概要
法務省矯正局札幌矯正管区に属する刑務所で、収監される受刑者は再犯者や暴力団構成員といった犯罪傾向が進んだ者や刑期が10年以下の短期受刑者。
日本最北端の刑務所で、網走番外地で有名。
特に昭和時代前期まで使用されていた旧舎房が有名で、西欧の刑務所を手本に監視室から獄房が放射状に七棟建造され、さらに巡回も厳密に敷き監視体制の高さでは当時でも国内最強の呼び声も高かった。
ゆえに労役の過酷さから数々の脱走者を招きながらも、未遂に終わらせ、脱獄不能とまで呼ばれる。
しかしその伝説も、昭和の脱獄王と呼ばれた白鳥由栄によって終止符を打たれた。
現在の舎房は旧舎房に隣接する土地に建設され、旧舎房は歴史的価値から観光資源として開放され、監獄の歴史と当時の背景を伝える資料を展示し、内部を見学することが出来る。
購買や食堂も設置され、現在の受刑者の食事を再現したメニューや、受刑者達によって製造されたお土産品なども取り扱っている。
刑務作業の一環として畜産を行っており、生産される牛肉は網走監獄和牛としてブランド化されている。この他に農業や林業も刑務作業として行われている。
関連タグ
網走監獄(こちらのタグが多い)
ゴールデンカムイ:本刑務所の罪人達が物語の鍵を握っている。