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蝶野ビンタ

りふじんなじょやのかね

月亭方正(旧芸名:山崎邦正)に対して行われる(理不尽にも程がある)制裁で、笑ってはいけないシリーズの除夜の鐘。
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概要編集

大晦日名物「笑ってはいけないシリーズ」の定番ネタの一つ。

ダウンタウン浜田の衣装ネタ、一番多くケツバットを食らうダウンタウン松本(ただし2020年のみ浜田が1番多かった)、ココリコ田中へのタイキック、遠藤一家と元嫁にイジられるココリコ遠藤に続く定番中の定番で、月亭方正(山崎邦正)が蝶野正洋に理不尽な因縁を付けられ、キレのいいリアクションで抵抗を試みるも敵わずビンタされるという内容。

一度だけ田中も食らったことがあり、ダウンタウンと遠藤は一度も食らっていない(ダウンタウンも一度は標的になったことはあるものの、どちらも手違いにより未遂に終わっている)。


大体の流れ編集

研修室で待機していると、緊急招集がかかる。

召集後、幹部が現れ事情説明を行う。(基本的な席順は左から方正、松本、浜田、遠藤、田中、藤原である。)

重役の蝶野が「ガッデム!」と叫び登場(2009年のみセリフが違う。詳細は後述)。

犯人探しのポイントを説明する(2009年と2018年は犯罪ではなかった)。

田中→遠藤→浜田→松本→方正の順番で蝶野が尋問。内容によっては一斉に確認する場合もある(2009年、2018年、2020年を除く)。

方正のみ条件が一致もしくは反応し、壇上に連行される(他のメンバーに条件が一致もしくは反応する場合もあるが、大抵はビンタ直前に手違い(2008年は手違いではなくハプニング)が発覚し、再尋問で方正に条件が一致もしくは反応する)。

方正がビンタをされたくない一心で必死に悪あがきや抵抗をし、他のメンバーにまで罪を擦り付けて道連れにしようとする。それにより他のメンバーは何度もケツバットの餌食になる。

ビンタ執行。その際「制裁ビンタ炸裂!!」などのテロップが表示される。ビンタ直後、倒れた方正が起き上がりながら変顔をして他のメンバーに置き土産をすることも。

蝶野が「ガッデム」と吐き捨て、退場(2013年のみセリフが異なる。詳細は後述)。

一方、方正は「終わりましたよ、行きましょ」と何事もなかったように振る舞う。


笑ってはいけない病院(2007年12月31日)編集

罪状横の表記について

×:伏線なし、○:伏線あり、△:微妙

※以下、山崎邦正→月亭方正については「病院」から「熱血教師」までは「山崎」、「地球防衛軍」から「大貧民」までは「方正」と表記。


  • 罪状:窃盗×

記念すべき(?)第1回目

ガースー附属黒光り記念病院のラジオ体操を行うため、浜田達は広場に移動。その壇上には、すでに院長の千葉真一とともに武闘派医師の蝶野先生が立っていた。


ラジオ体操の前に報告会を開き、藤原元マネージャーが患者から寄せられたというクレームを読み上げ、蝶野にクレームを受けた医師に対し是正処置のビンタをお願いする。これを受け、「診察中にアクビをした松島先生」と「携帯電話で大声で話をしてた大貫先生」に蝶野が「気合い入れろオラ!」とビンタを浴びせる(割と強めにビンタしたことで、中年の松島先生はともかく、明らかに蝶野や浜田達より年上に見える大貫先生がビンタされた時は、「あの歳の人がビンタされたの初めて見た」とメンバーは笑いながらも引いていた)。


その後、蝶野のお気に入りのハンカチが何者かに盗まれる事件が発生していたことが発覚、犯人探しのため全職員にポケットの中にあるハンカチを見せるよう指示すると、なぜかそのハンカチは山崎が持っていた。藤原元マネージャーから何度も「犯人、前へ」と促され、蝶野にも「何でお前が持ってるんだそれ?」と問い質されるも、山崎は(当然だが)「知りません…」と戸惑いながら返事をすることしか出来ず、そのまま壇上に連行される。


山崎は「誰か入れたんじゃないの?」「ホンマに代わって貰えへん?」と嘆き、さらには当時患っていた腸炎を理由に免除を懇願し、土下座までした。流石に困ったのか蝶野が藤原元マネージャーに「どうしますか?」と聞くが、藤原元マネージャーは無情にも「やって下さい」と返答。蝶野は「分かりました」と了承し、これを聞いた山崎もとうとう観念したのか、抵抗をやめて制裁ビンタを受けたのだった。


初登場のためか、この時の態度は比較的穏やかである。

ちなみに、その後に登場した江頭2:50によるラジオ体操(の名を騙った持ちネタの披露)では、彼の奇行を見て千葉院長とともに必死に笑うのを耐えていた。なお、江頭は次回の新聞社でも後述の蝶野の設立パーティーに登場し、最初に行った鏡割りを担当した。


笑ってはいけない新聞社(2008年12月31日)編集

  • 罪状:窃盗(田中直樹)×、傷害(山崎邦正)○

ガースー黒光り新聞社が芸能プロダクション「フィールドオブバタフライ(=「蝶野」であることを会社に戻った後に山崎が気付く)」の設立パーティーの取材に向かったのだが、終盤の社長の挨拶で蝶野が登場(登場した瞬間、山崎の顔がかなり強張っていた)。設立パーティーの催しの出来の悪さに激怒した蝶野が企画した役員にビンタを浴びせる(ビンタされた役員は、前回の大貫先生と同じく蝶野より高齢に見える男性だが、前回のことを反省してか比較的優しめにビンタしていた)。


さらに今度は前回の病院と同じ展開で彼が愛用している手帳を紛失していたことが判明し、誰かが持っているのではないかということで犯人探しをするが、その犯人は山崎ではなく田中だった

田中は自分が持っている手帳が蝶野のものだと知ると「嘘でしょ!?」と愕然とし、難を逃れた山崎は自分の手帳を見せつけながら「よかった〜」と安堵。壇上に引き立てられた田中は「盗んでないっすよ」と否認するも、「ネタで強請ろうとしてんのか俺のこと?」と言われ、ビンタをされそうになる。この時田中は「フィールドオブハウスと言い間違えたが、蝶野はこれに対しては咎めていない。また、ある程度覚悟を決めていたのか、山崎と違いあまり悪あがきはせず、すぐに叩かれる態勢を取っていた。


が、突然蝶野の秘書が「社長!! 大変です!」と血相を変えて乱入し、耳打ちで彼の息子「リョウちゃん」が大怪我をしたことを告げ、慌てた蝶野は手帳のことはどうでもよくなって田中を席に戻したため田中はビンタを免れる。実はその「リョウちゃん」は設立パーティーより前の取材先から帰ってきた時に、社内で山崎にぶつかってきた少年だった(ちなみに松本はトイレに行っていたためその場にはおらず、その後に遠藤が「あの子のお父さんが実は蝶野さんで、怒った蝶野さんが現れると思った」と予想していたが、ズバリ的中した)。その際リョウちゃんはソフトクリームを持っており、母親に「リョウ君!」と呼ばれていたので、浜田もリョウちゃんの名前を聞いた途端「リョウちゃんって……ああっ!!ソフトクリーム持ってた子や!」と思い出し、それを聞いた山崎は顔色が変わり、そこに包帯だらけの「リョウちゃん」が現れ、息子の痛ましい姿に悲しむ蝶野は「この中に犯人がいるかもしれない」「ちょっと探してごらん」とリョウちゃんに確認させる。山崎は遠藤の助言で必死に変顔を作って逃れようとするが、案の定リョウちゃんは山崎を見つけるや否や「この人だ! こいつがぶつかったんだ!」と指差す


