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「わたし達付き合ってるって事で、いいんだよね?」

「付き合ってるに決まってるだろ?」

概要

本作品の主人公・工藤新一とヒロイン・毛利蘭言わずもがなの公式カップルである。

保育園の頃に出会った幼馴染であり、お互いに好意を寄せ合っている。いつも一緒にいるためクラス公認の仲。

紅の修学旅行編』で恋人同士となった。

アニメでこの回が放送された後、新一役の山口勝平が「蘭と恋人になりました」とTwitterで報告するなど、Yahoo!ニュースに取り上げられた。

初代プロデューサーの諏訪道彦さんは「蘭と新一は我々の超強烈なカップル」両想いになった事には、「ついにやってくれた。良かったなぁ、と」と述べている。

劇場版では、23作目の『紺青の拳』からふたりの恋人関係が反映されている。

主題歌では2000年にED倉木麻衣の『Secret of my heart』をひとり切なく歌う蘭の元に20年の時を経て2020年倉木麻衣作詞のOP『JUST BELIEVE YOU』で新一が帰ってくるというロマンチックな演出があり、ファンを感動させた。

『JUST BELIEVE YOU』は『Secret of my heart』の倉木麻衣の当時の歌声も入っている。更にサビの部分など同時再生すると曲同士が綺麗に重なっている。

youtubeのviu(香港の通信会社が運営するビデオオンデマンド)では本作の番組紹介でコナンが「オレの彼女、毛利蘭」と紹介している。

新蘭、恋のはじまり

最初に好意を抱いたのは新一の方で、保育園の時。新一が(わざと)失くしたネームプレートを蘭が手作りして渡してくれた時の笑顔に惚れた(小学生以前から蘭に恋心を抱いていたのは『初恋の人想い出事件』にてすでに描写されていた)。

幼少期の新一役の高山みなみ曰く、「あの笑顔が忘れられないんだよね」との事。そして「多分泣いてるとこ見つけた時から可愛いなと思ってた」

青山先生によると、「蘭は「ありがとな」の言葉が嬉しくて「はい、できたよ!!」って笑顔になる。その笑顔に新一は惚れたんだよ」

「そして惚れた瞬間からの(蘭を狙う犯人に対して)感じ悪くなる新一(笑)すごい園児だよね。ちなみに蘭が「もう泣き虫だなんて呼ばないで!!」のシーンで新一は「なんで怒ってんの?そんなカワイイのに」とか思ってます(笑)」との事。

蘭は高校1年の時。工藤新一NYの事件で、自分が犯人を助けてしまったせいで、犠牲者が出てしまったと思い詰めるが、新一の「わけなんているのかよ?人が人を殺す動機なんて知ったこっちゃねーが…人が人を助ける理由に、論理的な思考は存在しねーだろ?」という言葉に心打たれ、そこから無自覚に好きだった想いを本気で自覚するようになる。

新一の13年にわたる片思いの長さや、まだ付き合ってない頃もお互いにやきもちを妬き合ったり、会えなくても一途に相手を想い合う切ないシーンは新蘭というカップルの醍醐味である。

新蘭、恋のヒストリー

第1話で新一は江戸川コナンになってしまい、2話で新一を心配した蘭は工藤邸を訪ねコナンと出会う。コナンを預かることになった蘭とその帰り道で「好きな子いる?」と恋愛話に。

「わたしはいるよ。すっごく気になる奴」と言う蘭に対しコナンは冗談まじりに聞く。

「それって新一って兄ちゃんのことじゃないの?」

蘭は笑顔で「そうよ」と答え、「ちっちゃいころから意地悪で、いつも自信たっぷりで推理オタクだけど、いざという時頼りになって勇気があってかっこよくって…わたし新一が…だーい好き♡」

ここで新一側のみ、2話目にして両想い確定。

(この辺の話は、原作者である青山剛昌全面監修の『エピソード“ONE”小さくなった名探偵』を推奨)

