「江戸川コナン…探偵さ…」
プロフィール
概要
天才的な頭脳の持ち主である名探偵であり、幾多の難事件を持ち前の頭脳で解決してきた。
正体は高校生探偵の工藤新一。トロピカルランドにて、黒ずくめの組織の取引現場を目撃してしまったため、口封じのつもりで組織が開発した謎の薬で始末されそうになったところ、命は取り止めたもののその作用で身体が縮んでしまい、「見た目は子供、頭脳は大人」の小さな名探偵が誕生した。
隣人の科学者・阿笠博士の助言で、周囲の人物に危害が及ばぬようにと正体を隠すため、「江戸川コナン」と名乗り、また黒の組織の情報を手に入れるため幼馴染の毛利蘭の父親、毛利小五郎の毛利探偵事務所に居候しながら、現在は小学1年生としての生活を送っている。
名目上、親が事故に巻き込まれて遠縁の阿笠に一時的に引き取られるが、子育ての経験が無いことを理由に蘭に暫くの間預かってほしいと依頼。その後、両親は海外転勤することになったという設定。
同時に6-7歳相当の子供が学校に通っていないのは不審がられるとのことで、阿笠の計らいにより新一が通学していた帝丹小学校1年B組に転校する。
一度、架空の母親の江戸川文代がコナンを迎えに来るが、本人が米花町に残ることを切望したため小五郎に自由裁量を了承した養育費1000万円入りの通帳を預け、再び海外へと向かったことになっている。
また、蘭に正体がバレそうになった際に一時帰国していた工藤有希子のフォローによって、彼女の祖父の兄の娘のいとこの叔父の孫にあたるという設定も加わった。
後に、灰原哀が阿笠の親戚の子ということになって阿笠邸にて保護されることになるが、コナンと灰原が親戚同士というような言及は見られない。
普段は猫を被って無邪気な少年を演じているが事件が発生すると新一としてのクールな素顔を出す。近年では一部の大人からも一定の信頼を置かれるようになってきているが、事件遭遇率の高さに呆れられることもある。群馬県警の山村ミサオからは「お祓いとかしてもらった方がいい」と囁かれたことも。
怒るときは感情を面に出さずに静かな怒りを見せることが多いが、犯人のあまりの身勝手な言い分(例:「本当は小火程度で済まそうと思ってたが予想以上に火の周りが早かった」「仇を取った正義の使者としてあの世に行く」)などには思わず口調を荒げて非難することも時折ある。
出会ったばかりの灰原に対しても自覚はなかったとはいえ組織で毒薬を作っていたことを知った際には「お前が作った薬のせいで一体何人の人間が…!!」と感情を剥き出しにする形で激怒する珍しい一幕もあった。
名前の「江戸川」は推理作家の江戸川乱歩から、「コナン」はシャーロック・ホームズの生みの親、コナン・ドイルから引用されている。ちなみに江戸川乱歩自体もアメリカの推理作家であるエドガー・アラン・ポーからとっているので、ある意味三次創作的な名前である。
小さくなった新一が自宅まで戻った際、心配してやってきた蘭に見つかり名前を聞かれたことから、背後にあった本棚にある本、「江戸川乱歩全集」と「コナン・ドイル傑作選」を見たことから咄嗟に考えて答えた名前である。
ちなみに江戸川文代は江戸川乱歩の作り出した探偵、明智小五郎の妻・文代からで、有希子はこの名前を気に入ったのか別の変装の機会にも同名を使って登場している。
ちなみにこのネーミングには阿笠からは「何がコナンだ、外国人じゃあるまいし」とツッコまれ、小学校編入の際の自己紹介時には子供たちに「変な名前」と大爆笑されたりと散々なことを言われたが、『ホームズ・フリーク殺人事件』で知り合ったシャーロキアン達からは大絶賛されていた。
キャラクターとしてモデルと言えるのは、江戸川乱歩の代表作「少年探偵シリーズ」で活躍する明智小五郎の助手・小林少年こと小林芳雄であると言え、明智小五郎がモデルになっている毛利小五郎の元で居候、少年探偵団のリーダー(実質的)といった点も共通している。
劇中の登場人物からも、その様相から何度か「小林君」、「小林少年」と評されている。
事件以外に興味がないかと言われるとそうでもなくサッカーは相変わらず好きで生で試合を見ている時は年相応に無邪気な一面を見せたりする。
