
もしあるならば禁断のクイックタイムでダンターグの行動をそのものを封じ込めてしまう作戦も有効。
正攻法ならばラピッドストリーム+光の壁や、アマゾンストライクの行動後防御といった、強敵相手に通じる能動的な防御を兼ねた攻撃が最低限必要になるだろう。
雷属性のプラズマスラストを使う影響で、レイスフォームでも完封が不可能になる。
リベンジオブザセブン
「何が悪い。 俺は強敵を求める。」
プレイヤーが相対する際の彼はとてつもなくデカい。クジンシーもジェラールの倍は大きいのだが、彼はそれを二回りは上回る大きさ。
どうやら確定で初回に東のダンジョンを攻略した際に遭遇するようになっている。
その気になれば原作では叶わなかったジェラールによる討伐も可能。
戦闘ではHPを削っても戦闘中に次の形態に変身し、HPが半分まで回復して連戦となる。
当然弱点(大体共通だが)や状態異常耐性も変化する(たとえば第一形態は眠りが効くが、第二形態以降は無効化される)。
この時のバトルで負けても「キサマのような小物、吸収する価値もない。失せろ」と見逃してくれ、全滅することなくダンジョンを攻略した扱いになる。ただし2回目からは見逃してくれず世代交代となる。また戦闘前の選択肢が変化している。
こうしたことからか、難易度オリジナルでは到達タイミングによってはかなりギリギリで勝てるか勝てないかで調整されていると評判。
2周目から選べる難易度ベリーハードやロマンシングでは、ぶちかまし1発でPTが壊滅or半壊になりかねない。しかもこの時点では、全体回復手段が赤水晶のロッドによる「火龍出水(狂戦士耐性必須)」しかない。面倒ならわざと負けてサイゴ族のイベントをこなし、氷の遺跡に行けるようにしてレストレーションを手に入れるのもあり。加えて光の壁を習得しておけばより安全に戦える。
また戦闘中に変身する仕様はどのタイミングで挑んでも共通で、第四形態に進化した状態で挑むと原作には無かった第五形態(最終形態)が現れる。
「七英雄の記憶」の中のダンターグは当時から最強の戦士を目指して、強者との戦いを求める腕利きの傭兵であった。
強者なら魔物だけでなく人間とも戦うが、タームとの戦いで窮地に陥っていたノエルの助太刀に入り、諦めかけていた彼を叱咤して立ち上がらせ、戦いが終わったあともノエルが戦える状況ではないと知ると引き下がるなど、力や戦いだけの男でない面も見せている。
この縁からなのか経緯は不明だがその後、ワグナスの少数精鋭部隊(後の七英雄)に加入し、初期メンバーとしてノエル、スービエと共にタームの女王討伐作戦会議にも参加していた。
初対面の怪しい男に槍を向けても静止されると素直に従い、ワグナスの作戦も聞き入れており、大神官によってワグナスが処刑されかけた時は他の5人同様に駆けつけている。
しかし今のダンターグは仲間との協調性もなく、1人でひたすら「強くなるため」に強いモンスターを吸収し暴れるだけの存在になってしまった。
オリジナル版ではプレイヤーから「元から乱暴な男なので吸収の法の影響がないのではないか」と思われていたが、リメイク版ではむしろ「強いやつと戦う」ことに対する執着が増してしまい、完全に変わり果てていることがわかる。
「恐妃の都」にて人間時代の幻影と戦うことが出来る。
開幕いきなりぶちかましを仕掛けて来てPT全員に1000↑のダメージを叩き出して来る。これに耐えられないと始まらないので、光の壁でダメージを半減させるのが推奨される。
見事倒せば「百獣の小手」なるアクセサリーが手に入る。物理攻撃を強化してくれる上に閃けば「ぶちかまし」を獲得出来る。体術では非常に強力な全体攻撃になるので雑魚をワンパン出来てしまう。
バグ
スーパーファミコン版及びバーチャルコンソール版では、あるバグ技を使うとデバッグルームに行けるが、何故かこのデバッグルームには第2形態のダンターグが配置されている。
セリフも何もなく、倒しても何も起こらない。
後に『LOV』にて花園を背景にしたダンターグのイラストカードが登場したが、デバッグルームを意識した…わけではなく、ヴァルハラの楽園をイメージしたものとのこと。
外部作品への参戦
同社のアーケードカードゲームロードオブヴァーミリオンⅡにてVer2.0、ロードオブヴァーミリオンIIIのVer3.1Rでゲスト使い魔として参戦。
ロードオブヴァーミリオンⅡでは種属は魔種、コストは25、HP460、ATK55の闇属性複数攻撃、DEF50、移動速度3、スキルはリペアの大型使い魔として参戦、特殊技は移動速度低下効果が付属している闇属性のトラップ「グランドスラム」
この当時は特殊技、スキルを含めて「暴れ者」の名に似合わずテクニカルな使い魔だった(当然、通常戦闘も強力だった)
ロードオブヴァーミリオンIIIでは種属は魔種、ジョブはアタッカー、タイプは「七英雄」、コスト60、ATK90、DEF80という中型使い魔として扱われている
比較的バランスのとれたステータスであり、超覚醒時にはアビリティとしてダンターグの代名詞といえる「ぶちかまし」が発動する
このアビリティの効果は「自身のATK上昇+ダッシュアタックの際に対象の敵使い魔ごと周囲の敵使い魔にもダメージを与える+更にダッシュアタックでダメージを与えると同時に敵使い魔を弾き飛ばす」という極めて豪快なアビリティであり、超覚醒時のステータスはHP650、ATK230、DEF180になる
これにより一度のダッシュアタックで複数の敵を同時に倒すことも可能であり更に弾き飛ばす効果は相手のマナタワー制圧やアルカナストーン破壊の妨害にも役立ち、ディフェンダーが少ない魔種にとっては最終防衛線として機能させられる
しかし、この弾き飛ばす効果は同時に弱点も内包しており無闇に相手を弾き飛ばすだけでは相手の撤退の支援や見方の戦闘の妨害にも繋がるので、そういう局面ではダッシュアタックを使わずに通常攻撃での戦闘で立ちまわった方が賢明である。