  • 『アイドル密室殺人事件』

新一のことが心配で夜も寝れずにいた蘭へ初めて変声機越しに電話をし、やっかいな事件が解決したら戻ると伝える。

『ごめんな蘭…必ず元の体に戻って聞かせてやるからな…オレの本当の声…本当の気持ちをな…』

新一は元へ戻る決意を新たにした。

  • 『カラオケボックス殺人事件』

工藤家の何も見えない暗闇の中、コナンは蘭にそっと手を添え、変声期を通し、「オレは蘭に会えて嬉しかったぜ…お前のマヌケ面が見れてよ!」

と茶化すような新一の言葉に、泣いていた蘭の涙も止まる。その手が離れ電気がつくと、手を冷たくして待っていた蘭へ赤い手袋のクリスマスプレゼントが置かれていた。

風邪をひいたコナンは白乾児というお酒を服部平次に飲まされ、新一に戻って蘭と再会するが、効果はすぐに切れ短時間の再会になってしまう。

「頼む…まだ戻らないでくれ…せめて蘭に…オレの本当の口で…本当の声で…せめてもう一言…蘭に…」

だが願いは叶わずじまいだった。

コナンは解毒剤で新一に戻り、蘭に告白するために新一は米花展望レストランへと誘うが、そこでも例によって事件発生。事件が気になり過ぎて告白に切り出せず、しどろもどろでいる所を蘭が呆れたように「事件が気なるなら行ってきなさい」と促す。

しかし、事件解決後、解毒剤の効果が薄れだし、「頼む…オレの体…もう一度鎮まってくれ…あいつが…あいつが待ってんだ…今、コナンに戻るわけには…いかねーんだよ!!」

新一の姿で蘭のもとに戻れず、結局は蘭を悲しませる結果に。

「いつか…いつか絶対に…死んでも戻ってくるから…それまで蘭に待ってて欲しいんだって…」

  • 『バレンタインの真実』

バレンタイン当日、手作りチョコを渡したくても渡せない。どこにいるかも分からない新一を想い蘭は涙を流す。コナンは蘭が眠っている間にチョコを食べ、新一の声で「今まで食べた中で一番イケてた」と伝え、蘭は嬉しそうに微笑んだ。

  • 『殺人犯、工藤新一/新一の正体に蘭の涙/本当に聞きたいコト』

湖で記憶を失くした新一が発見され、心配する平次たちをよそに、蘭はなぜか何も感じなくよそよそしい。その人物は新一そっくりに整形をして顔を変えた別人だった。

「誰?この人…違う新一じゃない…わたしが待っていた新一は…心をいっぱいにして待ち焦がれていた新一は…」

背後から死羅神様の格好をした人物が現れ、振り返った蘭は「涙が…止まらないよ…」と顔が隠れている死羅神様が新一だとすぐに分かり涙を流した。

その後、解毒剤の効果が切れ新一は苦しみながら、

「いつもこうだ…いつもこうじゃないか…あいつに何も伝えられないまま…戻っちまうのか…また…ふりだしに戻っちまうのかよ…」

そしてコナンの姿に戻るも、灰原哀と平次の機転で再び蘭の前に現れるのだが、新たな事件が発生し、捜査をする新一の姿を見て、また事件を追って遠くへ行ってしまうのではないかと蘭は不安を覚える。蘭の気持ちを理解した新一は「オメーだけじゃねえよ…聞きたいことや言いたいことがあるのはオレの方もだから…だから待っててくれよ…オレの推理によると恐らくそれは…オメーがオレに聞きたい事と同じだと思うからさ…」

事件後、解毒剤の効果が切れ始め、また苦しむ新一を見て、蘭は新一の手を掴んで「行こう病院!!病院に行って体治して元気になったら聞かせてもらうからね新一のあの推理の答え!多分、わたしもその推理合ってると思う気もするし…だから…だから病院に行くまでこの手は絶対に絶対に…」その瞬間、灰原が蘭に麻酔針が打ち込み、目を覚ますと阿笠博士の車に乗っていた。絶対に手を離さないと思って握った手の先にいたのはコナンだった。

蘭は意識を手放した後も新一の手を離さず、コナンになってもずっと握りしめていた。

  • 『裏切りのホワイトデー』

ホワイトデーの夜、英理小五郎から、佐藤刑事高木刑事から、目暮警部みどりへ、各々ホワイトデーのお返しをもらっていた。

だが蘭の側に新一の姿はない。蘭は園子と長電話でもすると強がるが、園子も京極からお返しをもらい嬉しそうにしていた。耐え切れず泣き出す蘭に焦ったコナンがポストに何か届いていると伝える。それは新一からの贈り物だった。

『お返しが来るとこっちの想いが届いたみたいで…嬉しいよね♡』

ちなみに青山氏は「クリスマス、バレンタイン、ホワイトデーまでほぼ10年空いてしまっているけど、ちゃんとキャンディ貰えて良かったね、蘭」とコメントしている。

ロンドンにいる蘭に、自分もロンドンに来ていると言ってくれなかった新一。再会しても蘭の気持ちを全然わかってくれない…。

「探偵ならわたしの心ぐらい…推理しなさいよ!!バカー!!」と泣きながら走り出した蘭を追いかけ、新一は「厄介なんだよオメーは!!オメーは厄介な難事件なんだよ!余計な感情が入りまくってたとえオレがホームズでも解くのは無理だろーぜ!好きな女の心を…正確に読み取るなんて事はな!!」と思わず蘭に長い間言えなかった告白をする。