また、食に関しては「食欲の秋」と考えている他大阪に行った際はたこ焼きやうどん、てっちり
東京でも寿司やラーメンと好き嫌いなく食べている。真相を誘き出すために注文したとはいえちゃっかり注文品(寿司)を皆で食べてる描写もある。
女性の裸を見て鼻血を出す、水着姿や美人を見て赤面するなど異性に対するものは本来の年齢相応。ただしこれは蘭および年上女性のみであり、園子含む同年代以下は守備範囲外。ある事件ではそれが原因で灰原の機嫌を損ねお仕置きされたことがある。
コナン自身は一刻も早く元の体に戻ることを最優先に動いてはいるが、体が小さくなっても悪いことばかりではなく、毛利家の風呂に蘭と一緒に入れる、抱きしめられて胸が当たるなどの役得もある(これについてはコナン自身も正体バレたら殺されると内心ヒヤヒヤしてもいるが)。アニメ版のアニオリ回では話によっては2度目の小学生生活をそれなりに満喫しているような描写(阿笠邸で少年探偵団の子供達とババ抜きに興じたりなど)時折見られたりする。
人物
性格自体は「工藤新一」と同じなため、そちらの記事も参照。
容姿
服装は赤い蝶ネクタイと青いジャケット、半ズボンが中心(小さくなり自宅に帰って最初に見つけたのが子供時代の服で、すっかり定着したせいか、着ぐるみでは必ずこの服装である)だが、現在は普通の服装も増えてきている。
原作者・青山剛昌氏曰く「だっていつもあの格好じゃ寒そうだし」。
眼鏡は、コナンが咄嗟に子供の頃に見た『スーパーマン』を思い出し、正体を隠すためにかけたのが始まり。(後に灰原に貸した際「クラーク・ケントもびっくりの優れ物」と言っている)。
最初にかけた際は父・優作の眼鏡のレンズを外したもので、現在かけているのは阿笠発明の犯人追跡メガネ。度は入っていないので、普通の眼鏡としては使えない。
寝る時も着用するなどバレないように頑張っているが、周囲からは「なんか新一に似ている」と思われている。
園児の頃、暗がりでホームズを読んでいたのを有希子に優作の近眼をダシにする形で注意されて「メガネなんてかけるかよ!!絶ーっ対!」と抵抗していたのが見事なフラグ回収となった。
探偵として
見た目は小学生であるため、発言力がなく不自然でもあることから、腕時計型麻酔銃で周囲の人物(小五郎など)を眠らせて陰に潜み、蝶ネクタイ型変声機でその人物の声を出しながら推理を披露している。新一の声を使い電話を通して解決することもしばしば。
事件序盤や麻酔銃が使えない状況などでは、色々と苦労しながら周囲にヒントを出している。
極めて強い精神力を持ち、殺傷能力が高い武器(拳銃など)を持った敵を前にしても怖気づかずに対抗できる。同時に新一の時と同様、後先考えずに無謀な行動に出てしまうことも多く、それが原因で犯人の逆襲を受けて窮地に陥ることも少なくない。
特に劇場版ではテロリストによって飛行船の外に放り出されたり、組織の幹部に確保される寸前まで追い詰められたり、長距離狙撃を行う連続殺人犯の犯行を阻止しようとして逆に射殺されかけたりと第三者の助けまたは介入がなければとっくに死んでいただろう事態も多く発生している。
信条
- 「犯人を絶対に自殺させない」
元々持っていた信条ではなく、浅井成実の影響によるもの。阿笠博士の発明品がなかったり、京極真などのように運動能力の高いキャラクターがいなかったら犯人の自殺を阻止できなかったという事は何度かある。
ただ、黒の組織の末端構成員である楠田陸道や『命を賭けた恋愛中継』では犯人に自殺されており(殺人でなく誘拐犯)、コナン自身がその場にいない時は自殺を阻止できない場合もある為、厳密に言えば「(コナンの目の前で)犯人を絶対に自殺させない」が正解といえる。
これに関しては約30年の連載で極端といっていいほど扱っておらず、しかもコナンだけでなく他の登場人物も犯人の自殺を阻止しようと行動する為、コナンの信条というよりは原作者の信条と思ったほうが正しいといえる。
その為か、他の推理作品(ドラマ)でこの展開を扱った場合は『名家連続変死事件』でのコナンの台詞を使って他作品を揶揄する人が多い。