もちろん蝶野は激怒して壇上に上がってこいと凄み、山崎は必死に言い訳するも通じず、メンバーに助けを求めても浜田に「お前がさっきの子とぶつかったからやろがよ!」と見捨てられる。

壇上に引き立てられた山崎は、安堵させてから地獄に落とすやり方に「じゃあ初めから僕にして下さいよ~」「手帳が取ったのが僕で良いじゃないですか!!」と不貞腐れて騒ぎ、その態度に「お前俺に文句言ってんのか!」とますます蝶野を怒らせてしまう。その後も「ぶつかったのは息子の方」などと弁明するも、「お前が道を譲らないからいけないんだろ」と理不尽な返しをされて結局反論出来なくなり、ビンタの態勢へ移行。だが昨年のように悪あがきを始め、「分かるでしょ俺の気持ちは!!」「ホンマに嬉しかったんやぞ田中ってなった時!!」と本音を吐き、さらに「気分が悪くなってきた」と言い出し、ビンタされかけた田中にも「助けてくれ田中」と交代を求める始末。

蝶野が「すみませんでした。私が悪かったです」と言うように促し、山崎が「許してください!!」と叫んだ直後にビンタが炸裂。その後蝶野は「帰れお前ら!」「お前ら全員出てけオラ!」とメンバーを会場から追い出した。


今回は幸運にもビンタを免れた田中だったが、結局翌年の「ホテルマン」にて受ける羽目になる

笑ってはいけないホテルマン(2009年12月31日)編集

  • 1回目の罪状:バスのマナー違反(田中直樹)×

ガースー黒光りプリンセスホテル(通称スガプリ)に向かうバスに乗っていた5人の近くにおじいさんが現れ、空いている席があるにもかかわらず田中の前で立ち止まって動こうとしない。途中で入れ歯を落としてメンバーを爆笑させたが、おじいさんは田中の前に立ったままだった。


だが、次のバス停でサラリーマンの蝶野が乗ってきて、近くにいたメンバーに「何で年寄り立たせてんだ」「恥ずかしくないのか」と因縁をつけ、おじいさんの目の前に座っていた田中に問い詰め、立たせる。


それに対し田中は「結構席が空いてたんで」「気持ちが全然できてない」と抵抗。ビンタを回避しようと粘るが、遠藤に「気持ち作ろうよじゃあ!」と言われ、浜田にも「お前が席代わらへんからやろ!」と見捨てられる形となり、「せーの!」の合図でビンタを食らった(松本曰く「目覚めの一発」)。しかも倒れた拍子にスタンションポールに頭をぶつけた。


ちなみに田中が蝶野にビンタされるまでの間、おじいさんは空いている席に座っていた。


なお山崎以外のメンバーがビンタされたのはこの回が唯一であり、山崎は前回での出来事から結局自分が狙われると思っていたようで、田中がビンタされた後は「よかったぁ…ヤバかったですね。一瞬何のイチャモンつけられんのかと思ったけどそのままやった」と呟き安堵し、田中を「大丈夫?」とフォロー。ビンタされた彼の左頬は赤くなっており、ダウンタウンも「田中が悪いと言えば悪いわな」と話していたが、結局山崎もビンタを食らう羽目になるとは誰も知る由もなかった。詳しくは2回目の理由へ。


  • 2回目の理由:スタッフの不手際の尻拭い(山崎邦正)×

ガースー黒光りプリンセスホテルで行われた新郎・温水洋一結婚式に出席した5人。そこで披露されたマジックショーで、美女が入ったボックスの中から入れ替わる形で新郎の友人として蝶野が登場。いつもの「ガァッデェム!!!」ではなく「オイ! 俺だけ見りゃぁいいんだよ!! オラ!!!」と叫んで登場し、トランプマジックを披露しようとする。


しかしトランプが用意されておらず(この時テロップには『蝶野のトランプが盗難!!』と出ており、メンバーはトランプがないか調べている)、マジックが出来なくなってしまい、蝶野は女性司会者に不手際を責め立てる。見かねた温水が新郎の自分が責任者だとして女性司会者の代わりに蝶野の八つ当たりを受けることで責任を取ると申し出たが、非が無い温水に八つ当たりするのは筋違いだと思った蝶野は「それはちょっと違うだろ…」と困り果てる。すると、藤原元マネージャーが彼の怒りと無念に同情して立ち上がり、目隠し(アイマスク)をして5人のうち誰か1人を捕まえビンタをすることで許してほしい」と勝手に提案、蝶野も了承した。


5人は横一列に並ばされたが(ちなみに山崎はこの時点で既に嫌な予感がしていた)、用意されたアイマスクは透けており、蝶野は手探りで探すフリをして山崎をロックオン。山崎は逃げようとする4人に必死に引っ付き、蝶野の掴んだ手を強引に振り払うなど抵抗を続けた。列が乱れたことに怒った蝶野に「お前ら元の位置に戻れ! 分かんねぇよ!」と言われた5人は再度並び直し、蝶野は山崎を挟み込む形で田中と遠藤を掴んだ後、山崎を捕まえた。しかもこの時蝶野は普通に山崎の名前を呼んでおり、「おい山崎オラッ! お前だオラ!」と言っていた。


他の4人は席に戻されるも、山崎は当然納得できず前述の朝のバス内でおじいさんに席を譲らずビンタされた田中に「おい田中~!!」「お前朝やられたからええやんもう~!」と交代を求めたり、「アイマスク見えてたじゃないですか! 薄透明になってたでしょう!」「見えてるんですよー!! 蝶野さんが見えてるんです!!」と抗議するが聞き入れられず、その後も「ヤダ! ヤダ! ヤダヤダヤダ!」と必死に抵抗。蝶野に「長い! 長い!」と言われた後に耳元で「行くぞオラァ!!」と叫ばれると、鼓膜にダメージを受けた山崎は「うわぁ〜!! 痛い耳が〜!!」と叫ぶ。


執行に入るとその直前に山崎は恐怖のあまり「わーーー!!」と絶叫して制止し、メンバーは爆笑。そのまま八つ当たりビンタを受けた。


要は何が何でも山崎にビンタをさせる為だけに仕掛けられた茶番であり、一応設定上では理由が付けられていた他の回と比べかなり理不尽である。実際にテロップでも『理不尽ビンタの瞬間!!』と出ている。

笑ってはいけないスパイ(2010年12月31日)編集

  • 罪状:盗撮×

この年から、グラサンが大柄な物に変更、ビンタのタイミングも必ず終盤になる。


黒沢かずこ(森三中)・しずちゃん(南海キャンディーズ)・椿鬼奴箕輪はるか(ハリセンボン)・隅田美保(アジアン)の5人で構成されたGIA(ガースー黒光り諜報局)の専属アイドル「美少女時代」のイベントに来た5人の前に事務所社長の蝶野が何の前フリもなく扉を大きな音を立てて開けて現れ(大きな音を聞いて山崎は振り向いたが、蝶野を視認するとすぐに展開を察して隣にいた遠藤に助けを求めるように縋った)、何者かが盗撮をしていたことを告げる。


探知機を使って身体を調べて犯人探しを開始すると(なお、田中は分かりやすく怖がっており、自分の番が終わった後に遠藤が調べられていると気付いた時には驚いた)、探知機が山崎に反応し、詳しく調べるとペンから反応が出た。分解してみるとペン型カメラである事が判明する。再生の準備の最中蝶野は山崎を尋問するも、「してません」「(アイドルに)興味を持ったこともない」と否認。いざ再生すると、そこには隅田の着替えの一部始終が映っており、犯人は山崎と確定。蝶野は壇上に上がるよう指示する。