蘭からの返事はなかったものの、コナン曰く、蘭の気持ちは「あの時点(「探偵なら私の心ぐらい推理しなさいよ」の部分)で分かるっつーの」とのこと。

それ以来、蘭は新一との仲をからかわれても否定しなくなり、新一(コナン)も蘭の想いはコナンになったその日から知っているので、返事がなくても特に焦ったり、落ち込んだりすることはなかった。

蘭と沖田総司の仲に嫉妬した新一は、「どう思ってんだよ?昨日沖田と会ってたらしいじゃねーか、オメーロンドンでオレが告ったこと忘れてんじゃ…」

言い終わらないうちに、蘭は新一のネクタイを引っぱって新一のほっぺにキスをした。

「これがわたしの返事…これじゃダメ…かなぁ?」新一は、『ダメだろ…ほっぺじゃ…』と蘭の肩を掴んで向かい合わせにさせ、お互い目を閉じて顔を近づけてキスしようとするが、そこで解毒剤の効果が切れ、それはまた次回へ持ち越しとなった。

その後、新一から蘭にメールが届く。

『もう少しオメーと一緒にいたかったけどそんなにうまくはいかねぇな。でも告白の返事が聞けて超嬉しかったよ!ありがとな!!』

事件でいつもいなくなり、こんな時もメールで済ます新一に呆れながらも、笑みを浮かべ、「ま、許してやっか」と返信をする蘭。

『わたし達付き合ってるって事で、いいんだよね?』

それを読んだ新一(コナン)は「やべぇ。すぐに返信してェ…」と顔を緩めた。

『付き合ってるに決まってるだろ?』

想いがしっかり通じ合ったふたりはようやく恋人同士になるのだった。

ちなみにアニメで蘭が新一のほっぺにキスするシーンは、すべて青山氏の作画である。

原作での告白は上記の通りだが、劇場作品では『瞳の中の暗殺者』にてコナン(新一)が蘭へ、『銀翼の奇術師』では蘭が新一(変声機を使っていたコナン)へ告白している。しかし、前者は蘭が記憶喪失かつ小五郎がかつて同じ告白を英理にしていたため、記憶を取り戻すためにコナンが言ったと蘭は認識し、後者は諸々の事情で新一には聞かれてなかったと解釈したため、両者とも正式な告白にはなっていなかった。

工藤家と毛利家

新一の母工藤有希子も知人に蘭を「未来の娘」と紹介しており、新一の父、工藤優作もふたりの関係は知っており、快く思っている。

蘭の両親である毛利小五郎妃英理も、新一と蘭の二人の関係を薄々ながら察しているが、英理は『小五郎と同じ』幼馴染で探偵ということで、新一とのことは反対している面も多少あるが、小五郎の事が気に入らないだけで、新一本人を反対しているわけではない。小五郎は蘭が幼いころから新一が側にいるのを父として面白く思っていなかったり、探偵としては新一に仕事を一時期殆ど持っていかれたように感じていることから、新一の事を表面上では快く思っていない部分がある。

だが、以前劇場版『天空の難破船』の電話プレゼント企画の内容の中で小五郎は蘭に対して

「いつからあんなコソドロとイイ仲になったんだ!あの探偵気取りの幼馴染とはどうなったんだ、お父さんはまだあっちの方がいいからな!!」

と発言していることから新一を認めているのは明白である。それを聞いていたコナン(新一)も「どうもありがとう!!そこんとこはめずらしく小五郎のおじさんに賛成!!」と即答していた。

