概要
1000年前にサルーインを封じた英雄。多くの仲間に支えられ、サルーインと刺し違えた。エロールによって天界に引き上げられ、正義の神として永遠の命を与えられて現在に至る。
その功績はマルディアスでは誰もが当たり前のように知るところであり、クジャラートの南方にある騎士団領もミルザの志を継ぐ者によって作られた(現に首都の名前が「ミルザブール」となっている)。当然、どの神を信仰するかで地域差があるマルディアスにおいて、ミルザを信仰する者が多いのは現在でも騎士団領。
銀の戦士の異名も持つ彼は、神々の武器を持って戦ったと言う。そのため終盤になると、主人公たちもサルーインを再び封印するため、神々の武器が必要だと詩人に教えられるのだが、その模範となったのが、やはりミルザであった。そのうちの1つである最終試練は、ミルザが辿った道そのものである。
邪神に立ち向かった人間という意味では先駆者であり、しかも成功させてみせたことから、まぎれもなくマルディアスの英雄像の見本であり続けている。
ちなみに彼らが戦った時のサルーインの強さは、ミンサガで言う「ディスティニーストーンを全て捧げた状態の完全体」であった。それはシリーズ最高峰の強さを持つ相手であり、ミルザたちの強さがいかなるものだったかをうかがい知ることができよう。