- 「真実は一つしかないのだから、推理に勝敗・優劣・上下関係は存在しない」
こちらは平次が相手となると、意図的に自分から破ることがある(何だかんだで平次のことはライバルと思っている模様)。
- 「言葉は刃物」
当該記事を参照。
こちらも後述のルールから破ることが多い。
能力
推理力
父譲りの才能を持ち、世界中の推理小説に囲まれて育っただけにその洞察力は凄まじく、ほぼ直感で犯人の目星を付けることもあり、演技力に長けた怪盗キッドやベルモットの変装でさえ、わずかな違和感だけで見抜いてしまう(ただし、変装の変装は見抜けなかった)。
また、その知識は雑学王と呼ぶに値するほど豊富。推理小説にも登場する警察の専門用語や医学知識はもちろんのこと、見ただけでカラスの種類と特徴を言い当てられる他、マツタケやアサリの採り方や釣りの仕方、情報技術、自然現象、歴史、神話、心理学など、分野を問わず様々なことに詳しい。その豊富な知識が推理の助けにもなっている。
推理力や知識量で言えば、小学生はおろか17歳の高校生とも思えないほどの天才であり、もはや「頭脳は大人」のレベルを超えていると言えよう。だが、その能力をもってしても父には到底敵わない模様。父は一体ナニモノなんだよ…
また、心理的な推理の面には年相応に限界があり、犯人の心情を理解できない場合がある。故に、まがりなりにも倍以上の人生経験を積んでいる小五郎に敵わなかったこともある。
身体能力
新一時代と同じくサッカーが得意で、ボールのコントロールは自由自在。阿笠博士の発明品「キック力増強シューズ」で体力不足を補い、犯人の撃退や脱出口の確保などを行っている。サッカーの腕前は子供の姿になっても思わずプロ選手が頷いてしまうレベルの実力を持ち『11人目のストライカー』では練習相手になった赤木英雄を「まいった。降参」と言わしめるほど(もちろん赤木はプロ選手なので手加減をしてるだろうが)。この際「工藤新一のフォームと似ていたから」という理由で話しかけて来た比護隆佑には「新一兄ちゃんにサッカーを教わったから」と誤魔化している。
また身体が小さくなった分、身軽さも相当なもので、犯人を追ったり攻撃をかわしたりする際に大いに発揮されている。平次曰く「牛若丸みたいな奴」。
劇場版では身体能力に更なる補正がかかり、色々と超人じみた活躍を見せている。特にターボエンジン付きスケートボードに乗ってのバランス感覚溢れる動きは、現実では到底再現し切れないほど。
その他特技
- 演技
小学生としての無邪気な演技もさることながら、何より注目すべきは変声機を使った他人の演技。小五郎の他、阿笠の老人口調、生粋のお嬢様にもかかわらず、女性語をあまり使わない園子の口調も躊躇いなく自然に演じている(ただ少々高飛車になりがちだが)。また『名家連続変死事件』や『黒の組織との接触』においては、初対面あるいは映像でしか見たことがない相手を演じるという離れ業も披露した。哀曰くこの演技力は「母親からの遺伝」。
劇中では蘭に正体がばれそうになっているが、単独でそのピンチを乗り切れずに他者に頼ることも多い。さらには、バレかけた際に「証拠でもあるの?」と、普段犯人に言われることを自ら聞いていたがすぐに証拠を見つけられており、隠すのは得意ではないようだ。
ちなみにコナンを演じる高山氏はラジオにて、ぶりっ子モードのコナンを象徴する「あれれ~?」の台詞のコツは「小さな『っ』を入れないこと」(「あっれれ~?」ではない)らしい。
- 絶対音感
周囲から散々イジられるほどの音痴だが、携帯のプッシュ音からメールアドレスを導き出したり、ピアノの調律のわずかなズレに気づいたりできるほど正確な音感を持つ。
また劇場版『戦慄の楽譜』の描写によれば、聴いた音を正確に発音することは可能であるらしい。
- 父直伝の技術
劇場版で度々披露する「ハワイで親父に教わった」技術の数々。拳銃はともかくヘリコプターやモーターボート、飛行機など、単に「教わった」という説明だけでは納得できないほどのものを自由自在に使いこなしている。
不得意・弱点
コナンとて完璧ではなく、当然ながら苦手なことや弱点、もしくは苦手とまではいかなくても得意ではないことも複数存在する。