蝶野から謝罪を要求され、「御免」と言った後、「二度とせえへんから」と言ったため事実上罪を認めたことになってしまう

ビンタの体勢に入ると山崎は「助かる道はないんですか? もう毎年毎年…」と聞くが蝶野に「男はケジメ取れよ」と返される。子供の言い訳のごとく「謝ったら許してくれると言ったから」などと言うが、蝶野は「まず謝れ」と言っただけで、「許す」とは言っていない。「勝手に作るな話を」と一蹴されて反論できなくなり、さらに「ネクタイも怪しいな」とネクタイを掴まれたり、「いい靴履いてんじゃねぇか!」と足を踏まれたり、耳元で叫ばれる形で「謝れコラ!!!」と凄まれたりする。

松本が「利き手じゃない方でやってもらえば」と提案し、山崎はすぐさま蝶野に頼むも利き手じゃないとビンタできないため却下(ちなみに前回のホテルマンでも似たような展開で「左でやってください」と言うも「俺は右しか使えないんだ」と返されている)、「僕がいいって言ってからにしてもらえますか?」とも聞くが、「何だよお前それ」「ふざけんなコノヤロー」と言われ、結局いつも通りビンタを喰らうのであった。


ちなみに山崎が持っていたペン型カメラだが、これは実際に存在する小型カメラであり、Amazonなどのネット通販でも販売されている。


笑ってはいけない空港(2011年12月31日)編集

  • 罪状:テロ行為×

GAS(ガースー黒光りエアラインシステム)の開港記念式典の最中、空港がテロリストによって占拠される。

そのリーダーである礼二(中川家)は新おにぃを人質に仲間の釈放を要求、新おにぃにモノマネをさせたり、新おにぃを庇ったCA堀ちえみを射殺したりして場を騒然とさせるが、突然礼二が射殺され、残りの犯人たちも蝶野隊長率いるSATによって確保された。


すると、ちえみがダイイングメッセージを残していたことが判明。それは「テロリストに情報を流したのはヤマザ」という、明らかに山崎(やまさき)が犯人であることを仄めかす内容だった。

蝶野は犯人を見つけるため職員の名前を1人ずつ聞いていき、ついに山崎(やまさき)の番が来る。


山崎(やまさき)は蝶野に「『名前は?』って聞いてんだオラ!!」と凄まれた際、今崎ホセ」という偽名を使い逃れようとしたものの、藤原元マネージャーが「こいつの名前『山崎(ヤマザキ)邦正』です」と本名をバラしたため失敗。

蝶野に「お前山崎(ヤマザキ)か?」と聞かれた山崎は「いやでも、僕『ヤマキ』なんですけど…」と無実を証明しようとしたが(確かに姓名の読みは「ヤマサキ」である)、「お前怪しい! ちょっと来い」と聞き入れてもらえず、壇上に連行される。ダイイングメッセージで首を絞められたりするも、蝶野は「チャンスをやる」と助け舟を出し、山崎はそれにすがりつくも結局「やらねぇよ」と言われる。

仕方なく与えられたチャンスとして得意技(?)である大声で許してもらおうとしたり「もう助からないんでしょ?」「蝶野さんビンタしたいんですか!?」「ビンタしたいんでしょ…?」などと抵抗を続け、最終的にはココリコに対しても「あいつでもいいんですか!? アレ、アレ、アレ!」「おい遠藤!! お前~!!」「お前(田中)が代わってくれたら俺絶対仲良くする!!」などと交代を求めたが結局叶わず、例年通りの悪あがきに蝶野も「お前は毎年毎年…」と呆れる始末。最後は蝶野に「お前の名前をもう一度ちゃんと言ってくれ」と言われ、「山崎(ヤマサキ)……邦正です!!」と叫んだ瞬間にビンタを喰らった(ただこの時、ルビはやまざきとなっていた)。


SAT撤収後、山崎は何事もなかったかのように立ち上がると、「行きましょう……終わりまじだ」と振る舞い、メンバーを大爆笑させた。


ちなみに「山崎」の呼び名は関東ではやまざき、関西ではやまさきとなっていて山崎自身は関西出身のため姓名はやまさきだが、ビンタされた理由はかつて放送されていたアニメ『学級王ヤマザキ』の主題歌にして山崎の持ち歌である「ヤマザキ一番」が影響だと思われる。

笑ってはいけない熱血教師(2012年12月31日)編集

ガースー法人・聖黒光り学園の社会科見学の一環で江戸時代(日光江戸村)に来た一行が遊郭を訪れると、そこに「鼠小僧が潜伏している可能性がある」と役人の蝶野が乗り込んできた。


蝶野は人相書きをヒントに犯人探しをするが、その絵はどう見ても山崎であり、一人ずつほっかむりを被せて該当者を捜索する。ちなみに藤原元マネージャーが被った際、「お前男か?」と別の形で疑われ、「女です」と返した。

山崎は逃れようと顔が変形するほどほっかむりをきつく縛る。しかしあからさまな不自然さに結局「一緒じゃねぇかお前!」とバレてしまい、「どの時代でも会うんだよ」と言われる。山崎は、他のメンバーに向かって「仲間」だと言うが、蝶野に「庇ったんなら、こいつらも共犯者だぞ」を脅されすぐさま肯定したので、松本に確認したが、松本が「いや、ぜんぜん」を全否定されたため壇上に連行される。


抵抗の末に救済措置を求め「一発ギャグをやり、全員笑ったら不問とする」という約束を取り付ける。

落ちていた棒で「この棒を~! 見て下さぁ~い! 見て下さぁぁ~い!!」と必死でギャグをやったものの、誰も笑わせられなかったため「もぅ1番辛いわコレ……」と泣き言を漏らしてギブアップ。その後も「股が外れた」と嘘をつくなど悪あがきをしたが徒労に終わり、制裁ビンタを受けた。なお、帰り際に人相書きをお土産として持たされた

笑ってはいけない地球防衛軍(2013年12月31日)編集

※この年から、山崎邦正の芸名が月亭方正に変更。

  • 罪状①:子供を泣かせる×

GDFE(ガースー黒光り地球防衛軍)の基地に向かう5人の乗ったバスに、『はじめてのおつかい』の収録中の兄弟が乗ってくる。


弟が突然泣き出したため兄が鼻クワガタで笑わせようとするのだが、勇気が出ないため、代わりに方正がナレーションの指示に従ってやることになった。しかし笑わせるどころか弟はますます泣いてしまい、さらには兄まで泣かせてしまったため、キレた番組ディレクターの蝶野が乗り込んできて方正に「俺の番組ブチ壊しだろ!!」と因縁をつけ、改名したばかりだったためか蝶野は2011年の空港の時のように名前を尋ね、方正は「僕の名前は…月亭…方正です!!」と言った後、ビンタされた(この時蝶野は方正の名前を「月星」と思いっきり間違え、方正も「月亭です」とツッコんでいる)。


ホテルマン以来のあまりにも早い蝶野の登場に遠藤は「何やこの展開……」、松本は「全員の準備が全然出来てない」とあまりにも早いタイミングに驚きの声を漏らしていた。通常と違う展開に方正も(編集もあるかもしれないが)この時はほとんど悪あがきをしておらず、気持ちの準備ができていなかった様子(ちなみにホテルマンでもビンタのターゲットにされた田中も気持ちの準備ができていなかった)。


  • 罪状②:敵のスパイ○

GDFEの宇宙飛行士と天才宇宙「ケン君(堀内健)」が任務を終え、地球に帰還した旨の会見を行った後、突然侵略者である宇宙人「ドラゴ星人」による宣戦布告の映像が流される。そして手始めにGDFEの基地を破壊すると宣言、爆破装置を起動させようとしたものの、その寸前で射殺された。

