概要
はるか昔、作中の世界であるマルディアスを作った神マルダーの妻サイヴァが、マルダーの一派に戦いを仕掛けた。その力は、マルダーを含むほか全ての神を一度に相手しても引けを取らなかった。
戦況が拮抗する中、新たな神を作り出して勝利を目論んだサイヴァは、小指からエロールを生み出す。だが、唯一の良心ある場所だったので、エロールは善神として誕生し、逆にサイヴァは敗れ去った。
のちに、サイヴァの肉体は四散し、それらが新たな邪神を作り出した。それが、長兄のデス・次兄のサルーイン・末妹のシェラハであった。
- デスはサイヴァの骨から誕生し、アンデッドの集団を率いた。この軍団は、光に弱いこと以外に弱点がないため、地上の者はまともに太刀打ちできなかったが、アムトとエリスの力で冥府に閉じ込められ、敗れた。以後は、邪神という立場を降り、死を管理する神として重要な役割を担うようになる。
- シェラハはサイヴァの髪から誕生し、最強の魔力を持ち、中でも闇術の力は人々の心にまで入り込んで絶望させる闇であった。しかし長きに渡る戦いに飽きていたため、エロールと相談して取引をした。闇の力を相殺するダイヤモンドの指輪をつける代わりに、自分の提示した条件をいくつか認めさせるものだったが、詳しくはハッキリしない。かくしてシェリルという人間になり、記憶を失って各地を放浪する。
- サルーインはサイヴァの心臓から誕生し、闘争本能が誰よりも強い破壊神で、デスとシェラハが降参しても戦いをやめようとはしなかった。そこで、エロールは10種のディスティニーストーンを作り、人間の騎士ミルザに持たせる。ミルザはサルーインと刺し違える形となったが、封印され活動ができなくなった。
これが作中より1000年前の出来事。そして時は流れ、サルーインが再び封印から解き放たれようとしているのが、ストーリーのあらすじになる。1000年前に生まれた存在でありながら、いずれの人物も作中に登場するが、サルーインを除けば邪神としての性格は既に失っているに等しい。
また、エロールも経緯こそ違えどサイヴァから生み出された存在であり、その意味では彼らと兄弟関係にあるとも言える。
邪神と呼ばれるだけあって、他の多くの神々とは異なり、表立って神殿は建てられていない。そのため、都市の地下道などの通路が入り組んでいることを利用して、奥に秘密神殿を作って信者が祈りを捧げている場合などが多い。ただ、その中でもサルーインに祈りを捧げる者は珍しいとか。
関連タグ
三貴子:恐らく元ネタ。