- 歌
上記の通り絶対音感を持ちながら歌となるとジャイアン並みのヘタクソさが垣間見える。そのため音楽の授業や合唱では悪い意味で目立っている。音の外しという意味ではジャイアンよりも酷い(ジャイアンはうるさくはあっても音はしっかり取れている)。ただ不得意なだけで歌う事が嫌いというわけではないようでカラオケに行った際などは結構ノリノリで歌っている(聞かされる方はたまったものではないが)。
劇場版『戦慄の楽譜』ではソプラノ歌手である秋庭怜子から「最初から最後まで音を外しっぱなし。わざとやっているのではないか」と酷評されている。同映画の冒頭では灰原からも「音楽の授業になると別の意味でヒヤヒヤさせられる」と言われている。
『人気アーティスト誘拐事件』解決後のコンサートでは、アーティストと声が似てるからその場を乗りきろうとノリノリで歌った結果、観客からは大ブーイングを喰らい、スタッフからも白い目で見られてしまった。
- 野球
元々サッカー少年だったため野球に関してはそれほど上手くはなく、少年探偵団と遊ぶ際にも嫌々付き合っている。
- テレビゲーム
同じく少年探偵団と遊ぶ際に付き合うが、どんなジャンル(おそらく推理系以外)のゲームであろうと勝てない。躍起になって自主的に練習しても全く上達せず、灰原からは「わざと手を抜いている」と思われている。
- ローカル知識
日本の名所・名物など有名なものは知っている物知りなのに、首都圏以外の地方路線やローカルフードなどの情報はなぜか咄嗟に出てこない。特に大阪、というか関西の文化については無条件で平次のフォローが必要。せやかて工藤。
方言に関しては、単語の意味は一部理解できるがイントネーションを知らないため自分で話すことはできない。特に関西弁はネイティブな関西人を怒らせるレベル。
なお、これは父方の血縁にも共通している。
- 説得とアフターケア
原作者やアニメスタッフによると「コナン(新一)は、感傷的になって泣いたり、犯人に同情しない」とのルールがあり、某名探偵の孫や某探偵学校の生徒と比べ、犯人に寄り添って説得するより、事件の非(責任)が全て犯人にあるような物言い(「死にたきゃ勝手に死ね」・「血に飢えた殺人鬼」など)で追い打ちをかけ、抵抗したら物を蹴り飛ばしぶつけるなど、精神的・肉体的にダメージを与えるケースが圧倒的に多い(一応、最初は自首を薦めるが、逆上した犯人に殺されかけて実力行使というケースも少なからずある)。
殺人未遂を事故として処理したり、殺人トリックの偽証を薦める等はするが、事件解決後に収容先の施設に出向き、犯人(もしくはその身内)の救済に当たるという事は回想を含め一切していない為(小五郎・園子・阿笠などを身代わりに推理を披露する上、見た目が子供で正体を隠さなければいけない為)、アニメ(アニオリ回)ではそれが災いして小五郎が報復を受けそうになるエピソードがある(これに関しては、不得意というよりそもそもしようと思っていないという表現が正しい)。
立場上と作品展開上仕方がない部分もあるが「犯人の犯行そのものに同情しなくてもいいけど、その原因が被害者にある場合は、その被害者を批判したりそのような事件の再発防止や犯罪が起きる要因を取り除こうとしようとしないから同じような犯罪がなくならない」との指摘もある。
また、アニオリ回では原作以上にコナンが犯人に対して説教をするシーンが多いものの、コナンの場合は犯人などを含むゲストキャラと比較すると人生環境が浅く、環境・才能・容姿にも恵まれるなど明らかに「人生の勝ち組」である事や友人・知人を亡くしたという経験もない為、この展開を嫌うファンも少なくない(作中のレギュラーキャラの多くはこれに該当する)。
- 利き手に関する推理があまりにも極端
犯人が右利き・左利きかで事件の犯人が判明することも少なくないが、これがあまりにも極端。
具体的には、利き手でやるとかは限らないような作業を見ただけで利き手を決めつけることも多いが、現実では利き手だけしか使わないという人間の方がむしろ少なく、右利きでも左手を使うことが多い人も少なくない。作業ひとつで利き手を判断することは出来ないのである。
