名探偵コナン・ロンドン編
めいたんていこなんろんどんへん
単行本第71巻と第72巻に収録。アニメでは2011年5月21日~6月25日に「ホームズの黙示録」として「名探偵(ホームズ)の弟子」・「Love is 0」・「サタン」・「Code break」・「芝の女王(グラス コート グリーン)」・「0 is Start」の6話(616~621話)にかけて放送された。
コナン憧れのホームズの聖地、イギリスのロンドンを舞台にコナン一行が大掛かりな事件に挑む長編シリーズ。
本作は、工藤新一が毛利蘭に初告白をしたシーンに象徴されるように、二人の恋愛関係が大きく進展したシリーズの中でも、最重要なシリーズである。
また、ロンドンを舞台にしているため、世界的に有名なイギリスの名所が数多く登場する。ホームズ・フリークの聖地である「シャーロック・ホームズ博物館」を筆頭に、ビッグ・ベン、大英博物館、スコットランドヤード、バッキンガム宮殿など観光も楽しめる超豪華な構成となっている。
同時期に発売されたOVA『名探偵コナン ロンドンからの㊙︎指令!』は番外編に当たり、コナン一行がロンドンへ向かう間、日本に残った灰原哀や少年探偵団の動向が描かれている。
喫茶ポワロにて一匹の猫を見つけたコナン達。その猫はイギリスの資産家・ダイアナが探していた猫であり、そのお礼としてコナンたちは、彼女の住むロンドンへ招待されることに。
だが、戸籍が存在しない「江戸川コナン」にはパスポートが無いため、本来ならコナンは留守番になってしまうはずだった。
しかし灰原のアイデアでパスポート問題をクリアし、コナンはようやくロンドンの地へと降り立つ。
早速ホームズ博物館で観光を楽しむコナンたち。そこでホームズを訪ねてきたという少年・アポロと出会う。
彼がホームズに会いたがっていた理由は、怪しげな男から奇妙な暗号文を受け取ったから。
その男によると暗号文は「このロンドンで君の目の前で人が死ぬ」という殺人予告であり、「どうしても解けなかったらホームズに相談しろ」と言っていたので博物館まで足を運んだらしい。
コナンはアポロの正体を推理で見破り「ホームズの弟子」と名乗って彼から暗号文を受け取り、蘭たちと共に謎解きを開始する…