そしてドラゴ星人の野望を阻止した蝶野隊長率いる特殊部隊の隊員たちが入ってきて、会場を包囲。隊員たちが捕らえたという敵のスパイを見せるが、それは5人の部屋で方正に懐いていた宇宙人であった。


蝶野がこの宇宙人と心を通わせた者は指が光ると言ったため隊員たちは指を合わせるが、光ったのは方正だけだったため方正が裏切り者であると確定。方正は松本に「初めに品物を渡した人がいます、この左に」と罪を擦り付けようとしたり(確かに松本は宇宙人にお菓子をあげようとしたが拒否された)、「僕は嫌いですあいつは。大嫌い。仲間でも何でもないんだ!!」と小芝居じみた口調で無関係であることを証明しようとしたが、宇宙人が「ホウセイマイフレンド」と返答したのが決め手となって壇上に連行される。


さらにビンタしようとする蝶野に対しても、今回は2度目であるため「朝に1発食らってるんですよ! アゴが外れたって言ったでしょ!!」と抗議するが「忘れたよ、んなことは!」と一蹴される(ここでもまた蝶野は方正の名前を「月亭ホウテイ」と間違え、方正は「方正です」とツッコむも「うるせぇ!!」と一蹴された)。

それでもなお無実を証明しようと宇宙人に向かって「俺が情報流したか!!」と叫び、さらに「お前なんか大嫌いなんだよ!! 敵だよ!! 敵だ!!」と罵倒を浴びせるが、やはり返ってくるのは「ホウセイマイフレンド」のみ。


蝶野は「お前は地球防衛軍の仲間ではない。裏切り者だオラッ!!」と凄み、ビンタの態勢に入ると今まで以上に抵抗するが、逃れられるわけもなく寝技をかけられてしまい、さらにケン君が落としていったみかんを「食べろ!!」「食えオラッ!!」と強要される。当然「嫌だ!!」と拒否する方正。

それでも「もう何で!? もう嫌や! ホンマに嫌や!」と逃げ続け、見ていられなくなった松本に「覚悟決めよう」と言われ、蝶野にも「お前、逃げたら分かってんだろうな…オイ」と睨まれたためついに諦めた。そしてビンタ執行に移るも方正がみかんを踏んだため蝶野に「踏むなみかんを!!」と怒鳴られる。そして「片足で立て!」と指示され、ビンタを受けた。


その後蝶野はいつもの「ガァッデム!」だけでなく「この裏切り者が!」と吐き捨て退場。方正はなぜか涅槃のポーズを取り、メンバーを大爆笑させると、2011年の空港の時のように「終わりまじだよ、行きましょ」と何事もなかったかのように振る舞いながら立ち上がるのだった。


ちなみに宇宙人は「ホウセイマイフレンド」と繰り返していたにもかかわらず、助ける素振りも見せなかった。


また、本編に登場したドラゴ星人という名前だが、恐らく『ウルトラセブン』に登場する宇宙人「ゴドラ星人」が元ネタと思われる。


笑ってはいけない大脱獄(2014年12月31日)編集

  • 罪状:脱獄に協力○

ガースー黒光り中央刑務所にて、何者かが脱獄の計画を企てていたことが看守長の蝶野から告げられ、その証拠として獄中出産されたと思われる赤ん坊(の人形)が連れてこられる。それは5人の部屋で方正に懐いていた赤ん坊(方正命名:あきお)で、当然方正に反応したため方正が壇上に連行される。


赤ん坊を抱いたままの方正へはビンタができないので誰かに渡すよう蝶野から促されるが、方正は赤ん坊を盾にし抵抗。悪あがきを続けたものの多くの看守に取り押さえられて赤ん坊を引き剥がされてしまう。


しかしなおも「嫌だぁ! 嫌だよぅ! 嫌だぁ!!」と死刑執行直前の死刑囚の如く喚き散らし、ついには「あきおぉぉ!! 助けてぇぇ!!」と赤ん坊に助けを求める始末。


最後のお願いとして「あきおを傍に置いて欲しい」と蝶野に懇願し、これは承諾され赤ん坊を抱いた看守が方正の傍に立つ。そして赤ん坊に最後の言葉として「あきお、幸せに獄中生活を送ってくれよ」と告げた後、ビンタを喰らった。


その後蝶野に「一言(子供に)言ってやれ」と促され、「あきお、ビンタされたよ」と告げたのだった。


ビンタが済んだ後、5人は部屋に戻った。藤原元マネージャーに「赤ん坊は保護する」と言われ、方正はあきおを藤原元マネージャーに渡した。すると、方正以外には泣き出すはずのあきおは藤原元マネージャー相手だと笑っていた。その光景にメンバーは困惑しており、方正は「藤原やったのか?(実の)父親」と言ったが、松本は「あいつ女やからわからへん」と発言した。


なお、上記の赤ん坊の父親探しの際は何故か藤原元マネージャーが飛ばされていて、田中からの確認になっていた。

笑ってはいけない名探偵(2015年12月31日)編集

  • 罪状:絵画泥棒○

この年は方正と浜田の席が逆になっている。


時価10億円の絵画「ハマ・リザ」が「怪盗X三世」に盗まれる事件が発生した。GKDA(ガースー黒光り探偵事務所)の関係者が集められると警視庁の警部・蝶野が登場し、伝説の怪盗「初代X」の銅像を見せて「これと同じ顔の奴が犯人だ」と宣言。それはどう見ても浜田であり、ビンタ回避となった方正に蝶野は「良かったな」と優しい言葉をかける(テロップでは「史上初! 方正が濡れ衣回避」と表示されるが、2008年の新聞記者では"蝶野の手帳の件"で回避しているため厳密には初ではない)。

松本から犯人の手がかりを聞くと、松本は「顔の辺りにホクロがある」と答え、それを手がかりに犯人である浜田を発見。蝶野は浜田を壇上に連行する。


蝶野「どこからどう見ても……お前だな」

浜田「似てるって言われればまぁ……」


壇上に連行された浜田は「今年はお前なんだよ」と言われ、距離を詰めてビンタを回避しようとしたり、「そんなん無理やわ!! 目ぇはつぶられへんわぁぁぁぁ!!」と叫んで暴れたりと方正以上に見苦しく抵抗。これに呆れた蝶野も「お前ホントに往生際が悪いな!」「いい加減にしろテメェこの野郎!!」とキレる始末。


一方の方正はビンタを回避できたと思い安心したのか、浜田の逃げ回る姿を見て大笑いする「暴力は振るわれました」と思いっきり仲間を売る発言、蝶野の「おい方正!(ビンタされなくて)良かったな!思う存分いくぞ!!」という言葉にとても元気良く「はい!!」と即答するなど調子に乗り、浜田から「お前、覚えとけよ……」と睨まれた。

そしてシリーズ初の浜田へのビンタ執行のカウントダウンが始まる(この時の方正の表情は見もの)。だが……


































「ちょっと待った! その人はハマ・リザを盗んだ犯人じゃない!!」


ビンタされる直前に某探偵アニメのBGMと共に、某少年探偵に似た格好の少年が現れ(ちなみに藤原元マネージャーも某探偵少年の格好をしている)、蝶野は酷い勘違いをしていて、浜田は犯人ではないと言う。それでも蝶野は浜田を「お前が盗んだんだろ!!」と疑っており、浜田は自分の潔白を主張。蝶野は浜田を席に戻す。


実は初代怪盗Xは変装の名人で、誰も素顔を見たことがないらしく、つまり銅像の浜田の顔は怪盗Xの素顔ではないとのこと(この時方正は勘付いたのか、彼の顔色が変わった)。そこで少年探偵は「銅像を壊せば謎が解ける」と提案、蝶野が少年探偵から渡されたハンマーで銅像を壊すと、そこから現れたのは方正の顔。それこそが怪盗X三世の本当の素顔であり、ハマ・リザを盗んだ真犯人は方正だったのだ。