工藤家毛利家は昔から家族ぐるみの付き合いである。

新蘭、恋愛発展期

巻数事件No.主なできごと
87巻266新一、保育園で出会った蘭の笑顔に一目惚れ。誘拐犯から蘭を守る
55巻165小学生の新一、深夜の小学校を蘭と探検する。蘭を名字で呼ぼうとするがやめる
50巻148新一、中学生だった時のスキー合宿で同級生たちに蘭との仲をひやかされる
21巻059新一、蘭にブラジャーについて聞く
35巻102蘭、ニューヨーク旅行の一件で新一への想いを自覚
83巻255米花水族館でデート
1巻001トロピカルランドでデート
1巻002蘭、コナンに新一を好きだと告白
1巻003蘭、新一の失踪を心配し、阿笠博士に相談
1巻003新一、姿を消してから初めて蘭に電話をする
3巻008蘭、コナンを新一ではと疑うが蘭の安全のために正体をごまかす
4巻011蘭、東都タワーで新一を思い出す
5巻013蘭、園子の前で新一をほめる
5巻013新一、蘭にクリスマスプレゼントの手袋を贈る
7巻019新一の恋人(?)が現れ、蘭が嫉妬する
8巻019新一、シルエットで登場し、浮気疑惑を晴らす
8巻020蘭、新一の言葉を思い出し勇気づけられる
9巻023コナンと蘭、混浴
9巻024蘭、薄れる意識の中でコナンに新一を見る
10巻025蘭、平次に新一が近くにいると言われドキドキする
10巻025姿を消していた新一が帰ってくるがすぐ去ってしまう
10巻025新一、高熱で意識を失いながら、蘭に一言言いたいと思う
11巻029コナン、蘭が新一とデートと嘘をついて出掛ける後を尾行する
13巻034蘭、新一のために買った水着を披露
14巻038蘭、コナンの正体をハッキリさせようとする
15巻039新一、電話越しに蘭と事件を解決
18巻050新一の初恋相手と思われていた麻美が誤解を解く
19巻054コナン、蘭をかばって刺される
20巻056コナン、記述愛好家連盟のオフ会で燃え盛る橋を渡り蘭に危機を伝える
24巻067新一、蘭から手編みのセーターをもらう
25巻069新一、蘭に携帯電話を贈る
25巻071蘭、コナンの血液型を知っていた
26巻072文化祭の劇に新一が現れ、蘭とキスしそうになる
26巻073米花センターの展望台レストランで食事
29巻085新一、レイ選手のサインのお礼を電話で言う
30巻088蘭、園子が通う陶芸教室で「ずっと待ってるからね」と書いた湯呑茶碗を作る
33巻096新一、蘭が作った桃型(?)のチョコを食べる
34巻098蘭、新一に「x」マーク入りのメールを送る
34巻102新一、1年前のニューヨークで有希子の運転の衝撃を和らげるために蘭と密着
35巻102蘭、新一を意識し始めたニューヨークの事件を思い出す
36巻107蘭、試験中に新一を思い出す
37巻109蘭、新一に会えないさみしさをコナンに話す
39巻114蘭、新一との思い出のてるてる坊主をコナンのために使う
42巻124蘭、ジョディ先生に新一のことをのろける
42巻124新一、電話で蘭の推理を助ける
43巻129蘭、甲子園の野球観戦で頑張る球児やコナンに新一の面影を見い出す
47巻138蘭、メールの件でコナンが新一なのではと疑う
47巻138新一、蘭に携帯の番号を教える
47巻140蘭、平次と和葉のやりとりを見て新一に自分を子分だと思ってないかとたずねる
48巻141蘭、水着の写真を園子にメールで新一に送られる
54巻163蘭、携帯が通じなくなった新一の身を案じる
54巻163蘭、平次の言葉で新一を思い出し赤くなる
55巻165新一、10年前に蘭と深夜の帝丹小学校を探検したことを思い出す
55巻165新一、小学生の時に蘭を名字で呼ぼうとするがやめる
59巻178蘭、和葉と恋の極意に気がつく
60巻179コナン、本堂から蘭への告白を阻止
62,63巻188,189蘭、新一と東奥穂村で再会するも、事件でまた離ればなれに
68巻209蘭、新一との恋を成就するために恋みくじを引く
69巻212新一、ホワイトデーに蘭に飴を贈る
71巻217蘭、ミネルバから恋愛指南を受ける
71巻217新一、ロンドンにいることが蘭にばれる
72巻217ロンドンのビッグベン前で新一が蘭に告白
72巻219蘭、園子に新一とのことを報告する
83巻252コナン、蘭の裸を見て鼻血を出す
83巻255蘭、新一との水族館デートを思い出す
95巻290京都清水寺で蘭が新一のほっぺにキスで返事をする

(SDB参照)

余談

  • アニメ版のOPED映像などは基本的にこの二人の関係をメインに描かれることが多い(特にEDはその傾向が強く主に「新一を見て蘭が駆け寄ろうとするが、彼の姿はゆっくり消えてしまい代わりにコナンが傍に現れる」という切ない演出が多い)。
  • PSゲーム「最高の相棒(パートナー)」で蘭は手編みの白いマフラーを新一にプレゼントしており、そのマフラーは新一/コナンもOPなどで着用してる。
  • 演歌歌手の水森かおりは「新一と蘭は原点であり頂点」とTV番組で紹介していた。

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