まあこれに関してはコナンがというよりは作品の展開そのものが極端であると言える。
- あまりにも間抜けな犯人
探偵という役割上「犯罪者は犯罪がばれないように人一倍用心深く動く」という考えを持つ為、逆に事件の犯人の行動があまりにも筒抜け過ぎたりするといつもの考え過ぎなレベルの名推理が全く空回りに終わる事もある。
アニオリ回『商売繁盛のヒミツ』ではこれのせいで探偵団の子供達に推理面で上を行かれてしまいメンタル面にある意味でのダメージを負ったこともあった(メタな話をすればこの話自体ほぼギャグ回に等しい脚本だったがゆえでもあるが)。
「嫌いだ…解決しても何の充実感もないこんな事件。俺は、大嫌いだぁー!!」
『歩美ちゃん誘拐事件』では、様々な事情があったとはいえ、何の罪のない大学生をそのときに発生していた事件の犯人だと断定し、完全な推理ミスでキックで気絶させてしまい、相手を追い詰めたが、実際には歩美が勝手にトランクにしのび、それに気づかずに大学生側が走り出した挙句という100%少年探偵団側の非であり、その犯人もすでに捕まったために事件に関わることすらなかった。しかもそれを知ってからは気まずくなってずらかろうとしたために当然ながら責任を負わされることとなった。
犯罪歴
彼自身も仕方がない部分があるとはいえ犯罪とされてもおかしくないことを犯している、もしくは犯罪とまではいかなくても限りなくそれに近いことをしでかしてしまっていると現実の弁護士からも指摘されてしまうことがある。
具体的には、
- 何度も麻酔銃を撃つ(傷害罪、および麻薬及び向精神薬取締法違反。下手すれば小五郎が死ぬ可能性すらある)
- 事件と聞けばさも当然のように首をツッコむ。事件を捜査してる警察関係者が目暮を始めとした知り合いなことが大半な上、事件自体はコナンが関わるだけでスピード解決してしまうせいもあって結局有耶無耶にされている(業務妨害罪)
- 推理ミスで犯人を断定する(名誉毀損)
- 爆速のスケートボード(道路交通法違反)
- パイカルを飲む(未成年者飲酒禁止法違反)
etc...
未成年である以上、成人の犯罪ほどの裁きは受けないだろうが、それでもこれらがバレてしまえば社会的地位を失うことは間違いないだろう。
毛利蘭との関係
蘭に好意を寄せているが、正体を隠している為に蘭には異性としては意識されることないもどかしい距離感が続いている。正体を隠しているのは蘭の安全を考えてのことではあるが新一がいない寂しさを募らせる蘭の姿に思わず正体を明かしそうになったことも。
元の姿に戻りたいという強い想いの根底には新一として蘭の元に帰りたいという想いがあり、ピンチの際には蘭を想って奮起する場面が多く蘭の存在がコナンの原動力となっている。
コナンが新一に戻った際、ロンドンで蘭に新一からの告白。後に京都の修学旅行で蘭から返事をもらい晴れて恋人同士となった。
ちゃお付録の青山氏監修のプロフィールによると、好みのタイプは「蘭に決まってんだろ!」と堂々と答えている。ちなみに青山氏によると、蘭のことは全部が好きとのこと。
最近のマイブームは「蘭からのメールチェック」らしい。ちなみに携帯電話はコナン用と新一用で同機種を2台所持している。
コナン(新一)の好きな食べ物は青山氏曰く「蘭が作るものならなんでも好き」
蘭に気があるそぶりを見せた男子達だけでなく、子供相手にも警戒するなどヤンデレの如く嫉妬深い一面を見せることも多い。また、公式本でも恋愛面での駆け引きは苦手とされている。
人気投票
10周年記念人気投票で1位を獲得し、怪盗キッドや哀らを大きく引き離した。15周年の800回記念人気投票でも見事に1位に輝いた。
多くの番組やネット・雑誌企画などの人気投票でも1位~3位以内に輝いており、主人公として抜群な人気と知名度を誇るキャラクターである。
コナンの正体を知っている人物
名前と知った経緯 |