そして蝶野は方正に「今年もお前なんだよ」と改めてビンタ宣告。新聞社以来の大どんでん返しから方正は「浜田さんでええやん!!」と叫び、壇上に連行されるといつも通り尋問される。ビンタを回避した喜びと浜田がビンタされることへの期待を裏切られた方正は結局自分がビンタされるなどと微塵も思ってもいなかったため、地獄に突き落とされた方正は浜田以上に往生際が悪く、「ちょっとでも期待したんですよ…!」と言いながら抵抗。足を踏まれたり距離を詰めたりするが……


蝶野「色々やるのはわかる。な?」

方正「痛い脇! 脇脇、脇がぁ!!」

(ゴンッ)

蝶野「あっ! 何だテメェコラ!」


その最中誤って蝶野の鼻に頭突きを喰らわせてしまう。激怒する蝶野に必死に謝罪する方正だったが当然許されるわけがなく、倍返しだ!と言われる。

そして浜田同様ビンタ執行のカウントダウンが始まるも、方正は恐怖のあまり「ぬわぁぁぁ!! 待ってぇぇぇ!!」と制止。3から始めてほしいと頼み、蝶野もこれを了承。改めてビンタを受けたのだった。なお、浜田からは先ほどまでの喜びようからのどんでん返しに憐れまれた。

笑ってはいけない科学博士(2016年12月31日)編集

  • 罪状:超危険薬品の開発○

ガースー黒光り科学研究所で何者かが人類を滅ぼしかねない危険な薬品を開発しようとしていたことが判明。研究室長の蝶野は登場するやいなや方正を疑い「お前だろ」「お前なんだよ!!」とまくし立てる。


が、彼はしらを切り通し、他の職員も誰も名乗り出ないため、その薬品の「特殊な光を当てると発光する」という性質を利用して特殊ライトを当て、犯人を炙り出そうとする。

案の定発光したのは方正であり、(自分では発光しているのがわからないので)壇上に連行され、証拠となる薬品を見せられる。


その薬品は2回目の引き出しネタでかの安楽死医そっくりの名誉教授(上川隆也)が出題したクイズに方正が正解できなかった際、罰ゲームで浴びせられた「上川リキッド」であった。このことを方正が他のメンバーに確認しようとするが誰も彼を擁護しようとせず、さらに追い詰められた方正は納得することなく、松本に「頭が発光してました」「正直に言えよぉ!!」と罪を擦り付けようとする。当然松本は一滴も浴びておらず発光しなかったため「僕は発光してません!」と無実を証明。それでも方正は「してたってぇぇぇ!!」と叫び、道連れにしようとするが、蝶野に「何でお前が裁いてんだ?」とツッコまれた。

その後も「お前がやったんだろ!!」「お前がやったことをちゃんと認めろ」と言われても往生際が悪く、「一緒にビンタしまされましょうよ!」とどうしても松本を道連れにしたい方正の卑怯さに蝶野は呆れる。「何のために開発したんだ?」と聞かれると、方正は一度クイズに答えて不正解になったと答え、その後に「その時に水浴びました。その時に水浴びました」なぜか2回言った

仕方がないので方正に鏡を持たせた上でもう一度特殊ライトを浴びせると結局方正だけが発光。他のメンバーのみならず方正まで「何これ!?www」と言って笑ったほどで、これにより弁解の余地がなくなった方正は自分の発光を認めたものの、諦めてビンタを受けるのかと思いきや最後まで悪あがきを続けた


他のメンバーには当然のごとく呆れられ、特に道連れにされかけた松本には「全然、山崎のこと可哀想と思えへんわ」「2発いって欲しかった」と辛辣なコメントをされる。

一方、方正は松本に「大丈夫でしたか松本さん」「冗談言いましたけど」と嘯き、これには松本も苦笑するしかなかった。

笑ってはいけないアメリカンポリス(2017年12月31日)編集

  • 罪状:殺人×

当時、ミュージシャンの日野皓正が中学生にビンタをしたことが報じられて大きな問題になったという事情も鑑み、蝶野が「日野は人前でビンタするとは言語道断」とした上で「今年はビンタNG」と宣言した。ヘイポー州立おまめ中央警察署の近辺で殺人事件が発生し、今回は蝶野を模した人形「衝撃ビンタマシーン 蝶野くん」で犯人へのビンタが執行されることとなった(その威力は、テスト用の方正人形の首が吹っ飛ぶほど)。


早速犯人探しが始まるかと思われたのだが突然、「ガッデム!! 何をしてるんだお前ら!!」の声と共にそこに現れたのは「今年はビンタはしない」と宣言したはずの蝶野正洋本人だった(この時方正は「嘘やろ!?」と驚いていた)。

ビンタマシーンの話を聞いた蝶野は「ビンタマシーン!? ふざけんなオラ!!」と憤慨。警察幹部である博多大吉「ビンタをしない」と言っていた件について聞くと、本人曰く「リップサービス」だったことが判明。結局例年通り蝶野本人によるビンタが行われる運びとなった。


事件のあらましは資産家一家が全員惨殺された事件で生存者はいなかったが、一家が可愛がっていた愛犬の「ドルフィンちゃん」だけは無事であり、犯人の臭いを覚えているドルフィンちゃんに吠えられた犯人にビンタが執行される。

田中、遠藤、浜田の潔白が証明された後、松本の番になると、方正は自分の警察手帳をに擦りつけていた。松本が否定した直後、ドルフィンちゃんが吠えだした。松本が「(方正が)手帳を擦り付けていた」と言う発言を受けて、蝶野は念の為に方正も確認することに。蝶野は方正が犯人だと決めつけていて、蝶野は「犯人はお前だろ!!」と他の4人とは違う発言をして、方正は「松本です!!」と頑なに否定した。するとドルフィンちゃんは方正には吠えなかったため、松本が壇上に連行されていくことになった。連行されたのが方正じゃない事態に大吉は「流れのままに」と言っていた。浜田同様往生際の悪い松本。蝶野も2年前に浜田に言った時同様松本に「今年はお前なんだよ」と発言し、「いつも鍛えてるから大丈夫だろ」と言われる。

そしてビンタ執行のカウントダウンが始まり(名探偵でもそうだったが、この時の方正の表情は見もの)、松本は「あぁぁぁぁぁぁ!! 怖い怖い怖い怖い!!」と絶叫。


ところが執行寸前、大吉が「ちょっと待ってください!!」と制止。方正は「おいっ!!」と叫ぶ。実は松本に吠えたドルフィンちゃんはドルフィンちゃんではない違う犬であり、本物のドルフィンちゃんは別の場所にいた事が判明した。これを聞いて「何ィ!?」と返す蝶野。


ビンタを回避した松本は席に戻されると、本物のドルフィンちゃんが連れて来られる。改めて捜査が最初から執り行われ、今度こそ本物のドルフィンちゃんに吠えられた者が犯人としてビンタが執行される。


先ほどのように田中、遠藤、浜田の潔白が証明された後、ついに松本の番が来た。方正は松本に息を吹きかけるなどして逃げようと試みたが失敗。本物のドルフィンちゃんは松本に吠えず、松本も潔白であることが証明された。方正は先ほどのように自分は犯人ではないと否定するも、結局本物のドルフィンちゃんは方正に吠えた。こうして真犯人は方正であることが判明し、新聞社と名探偵に続いて3度目のどんでん返しを喰らった方正は自分に吠えまくる本物のドルフィンちゃんに「何でそんな吠えてんの!?」とドン引きした。


