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ミンストレルソングでの声優は松本大

概要編集

ローザリアのクリスタルシティ出身の屈強な戦士であり、戦いのプロフェッショナル。

正義感が強く、普段は温厚な性格。だが、正義に反すると感じた相手に対しては容赦しない。

珍しい大剣「アイスソード」を手に入れることを夢見ている。


なお書籍『ロマンシング サ・ガ大全集』では「『ローザリア王国聖戦士』なる組織に属しており、仕事として強力な武器を探し歩いている」とされているが、一方ファンブック『ロマンシング サ・ガ大事典』では既に聖戦士を引退しているとされている。

邂逅編集

グレイ編では最初から仲間になっているが、それ以外では彼がアイスソードを手に入れたときに出会うシーンが有名。

そのアイスソードをあろうことか、街中で自慢してしまったため、魔が差したプレイヤーにアイスソード目当てに殺されることもしばしば。

しかもこの時、原作では選択肢1つで殺される為、せっかくの戦いのプロフェッショナルという設定が吹っ飛んでしまっている。

原作では剣をコレクションする目的で買ったようであり、仲間にしてもアイスソードを使用するような形跡が無い(その証拠にアイスソードの熟練レベルはどんなに時期が経過しても0のまま)。

ソフトの内部には敵キャラクターとしてのデータが存在する為、プレイヤーとの戦闘イベントは予定されてはいたようだ。だが実際には戦闘にはならず、しかもこの没データ、弱い


リメイクの「ミンストレルソング」では戦闘シーンが追加され、アイスソードで攻撃してくるようになっている。···が、やはり辿る道はあまり変わりないようだ···。

なおリメイクに際して、オリジナルと比べて見た目が大きく変化している。


何故殺されてしまうのか編集

もちろん、アイスソードという最高級の武器が目当てというプレイヤーも多かろう。事実、リスクを背負ってでもそれを入手するだけのメリットはある。だが、慣れたプレイヤーの場合、彼がアイスソードを殺されて奪われてしまうのには、アイスソード入手以外にも目的がある。

  • ロマサガ1では終盤に強力な武具・術法を手に入れる事ができる3つの場所「最終試練」「オールドキャッスル」「冥府」があるのだが、彼を殺すことによって簡単に冥府に行けるようになるのである。更に冥府でガラハドを生き返らせてもらうことにより、オールドキャッスルなどに行けるようにすることも可能(先に行けるようになっている場合は関係ないが)。このため、ガラハドは「最終試練」「オールドキャッスル」「冥府」の三地点制覇を狙うプレイヤーに殺されてしまうのである。
    • 余談だが、冥府でガラハドを生き返らせる際は代償として主人公の最大HPが50減ってしまう。交渉先のデスからは「絶対に後悔するような代償」と言われるのだが、彼の命の価値はHP50程度らしい。更に、SFC版ではこの際主人公のHPが50未満だとHPが65535近くになるというバグがある。なお、仮に生き返らせたとしてもゲーム中で会うことはできない。結局三地点制覇のためでしかないのである···と思いきや、ホーク編では進め方次第では序盤に冥府行きが決定することもある。その場合、冥府以外の場所で最終的な強化をしたい場合、ガラハドを生き返らせる必要があるものの「生き返らせるためには当然であるがまず殺さなければならない」という現象が発生してしまう。
  • ミンサガでも彼を殺すと冥府行きに大きく近づくが、実は確定というわけではなく、割と柔軟に行き先を変更できる。冥府で手に入る武具がデメリットの大きなものになったことで、パーティ強化という意味では三地点制覇の意味がまるで異なる。しかしながら、アルツールで買えるアイスソードが20,000金、対して巨人の里で買えるアイスソード+1が30,000金。1.5倍の価格なのに、性能に大きな差はそれほど見られないため、リスクも下がったことで殺されやすいことに変わりないのだ。しかも今回は、20,000金を持った状態でアルツールの武器屋に入店した時点で売り切れが確定するため、アルツールでは彼に先を越される可能性が大きく増したのだ。
    • 冥府で彼を復活させることはできるし、今回はその後に仲間にすることもできるようになった。ところがその代償は、成長できないパラメータである最大LPが1減らされる、というもの。ロマサガ1の頃とは比較にもならないので、本当に必要な時以外は蘇生させない方がいいだろう。殺すリスクよりも、生き返らせるリスクのほうが大きいかもしれない。
    • アイスソードに関しても、武器耐久力という概念が加わった本作では、耐久力無限のアイスソードは代わりに使い手のLPを消費するというなかなかの食わせ物である。魔が差して彼を殺した場合、後悔するのは冥府行きではなく、むしろアイスソードの使い勝手であろう。

