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レオン(ロマサガ2)

れおん

スクウェア(現:スクウェア・エニックス)のコンピュータRPG『ロマンシングサガ2』に登場するキャラクターである。
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プロフィール編集

所属バレンヌ帝国(30代目の皇帝 ※)
年齢不明(レオンが20代の頃にヴィクトールジェラールが誕生したと仮定するならば40代~50代)
一人称私(わたし)
声優堀内賢雄(リベンジオブザセブン)

※:画集『時織人』の記述より


概要編集

北バレンヌ地方に存在する国「バレンヌ帝国」の皇帝。ゲーム開始時における初代の皇帝であり、初の「プレイヤーが操作するキャラクター」でもある。


長い髪と髭が特徴的な男性。

リメイク版ではフル3D化と声がついた事に伴い、厳かながらもなかなかにダンディな印象を受けるようになった。

厳かな格好(ぶっちゃけ戦闘には不向きで動きにくそうな服装)のまま走り回り、飛び跳る姿にシュールさを感じる人も一部いるようだ。


モンスター達によって人々の平安が乱される中、平和のための全土統一を目指して皇帝である自らも前線に立ってモンスター退治に乗り出した。

その際、武勇に優れる長男のヴィクトールではなく、心優しく戦の心得も皆無な次男のジェラールを戦の経験を積ませるため同行させている。これに関してはヴィクトールから「ジェラールの才能は内政に活かすべきでは」苦言を呈されていた。


しかし帝国暦1000年のある日、彼の留守中にヴィクトールが七英雄の1人クジンシーに殺害される。

ヴィクトールの最期を聞いた彼は、闇雲に向かっても勝てないと判断してか、クジンシーを警戒していた謎の女魔導士オアイーブから秘法「伝承法」を授けられ、そのままクジンシーに戦いを挑むも、その必殺技「ソウルスティール」によって返り討ちにされる。


だがレオンの目的は、その技を敢えて身に受けることによって見切り、それを伝承法で息子のジェラールへと受け継がせることにあった。つまり始めから生きてクジンシーを打倒できないことは予め想定済みだったのだ

息子に残忍なクジンシーを倒させ、ひいては「平和のための全土統一」を目指させる為、自ら捨て石となったのである。

帝国の未来を残されたジェラールに託し彼に看取られ死亡する。

父親の記憶、能力、意志を受け継いだジェラールが新たな皇帝となり、バレンヌ帝国と七英雄との長きにわたる戦いが幕を開けることになる。


レオンが文字通り命を捨てて得たソウルスティールの見切り技は終盤でのクジンシーとの再戦、ひいてはラスボス戦でも大いに役立つ事になるため、いかに彼の犠牲が尊いものだったのかがわかる。

物語序盤のみの登場ながら、その存在感と影響力は凄まじかったと言える。


リメイク版の体験版ではジェラールに皇位を継承したところで終了するため終始レオンを操作することになる。


戦闘力編集

所謂「イベント用の特殊キャラクター」であり、一般の仲間キャラ達とは異なるプログラミングがなされている。

ソウルスティールを受ける前に全滅またはレオンやジェラールのLPが0になるとゲームオーバーのため、レオンやジェラールのLPに余裕があるうちに皇位継承を済ませておきたい。

能力値は素早さが低めだが、それ以外は良水準。

武器の中では剣・大剣の技能レベルが最も高く、天の術「ライトボール」も身に付けている。

しかし技の閃きに関しては最悪で、反撃・回復などごく一部の例外的な技以外は閃かない。また「二段斬り」という剣技をデフォルトで覚えているが、この技は他のキャラで閃き直さない限り技道場には登録されない


リメイク版では閃き適性が少し改善され、なぎ払い等を閃けるようになっている。

また、初期装備が「レオンの剣」になっており、原作のバスタードソードに相当する攻撃力を持っている。当該剣はウオッチマンの巣にないのでその代用も兼ねているか。


人物関係編集

家族編集

レオンの長男である第一皇子。

父と同じく武勇に優れていたが、アバロンを襲撃したクジンシーによって命を落とす。


レオンの次男である第二皇子。

父や兄とは違って武ではなく学問に優れている。

伝承法によりレオンの能力や記憶、そして意志を受け継いでクジンシーと戦い、更には帝国の未来を背負うこととなる。


家臣編集

同じ初期パーティのメンバー。

SFC版及びリマスター版ではゲーム開始の時点でジェラールと共にパーティーにいるが、リメイク版では『最初はレオンとジェラールの二人パーティーで封印の地の外にいる状態からスタートで、先に封印の地に向かっていた彼らと合流して五人パーティーになる』という流れとなっている。


七英雄編集

帝都アバロンを襲撃し、ソウルスティールにより文字通りヴィクトールの命を奪って殺害した。

そのためレオンにとっては息子の仇であるが、弔い合戦でクジンシーが拠点とするソーモンに向かうもヴィクトールの二の舞になってしまう。

また、弔い合戦直前にクジンシーから「頭を下げてアバロンを差し出せば、重臣に取り立ててやってもいいぞ」と上から目線な勧誘をされるが、レオンはこの誘いを一蹴してジェラール達と共にヴィクトールの仇討ちに挑んでいる。


その他編集

レオンが封印の地で目的を達成して、アバロンに凱旋した時に謁見に現れた謎の女魔導士。

レオンに前述のクジンシーの危険性について進言してからアバロンに滞在し、ヴィクトールがクジンシーによって亡くなると使いの兵士に呼ばれてレオン以降のバレンヌ皇帝に深く関連することになる秘術《伝承法》をレオンに伝授した。


関連イラスト編集

父と息子更に派生失敗する者達

レオン


余談編集

通常プレイにおいては全く気にならないことだが、

レオンはデータ上では「皇帝」というクラス(ジェラールは「第2皇子」)扱いされているらしく、バグ技等を使ってエンディング後の年表に彼を載せると「皇帝皇帝レオン」と表記される。

全てが終わった後は酒場で食事を摂る最終皇帝の背後に歴々の皇帝達の最後にヴィクトール、ジェラールと共にレオンの幻影が登場する。


リメイク版では伝承法の開始者として正式に年表に載るようになり、そちらではちゃんと「皇帝レオン」と表記される。

こちらのエンディングでは酒場には現れず、仲間達の幻影に導かれるように再び玉座の間に赴いた最終皇帝を穏やかな様子で出迎えるかのような幻影として描かれている。

自らの意思を継いで、七英雄との長きに渡る戦いに終止符を打ってくれた最終皇帝にレオンも感謝しているはずであろう。


関連項目編集

皇帝 父親 自己犠牲

伝承法


スクエニ関連タグ編集

ロマンシングサガ2(リベンジオブザセブン)

エンペラーズサガ - こちらでも戦士カードとして登場。

ロマサガRS - 配信5周年とリメイク版発売記念にそれぞれ登場。


皇帝(FF2) - 旧スクウェアのRPGの皇帝&声優繋がり。こちらは恐怖と暴力で世界支配に乗り出すラスボスでありレオンとは真逆の悪人である。

ネイル(ドラゴンボール) 地球の神

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