(恐らく『笑ってはいけない』の撮影以前から)「今年はビンタはない」と確信していたこともあり、方正は例年以上に往生際が悪く、ビンタ執行前に写真週刊誌など様々なメディアで「ビンタをしない」と言っていた件について話そうとするも、「うるさい」「うるせぇこの野郎!!」と蝶野に口を塞がれ弁解させてもらえなかった。


壇上に上げられてもなお週刊誌の一件について追求しようとする方正だったが、やはり蝶野の口から返ってきたのは「(週刊誌での発言は)リップサービスだ」というもので、そんな理不尽極まりない返答に方正は思わず「何ですかそれ!?」と問い返し、メンバーの爆笑を誘う。


そして蝶野に「今年はお前なんだよ」(「今年じゃなくて「今年だが、突っ込んだら負け)とビンタ宣告された際、顎関節症を患っていること、インターネットでもそれについて調べたことを伝えるが、それも他のメンバーに嘘だと看破され、それどころか蝶野にも「そんなもんビンタと関係ない」「一発で治してやる」と言われる。


ついには偽ドルフィンちゃんに吠えられた松本を道連れにしようと「あの金髪を一発だけ叩いてください」と懇願。蝶野に「何で松本を叩くんだ?」と聞かれると、方正は「1匹目のドルフィンちゃんに吠えられたからです」と答える。松本は「アレは違うドルフィンちゃんでした」と否定する(蝶野も松本の声にかき消されているが「アレ、ドルフィンじゃない」と発言)が、「一緒だ!! ホントの事言え!!」「ホントの事言えお前は!!」と逆ギレする。呆れた蝶野は「あいつは関係ない。お前が犯人なんだ、わかるか」と諭し、ようやく諦めた方正は、カウントダウンの後にビンタを喰らった。



笑ってはいけないトレジャーハンター(2018年12月31日)編集

  • 理由:呪いのミイラの末裔×

この年は平成最後の笑ってはいけないであり、この年からビンタ回避の救済措置が導入。


ヘイポー財団法人お豆考古学研究所にてヒポポ族の呪いのミイラが発見された旨を博多大吉から聞かされる。そのミイラを発見したのが孤高のトレジャーハンターの異名をもつ蝶野であった(発掘した張本人はヒポポ族をピポポ族と言い間違えて大吉に突っ込まれていたが、いつもの如く「うるせぇ!」と一蹴した)。それは人を死に至らしめる危険な呪いであり、それは一族に代々続いているという。発見者の蝶野が包帯を解くと、それはビンタをされた直後の表情をした方正に似ており、 浜田に確認したところ方正の名を挙げようとするが、方正は浜田の発言をさえぎり認めようとしないどころか、浜田がミイラに似ていると一方的に決めつけた


結局壇上に連行され、方正は「どこの呪いですか」と聞くが当然ヒポポ族と返答される。それに対して方正は「僕、佐賀県ですから(親父が)」と返答し関係を否定するが蝶野は「いつ、ヒポポ族になったんだ」と聞き相手にしない。その呪いを解く方法が聖なるビンタであった。


蝶野は「お前を呪いから救いたいんだ!」「その呪いの連鎖はお前の仲間にも向けられてんだ」と言い説得するが、方正は「僕が十字架を背負ってあいつらの事を見ときます」と返答する。これに対し蝶野は「お前何言ってんだ」と理解に苦しみ、もう一つの方法として大量の聖水(松本曰く「2リットルくらいありそう」との事)を黄金の聖杯で一気に飲み干すという物があった。成功すればビンタ回避となる。


これに方正は当然挑戦し無理やり飲み干そうとしたが、さすがの蝶野も方正の身の危険を感じたのか一旦やめさせる。再度挑戦するが結局零してしまい、それでも飲み干したふりをしようとしたが当然ノーカンであり、蝶野からも「あれは無理だ。お前の努力は分かる」と言われ、結局聖なるビンタを受ける流れとなった。しかし今度は方正が突然「アイツ(田中)が犯人です」などと田中をヒポポ族の末裔だと決めつけて呪いの真犯人にしようとし、田中がこれを否定すると魔女狩りの如く一方的に弾圧し終いには蹴り殺すぞお前!!などと怒鳴り込み何としてでも罪(?)をなすりつけようとする。しかし蝶野に「地球の、世界の未来は君にかかってるんだ」 と言われ、呪いを解く聖なるビンタを受けた。因みに、この回だけは方正の犯した犯罪を制裁ではなく方正を救うという名目のビンタだった為、蝶野の態度は終始優しめに接していた。(テロップは『呪いを解く聖なるビンタ炸裂!!』になっていた。)


救済措置が登場したのは熱血教師編から6年ぶりとなるが、どれも絶対にクリアできないものであり、結局は何が何でも方正をビンタする為だけに仕掛けられた茶番である


笑ってはいけない青春ハイスクール(2019年12月31日)編集

  • 罪状:傷害○

※この年からは元号が「平成」から「令和」に変更され、ビンタのタイミングも年明けになる。


ヘイポー私立おまめ高校の卒業式の開始前、ゴルフボールが校内にいた教員を直撃し大怪我をしたということが告げられた。そして退院した負傷教員こと体育教師の蝶野が頭部に包帯、左腕はギプスに三角巾という姿で壇上に現われると犯人探しを始める。「犯人はゴルフが下手くそな奴」とのことで、その時間帯に校舎内にいたメンバー5人が疑われる。実際は事前のネタで香取慎吾に促されて方正がゴルフクラブをスイングしゴルフボールで壁に穴を開けているので彼が犯人である。だが犯人であるはずの方正がシラを切り通すと次に松本が疑われ、方正は必死に彼を犯人にしようとする


蝶野は方正に「知ってることがあったら何でも喋れよ!!」と言い、方正は「慎吾ちゃんがパンツを見せたんです」と事件とは無関係なことを言い出し、これには蝶野もさすがに理解できず「何の話だ?」としか言えなかった。


だが蝶野は5人を信用せず、ゴルフのセットを教師達に用意させ、カップインできなかった者が犯人だと告げる。方正以外のメンバーは次々と成功させていき、蝶野もその4人を「すごい腕前だ」「センスだな」などと褒め、ついに方正の番が来る。しかし、方正の打ったゴルフボールはカップの周りを回ってから外れたため方正が犯人と確定


当然納得できず「何であんなことなるんですかぁ!」と抗議するも「知るかそんなもん!!」と一蹴されて聞き入れてもらえず、壇上に連行される。「私がオレンジのボールを打ちました」と白状した途端、蝶野はあっさりと包帯とギプスを外す。その姿を見た方正は「嘘じゃないですか!?」と抗議するも「俺は治りが早いんだ!」などと無茶苦茶な理屈で一蹴される。蝶野は「お前の一つの過ちで式が台無しになるところだった。やり直しだ。ビンタだ!」と宣告し(この時方正はなぜか「フッ」と笑った)、方正は「よし来い! 嫌だ! よし! 嫌だ! やめて!」と抵抗するがビンタの前に「チャンスをやる」と言われる。それは「給食のビン入り牛乳2本を一気に飲み干せばビンタ免除」というもので、方正はすぐにチャレンジ。1本目はすぐに飲み干したが2本目は容器から取り出すと異常な長さのビンだったため飲み干せず中身をこぼし失敗。結局制裁ビンタを受けた。


なお、犯人探しのゴルフセットに使われたゴルフボールにはやはり細工がされており、中には日産自動車の自動運転システム(詳細は企業秘密で隠されていた)がゴルフボールに内蔵されており、更に天井から監視カメラで撮影しながらカップまで操作誘導していた事が後日放送の「完全版」にて明かされた。方正以外の4人のメンバーが簡単にカップインし(よく見ると失速したボールが不自然に加速したりしている)、方正だけカップインせずボールがカップの傍で突然おかしな動きをしたのはこの為で、方正だけ確実に失敗するように予め仕込まれていたのである。