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正体を自力で見破ったのは、服部平次・灰原哀・怪盗キッド・ベルモット・沖矢昴・本堂瑛祐・アイリッシュ・ピンガの8人と、ルパン一味のルパン三世と峰不二子(次元大介と石川五ェ門はルパンと不二子から聞いて知った)。
上記の者たち以外にも、コナンの推理力や小学生離れした振る舞いから少なくとも「タダの子供ではない」と思っている人物は複数いる。
元々工藤新一が世間でも有名人だったことやコナン本人が親しい人間に対してよくボロを出すこともあり物語が進むごとに正体を知る人物が増えつつある。
正体を知ったのが黒ずくめの組織の人間だった場合、それ自体が一種の死亡フラグとも言える。
歩く死神コナン
コナン一行が訪れる(いる)場所では、物語の進行上、必ずと言っていいほど事件が巻き起こる。発生する事件といえばその多くは殺人事件であるが、殺人未遂に終わったり、犠牲を伴わない爆破予告や誘拐事件なんかもよく発生するため人が死なないケースが存在する(一方、金田一の場合は怪盗による窃盗やアイドルと従妹の誘拐を除いて、コナンの原作ではあまり起きない連続殺人事件が多発する傾向にあり死者が出ないことは滅多にない)。
そんなコナンが住む米花町は当たり前のように治安が悪く、とあるスピンオフ作品では大々的にネタにされている(米花町の隣町である杯戸町もこの呪いのとばっちりを食らっている)。
他作品に至っては殺人現場としか思えないような部屋を某ダメなオッサンが目の当たりにした際には「今にもコナン君が飛び込んで来そうだろうがぁぁぁっ!」というツッコミが出ている。
なお、そいつの中の人も本作品の登場人物の1人(しかもコナンと関連のある人物)として出演しているので何とも言えない状況になっている。
阿笠博士の発明品
- キック力増強シューズ
- どこでもボール射出ベルト
- 伸縮サスペンダー
- 弁当型携帯FAX(おかずは本物。携帯やスマホが普及してからは出なくなった)
- ターボエンジン付きスケートボード
- 腕時計型麻酔銃
- 蝶ネクタイ型変声機(同じ機能のマスク型も登場)
- 犯人追跡メガネ
関連イラスト
関連項目
猫被り ぶりっ子 工藤新一 黒の組織 帝丹小学校 少年探偵団
- ドラえもん:『ドラえもん』の主人公。江戸川コナンと同じく日本を代表する青いキャラクターで、『ドラえもん』も『名探偵コナン』も原作漫画は小学館で連載されている。青山剛昌によると、少年探偵団のモデルはしずか、ジャイアン、スネ夫だと言う。それだけでなく、ドラえもんとコナンのコラボイラストを描いたことがある。
- 世界一受けたい授業:着ぐるみが授業のお手伝いとして不定期に出演。アニメ同様に着ぐるみの動作に合わせて高山みなみが声を当てており、不特定多数の年齢層が視聴している事にも配慮してか、常に終始「無邪気な少年」キャラを演じている。また、春・秋の改変期の番組対抗特番が当番組をベースにしていた時代には、蘭や小五郎の着ぐるみと「名探偵コナン」チームを組んで出演していた。同番組終了後は『笑ってコラえて』や『THE突破ファイル』のロケにも参加している。
- シャザム:こちらは見た目は大人、中身は子どものスーパーヒーロー。実写映画版の日本向けポスターでは、明らかにコナンをパロったと思われるキャッチコピーが書かれた。
- かがみの孤城:辻村深月による日本の小説およびそれを原作としたメディアミックス作品。同作の登場人物の1人のマサムネをアニメ映画版で高山みなみが演じており、中の人ネタで「真実はいつも1つ!」と言うシーンがある。
- 杉下右京:刑事ドラマ『相棒』の主人公。Season22最終回で、子どもと「おじさんコナンくんとお友達?」「残念ながらコナンくんとは友達じゃありません」とやり取りを交わすシーンがある他、クライマックスで変声機能を使って真犯人を追い詰めるシーンがある。実はこれ以前にも作者の青山剛昌がドラマにゲスト出演したり、雑誌の表紙を一緒に飾ったり、「青山剛昌の名探偵図鑑」で右京がピックアップされたりと、右京とコナンの間には放送局が違いながらも意外と接点が多かったりする。
- 平尾一兵、宇佐美星児:コナンと同じような服装の実写作品のキャラクターたち