曖昧さ回避
- 囚人が何らかの方法を用いて刑務所の牢屋を破り、脱走すること。本稿で詳述。
- 上から転じてiPhoneなどのiOS端末においてAppleが承認していないアプリのインストールを可能な状態にすることも脱獄といい、サポート外となる。Androidにおけるroot化の事である。逆に正規の状態に戻すことは「入獄」と言う。
- SNKが1988年に販売した業務用ベルトスクロールアクションゲーム。翌年にファミリーコンピュータに移植。→脱獄(SNK)
- NeruによるVOCALOIDの鏡音リンを使ったオリジナル楽曲。→脱獄(Neru)
1. の概要
刑法では97条【逃走罪】にあたり、1年以下の懲役とされる。また、脱獄の際に「拘束具を破壊する」「暴力的手段を用いて脱走する」「2名以上で共謀する」のいずれかの条件を満たした場合、98条【加重逃走罪】の規定により3年以上5年以下の懲役が科せられる。勿論、逃走を幇助した者も別条により罪が科せられる。
当たり前だが現代で脱獄が成功する確率は極めて低く、よしんば成功したとしても、身分証明書も無い脱獄犯に衣食住を整える事は不可能なので、結局は窃盗・強盗を行いすぐ捕まるのがオチである。
フィクションでは
古来より映画などの題材で使用されることが多く、創作物の世界では脱獄囚が主役である作品もあれば強敵として登場したりすることも多い。
また、長編ストーリー等においてイベントの一つとして登場することもある。大抵は冤罪による投獄、しかも話を聞いてもらえないまま問答無用で入れられる。
この際主人公が冤罪に対する復讐に燃える事も有れば、看守の不当な扱いに目に物見せんとする事も有り、様々な反応が見られるが多くの場合、あくまで長編内の一つのイベントで有るためか、脱獄そのものに対する描写は脱獄をメインの題材にした作品より薄い。
大きな投獄施設(特に実在の施設)だと、中で情報集めの為に登場人物に「ここからは出られない」と宣言されるだろうが、そんなものは十数分後ぐらいにイベント進行のため脱獄を選択せざるをえない主人公側には無縁なものである。
道具を用立てたり看守に取り入ってうまく欺いたりといった手助けをしてくれる囚人仲間が出てくることも多い。
時々本当に処刑日まで脱出できなくて処刑されそうになったりすることもあるが、その時は間一髪のところで仲間キャラ等に助けられることもある。
大抵裁判などは省かれるのだが、クロノトリガーでは裁判で有罪・無罪判決が決定される、という珍しいシーンが登場する。
脱獄を題材とした作品
作品名あいうえお順