これまでは年明けの20〜30分前(病院のみ中盤)に執行されていたが、今回は例年の笑ってはいけないとは異なっていたため、初めて年が明けた後に執行された。というか蝶野登場の瞬間がまさに2020年1月1日0時0分というミラクルまで起こった。



笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス(2020年12月31日)編集

  • 罪状:セクハラ、窃盗△

アメリカンポリス~青春ハイスクールまでは博多大吉が幹部役だったが、この年の幹部役は麒麟川島明


オマメットリージェンシーホテル&カジノ内で重大事件が発生したと告げられ、関係者が集会場に連れてこられる。するとカジノマネージャーの蝶野が現れ、女性ダンサーに対してセクハラ行為が行われたと告げる。そして蝶野が被害者だという女性ダンサーを呼び出す。その女性は蝶野の妻、マルティーナ氏であった。蝶野本人も「設定上ではありません、ガチの私の妻です!」と発言し、メンバーを驚かせ、大爆笑させた。


マルティーナ氏が犯人の顔を覚えているということでまず方正が立たされると、頭頂部の特徴から方正だと判明。妻にセクハラをしたとしてカンカンの蝶野は「今年はいつもと違う」と言って方正を問い詰める。他のメンバーに対しても「こいつがセクハラ行為したことは認めるか?」と聞くと、松本が「認めます!」と即答。これを聞いた方正は「何を認めるんですか? 聞いてください!」と言うが、蝶野は「お前がセクハラしたんだろうが!」と言う。方正は「お前や!! セクハラやなお前が!!」と逆ギレして松本に罪を擦り付けようするが、蝶野は「仲間が言ってるだろ!!」と言い、おまけに無理やりキスをしたという容疑をかけられてしまう。方正はしてもらったと言うが信じてもらえない。だが観てた人は分かるだろうが、実際は無理やりキスなんてしておらず、本当にキスしてもらっただけである。


川島が冤罪かもしれないということでマルティーナ氏に確認したところ、無理やりキスされたと答えたため犯人と確定。しかもパンティーも盗んだ容疑をかけられてしまい、それはマルティーナ氏からゲームの商品としてもらったものだが(ちなみに浜田達も他の女性ダンサー達からパンティーをもらっていた)、マルティーナ氏はそれを方正に盗まれたと言う。早速検査が行われると、ポケットからマルティーナ氏のパンティーが見つかった。蝶野はパンティーをマウスピース代わりに使うよう指示するが、「汚いから嫌だぁ!」と拒否したためますます激怒。


マルティーナ氏からは「キッツイお見舞いして! キッツイ!」と言われる。しかし、恒例の救済措置が与えられる。それはパンティー3枚を30秒以内に破れば無罪とするというものだった。最初の2枚は破ることに成功したが、3枚目は異常なほどゴムが伸びて破れず失敗。それでも蝶野は「惜しかったじゃねぇか、大したもんだ」と労った。ただしこのシーン、よく見ると時間切れの瞬間に伸びたパンティーに穴が開いているのが分かる。方正もそれに気付いていれば今度こそ回避できた可能性があるが、仮に回避できたとしても、今度はTwitter(現:X)に投稿されていた自分の師匠アントニオ猪木にビンタされたことに対して方正が「猪木さん ありがとうございます」とリプライしていたことに対して責められていた可能性があり、結局ビンタされる結末が待っていたかもしれない(詳しくは余談で後述)。


そして蝶野自身も方正をビンタすることに罪悪感を抱えているため(こちらも余談で後述)、執行直前に「毎年毎年ホントにすまないなぁ」と発言。カウントダウンと共にビンタを受けたのだった。


このように、恐らく最も理不尽な制裁のビンタである。今までも理不尽だったり冤罪が大半を占めてこそいるが、それを仄めかす証拠や伏線があったり擁護不可能な窮地に陥る事が多かったが、今回のビンタは証言や伏線が全く当てになっておらず、かつてない程の冤罪のオンパレードであった


余談だが、蝶野からビンタを受ける前に第7世代チームとの対戦にて司会者の千原ジュニアから「落語やめろ!!」と2回ビンタを受けている。つまり計3回ビンタを受けた(ちなみにジュニア自身は収録を終えて帰宅途中まで蝶野ビンタの事をすっかり忘れていたらしく、「(本命の)蝶野さんよりも先に自分がビンタしちゃダメだろ!」と激しく後悔したという)。


さらに蝶野本人によると、「今年は目が悪い上に腰も痛く、踏ん張り切れなかったせいで頭に直撃し、ベイダーパンチのようになってしまった」との事。「来年は杖つきながら杖で叩くかもしれない」と発言していたが、杖で殴れば方正は間違いなく死ぬだろう。なお、収録当時から腰椎の症状が思わしくなく、実際は杖をつかないといけない程だった。


2020年は『COVID-19』の流行で収録が難航した事で出川と上島の芸人対決や驚いてはいけないなど恒例だった企画が次々と省略されたのもあり、方正と蝶野のいつものやりとり中に2021年を迎えビンタ後にお約束のメンバーのお尻をシバかれた回数が表示されて終了したため実質、笑ってはいけない大貧民GoToラスベガスのトリを飾る事になった。そしてこのシリーズが最後のビンタにもなった。


その他編集

山崎邦正コソ泥裁判編集

「裁判シリーズ」の一つ。「病院」と「新聞社」の間である2008年2月24日、3月2日放送。

  • 番組内で行ったクイズ企画「楳図かずお500のコト」で、優勝した遠藤しか貰えない賞品である楳図かずおのサインと優勝者の似顔絵を遠藤や番組スタッフが去ったのを見計らってこっそり貰いに行く
  • ガキ使ディレクター(高橋D)のファッションをパクり、その結果ディレクターが、それ以降そのファッションをしなくなった(その写真が登場したとき、松本は「絶対コソ泥やんけ」「コソ泥にも程があるやろ」と突っ込んでいた)。
  • 後輩(小島よしお永井佑一郎(アクセルホッパー)、原西孝幸)のギャグをパクる。パクったギャグを融合して自身のネタにするのはまだかわいい方で、ひどい時には一緒に考えたという新ネタをそのまま横取りした。しかも永井(アクセルホッパー)と方正は今まで1度も会った事がなかった事が判明し、永井は自身のブログのファンのコメントでギャグの事を知り、更に永井はお笑いライブの後の打ち上げの飲み会に行った時に居酒屋の隣の席で、方正のネタが飲みコールにも使われていた事も明かした。
  • 小島は自身の持ちネタ「そんなの関係ねぇ」をパクられた際、急遽新ネタを作ったが、全然ウケず「お前のせいだぁ!!」とブチギレた
  • 原西のギャグ「土井たか子」「顔面パクパク」がお蔵入りになったのをいいことに丸パクする
  • 前述の原西のギャグの丸パクが白日の下に晒されないよう、FUJIWARAが東京に進出しないようにする

など、方正の芸人にあるまじきコソ泥っぷりが明らかになり、当然弁明の余地があるはずもなく、蝶野ビンタの刑執行及びパクリギャグの封印命令が言い渡された。


当然方正が素直に受け入れるはずもなく、「年末(の笑ってはいけない病院で)やられたでしょ。アレで3ヶ月ちょっとまた…入院したんですよ(病院の項も参照)」と嘘をついたが、松本からは「何でそんな嘘をつくの」と言われ、方正は「アレ(笑ってはいけない病院)を病院の担当医が見て、すぐ電話がかかってきて何しとんのじゃ!って怒られた」「(蝶野に)ふざけるな」と嘘や屁理屈を言いまくり、「利き手と逆(左手)でやってほしい」と蝶野にお願いしたり「浜田さん1回受けてみて下さいよ!!」と無茶苦茶を言って大暴れ

