概要
『名探偵コナン』恒例の回想編。原作の単行本では50~51巻に収録されている。本作では、中学生時代のエピソードが披露された。
本作は、タイトルが指し示す通り、服部平次と工藤新一|の双方の視点から事件が進行していく。そのため、二人の性格や推理方法の違いも浮き彫りにされることから、双方のファンにとっても、興味深いエピソードとなっている。
江戸川コナンと平次の最初の出会いからも分かるように、本作では奇跡的に二人が出会うことなく事件が解決していく。また、双方の親子も登場し、声優陣にも主役級のメンバーが揃っているなど、見所も聞き所も多い、スペシャルな作品となっている。
なお、諸事情により、同じ50~51巻に収録された他のエピソードよりもTVアニメ化された時期が遅かった(基本、50~51巻収録エピソードは2006年にアニメ化されているが、本エピソードのアニメ化は2007年であった)。また、原作の5話分(アニメ3〜4話分に相当する長さ)を1時間枠(アニメ2話分)に納めているため、当時にしては原作からのカットシーンが多く、1話完結型が多かった放送初期に近い構成になっている。