戦闘能力編集

ネタにされがちな彼ではあるが、パーティに入れて育てた場合は強くすることももちろん可能。

ロマサガ1では戦士型にすることもできるし、武器も術も使えるようにすることもできる。

ただ、素早さはあまり高くないためアイスソードとの相性はイマイチ。

頑張れば彼を殺さなくても冥府に行けるし(ただしロマサガ1では彼を仲間にした状態で冥府に行けるのはグレイ編・ホーク編のみである)、冥府に行かなくてもクリアは可能なので、たまには彼を仲間にしてクリアしてみるのもいいのではないだろうか。


また、グレイ編序盤で主人公があまり強くない頃は貴重な戦力である。


なお、ミンストレルソングではクリスタルシティのミルザ神殿にいる時があり、

時期にもよるがアイスソード購入前の彼を仲間にする事が可能となった。

コミカライズ版編集

グレイ・ミリアムと共にジャンに雇われ、クローディアの護衛として登場する。

アイスソードの技である「冬の嵐」を使っているシーンがあるため、アイスソードを所持・使用しているらしい。


一流の冒険者という触れ込みだが、ラストバトルでは開幕早々サルーインに焼き殺されて終わる


そしてグレイに「落ち着け! 心を乱すな つけ込まれる!!」の一言でスルーされた。


(一応フォローしておくと、開幕早々のガラハドの死は仲間達に大きな衝撃を与えており、グレイの叱咤は総崩れを防ぐためのものだった。実際ミリアムは怒りに駆られて無謀な突撃を仕掛けてしまい……)


ちなみにラストバトル参加メンバーでは一人だけデステニィストーンに選ばれていない。

同じサブキャラのミリアムは選ばれていたというのに(こちらもラストバトル中に死んでしまったが)。

派生作品編集

エンペラーズサガ編集

戦士カードとして登場。

レアリティもそこそこ高い

しかしテキストには…

「皇帝さん、目的のためには手段を選ぶな。時には、欲しい物は【殺してでも奪い取れ】。」

被害者であるあんたがそんなこと言っていいんですかねと突っ込んではいけない。

インペリアルサガ編集

何故か白アリに縁のあるキャラになる。

女王に自身の強化のために利用され続ける、ここでも不憫な扱いが続く。

だが、最後となるドレッドクィーンとの対決ではそれを逆利用。進化を続けても抜けることのないタームの習性を学習し、いつも刺される箇所に教授特製の殺虫剤を仕込み、クィーンを逆に弱らせ、自らの手でトドメを刺しタームとの因縁に終止符を打った。


…が、その後はグレイとミリアムに茶化される「いつものガラハド」がそこにいた


ちなみに平行世界の多くでは「殺される」ことこそなくなったが、アイスソード絡みで事故を起こして命を落とすパターンが多くなっている(凍結で足を滑らせる、剣に執着するあまり池で溺れるなど)。続編『エクリプス』でも、新天地に作られた新たな冥府にいきなりやってきた死者第一号が彼だったとのこと。


ロマンシングサガ リ・ユニバース編集

フレイムタイラント討伐のイベントを周回してチケットを溜める事により、アイスソードとの二択で仲間にするかどうか選べる(このイベントではガラハドとの応対をアルベルトが務める。両者ともオリジナル版のデザインで登場)。

原作を再現したイベントデモが流れ、アイスソードを奪う選択をした場合では原作にはなかった戦闘が入る。



サントラの公式サイトでイベント再現編集

2014年発売のリマスター版サントラ公式サイトで、アイスソードのイベントがかなり緻密に再現されている。ガラハドを殺すか仲間にする選択をしないと、入ることが出来ない。

ロマンシング佐賀でも編集

ロマンシング佐賀2の公式サイトでは、帝国大学を再現した佐賀県とサガシリーズのクイズ(初級)にて「ガラハドは、念願かなった直後にうばわれるローザリアの騎士です。」と公式で書かれている。


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