仕方なくメンバー全員と後輩に取り押さえられることとなる。更に1度制裁ビンタの覚悟を決めたと思いきや、「ここは潔く受けるけど、左手でお願いします」というお願いをダウンタウンに頼むが、浜田は「それは駄目です」と断られると方正は「じゃあ出来ないです」と言って再び大暴れし、松本が「またやんのかこのくだり」と突っ込まれて再び取り押さえられる始末。ビンタが執行される前に方正は蝶野に「(足)開くのやめてもらっていいですか?」と頼むが、松本から突っ込まれた。その後、無事にビンタが執行された。流石の方正も懲りたのか、これ以降はパクリギャグを一切披露していない。

笑ってはいけないシリーズにて蝶野ビンタが恒例となったのは恐らくこの出来事がきっかけだろう。


なお、暴れている最中や執行の直前「遠藤、ホンマキレるぞ! ホンマキレるぞ!!」「お前恨んだるからな!」と何故か遠藤に恨みをぶつけていた。これには遠藤も「何で俺やねん」と苦笑(楳図のサイン繋がりで発言したのだろう。なお、裁判の際に真っ先にこの件が挙げられていた)。


余談編集

・当番組の影響でビンタのイメージが定着した蝶野だが、本職のプロレスではビンタを使用することは滅多にない。ただしごく稀にだが、試合の流れを変えたり緩急を付ける目的で、隠し技程度のニュアンスで繰り出したことはある。


・一度『ダウンタウンDX』で方正と蝶野が共演する機会があり、その際に方正は蝶野に「もうビンタ止めてください」とお願いしたそうだが、松本に「僕たちにとってはあれが除夜の鐘代わりやから」という理由で却下されたという。


・しかし、2021年9月20日に『笑ってはいけないシリーズ』の休止が発表され、田中へのタイキックと共に蝶野ビンタも見られなくなることに多くの人々が落胆していたことからもう松本だけでなく多くの人々にとって除夜の鐘代わりと認識していたことが窺える。しかし何らかの拍子で蝶野が登場してビンタされるんじゃないかという声もあったが、そのような事はなかった。それもそのはず、実は先述の2020年での腰痛は杖を使っての歩行も困難になる程酷くなっており、ついには移動で車椅子を使う程の症状であり2021年12月に手術を行っていた為、やろうとしても無理だったのである。そして2022年、2023年も放送されないことが決定され、松本の芸能活動休止により、2024年に笑ってはいけないシリーズの終了が正式に発表された。


・方正が『笑ってはいけないシリーズ』についてインタビューを受けた際に「あれを受けると記憶が飛び、次の日顔面の痛みで食らったのを思い出す」「毎年ビンタされる奴はそういないと思う」「そろそろ他の奴に代わって欲しい」と、これがどれだけ過酷なものであるかを語っていた。

一部の視聴者からは「方正ではなくヘイポーにやってほしい」という声もあるらしい。


・2016年2月放送の「着ぐるみトーク」では、方正が家族でビンタされるシーンを視聴し娘2人は笑っていたが、息子は無言で涙を流したという話をした。方正は「すぐに(テレビを)消せ!」「子供の教育に悪い番組や」と不安をぶつけた


・これ以外にも、ガキ使での方正へのビンタは「さようなら山崎邦正(月亭方正)」での、内野幸という元デスクスタッフの女性によるビンタが存在する。過去にはききシリーズにおいて答えを外した際の罰や大喜利対決での罰ゲームとして、軽い脳震盪を起こしたり吹き飛ばされ号泣するような威力のビンタを食らったこともある。ダウンタウンの2人からもツッコミや罰で何度もビンタを食らっている。


・なお、蝶野自身は暴力を振るうことに抵抗感があり、とあるインタビューで「ビンタをするのは嫌だ」と話している(実際、『ガキの使い』の仕事以外では共演者にビンタをすることは決してない。頼まれても断っているという)。

なんでも「最初は断っていたが、マネージャーが断り忘れていて、なんだかんだ今まで続いてしまっている」とのこと。

また、方正本人が「心が折れる」と訴えたため、番組の後半にビンタが行われるようになったらしい。


・やられる内容が内容だけに方正の体調を本気で心配する声も少なくないが、少なくとも方正自身に何かあれば当然番組側でボツにするなど何らかの配慮があるはずである。

つまりオンエアされている限り方正は無事&本人も承諾済みということなので、安心して方正の勇姿を拝もう。

無論、素人が場と相手を選ばなければただの暴行と化すため、良い子は決して真似しないように。


・方正以外のメンバーにとってはつかの間の休息……という訳ではもちろんなく、ビンタを逃れようとする方正が繰り出す数々の悪あがきに爆笑してはその度にケツバットを喰らっている。

いくら痛いとはいえ基本的には一回で済む方正に対し、他メンバーはシリーズによっては十数回近くシバかれることもあるため、結局は全員苦しめられることになる。


・2019年12月に大阪で開催された大阪モーターショーに蝶野は「プロモーター」として携わっており、なんと最終日にこの時点での大阪市長(松井一郎)とのトークステージが開催された。

それにあたり松井市長はTwitterで「僕がビンタされるんですか?」と呟いた後に「是非とも方正さんにも来ていただきたい」と出演依頼のツイートを展開。そこに大阪府知事(吉村洋文)の「万が一のために救急隊を手配する」といった大阪らしいツイートを展開していたが、当の方正は家の掃除と落語の仕事でスケジュールが埋まっていたため、辞退した。

ちなみに蝶野は「普段笑ってはいけないでしか会う機会がないので、トークステージの場で腹割って話したい」という意図があったが、実現しなかった。


・元SMAPの香取慎吾からは「どうどうと体を張っている所がいい」と方正を称賛している。


・なお、ビンタをしている蝶野本人も師であるアントニオ猪木に闘魂注入ビンタを受けたことがある。…が、そのニュースに当の方正が「猪木さん ありがとうございます」と反応。それは蝶野本人にバッチリキャッチされており…「ガッデム!!」(その後、蝶野正洋公式チャンネルにアップされた動画に方正が「!!!」と反応している)

その様子はこちら。


・2022年7月3日放送の『笑点』に方正が三遊亭円楽のピンチヒッターとして登場。リアクションをして、司会の春風亭昇太から「大丈夫?」って聞かれた際の回答を求められるお題で「怖い!怖い!」と言った後「プロレスラーの蝶野正洋さんが『ガッデム!』と言って近づいてくるんです!」と回答。見事に座布団1枚を勝ち取った。

2024年1月7日(本来なら1月1日に放送予定だったが、能登半島地震の影響で放送中止となり、本来放送予定の内容を繰り上げて放送された。)の東西対抗大喜利で方正は師匠の月亭八方と共に共演。ある問題での方正の解答に西軍からツッコまれ、さらに昇太の「蝶野さ〜ん」と呼ぶ声に方正が慌てて「やめて!!」と言って舞台袖を確認した。


・2022年9月21日に横浜スタジアムで行われた横浜-巨人戦ではプロモーターとして蝶野が登場。DB.スターマンにビンタのパフォーマンスを見せた。その様子はこちら。


関連項目編集

蝶野正洋

月亭方正(山崎邦正)

ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!

笑ってはいけないシリーズ


闘魂注入 - アントニオ猪木氏による類似ビンタ。

干物妹!うまるちゃん - このビンタのパロディシーンが登場する。

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