概要
バファル帝国の北部にあるサンゴ海を根城にする海賊。
帝国船を襲撃しては金品をまきあげるというオーソドックスな海賊家業をやっているが、無益な殺生を好まない性格のため、彼の考えそのものに賛同する者も多い。
愛用する船の名前は「レイディラック号」。
しかし、同業者で目的のためなら手段を選ばないブッチャーとは事ある毎に対立しており、ついにブッチャーは帝国を利用して彼を陥れ、アジトの町パイレーツコーストから追放される。
北のワロン島に到着するも、道中で嵐に遭いレイディラック号は到着と同時に沈没。
こうして海へ戻れなくなった彼は、一介の冒険者として活動することになる。
それがまさかサルーインと戦う運命へと繋がっていたとは、さすがの彼も気づいていなかったのだが···。
相棒にゲッコ族のゲラ=ハがおり、異種族同士でありながらも信頼は深い。
後半は、自らを陥れたブッチャーと対決するシナリオもあり、リメイクでは完全決着をつけられる。
エンディングでは、海賊たちが「自分たちが落ち目になったのはホークを追い出してからだ」と語っており、海賊たちの間で彼の存在がいかに重要だったかを示している。
イラスト
▼左がオリジナル、右がリメイク。
リメイクはどう見てもジャック・スパロウです、本当にありがとうございました。
名前に関する余談
彼の名前は、それ自体は「ホーク」である。
しかし、SFC版発売当初の取扱説明書・各種書籍に「キャプテンホーク」と書かれていた上、SFC版の名前入力画面にデフォルトネームが表示されていなかったことから、彼の名前をそのまま「キャプテンホーク」と入力するプレイヤーは決して少なくなかった。
だがゲーム中では、「ホーク」という名前を想定しており、「キャプテン」の部分は文章中に付け足される仕組みであった。その結果・・・
レイディラック号の船長
キャプテンキャプテンホークだ!!
「キャプテンキャプテンホーク」との文字列を目撃してショックを受けた人多数となったのであった。
リメイク作およびミンストレルソングでは最初から「ホーク」とデフォルト名がついているのでこのような悲劇はまず起こらない。
なお、後の『サガフロンティア』でも「T260GG」、リメイク版『ライブアライブ』の西部編でも「サンダウン・キッド・キッド」、『ドラゴンクエストモンスターズ3』でも「デスデスピサロ」というよく似た悲劇が再発した。
もっとも、これらもリメイク版ホークと同様に最初からデフォルトネームが入っているため、邪推して「G」や「・キッド」や「デス」を自分の手で付け加えない限りは発生しないのでまだマシである。