「運命だったのさ、俺たちの出逢いはな…」「これが、運命なのか…」
概要
華やかな舞台劇の中でコナンと怪盗キッドの対決が描かれる前半、飛行機を舞台に殺人事件と墜落の危機に陥り、コナンとキッドが共同してこのピンチを切り抜ける後半と展開が分かれているのが特徴。『瞳の中の暗殺者』とは逆に、蘭が新一に告白するシーンがある。
実在する路線や駅名が実名で登場する他、終盤には現実とはかけ離れた描写があったため、本編終了後「この作品はフィクションです」というテロップが流されている。
この作品以降、キッドは劇場版名探偵コナンでも本来の2枚目半キャラとして描かれるようになり、その後の登場作品でもコミカルな演出が多くなった。
本作から監督が山本泰一郎に交代。
ストーリー
舞台女優・牧樹里の元に、怪盗キッドから予告状が送り付けられた。彼女は狙われたスター・サファイア「運命の宝石」をキッドから守るよう毛利小五郎に依頼する。
汐留での公演当日キッド専任捜査官の中森警部も護衛に参加する中、キッドは大胆にも軽いメイクで元々顔と声が似ている工藤新一に変装しコナンを動揺させる。そして現場から逃走するキッドを追跡するも、寸前のところで取り逃がしてしまう。
翌日、宝石を守ったお礼に函館市にある樹里の別荘に招待された。
しかし今度は道中の飛行機内で殺人事件が発生。さらに機長・副操縦士も意識不明の重体となる。
ゲストキャラクター
名前 | 声優 | 職業 |
---|---|---|
牧樹里 | 戸田恵子 | 主演。舞台女優 |
伴亨 | 柴田秀勝 | 演出家。舞台俳優で樹里の師匠 |
成沢文二郎 | 森功至 | 舞台俳優。樹里の元夫 |
田島天子 | 島津冴子 | 舞台女優。伴の妻 |
新庄功 | 三木眞一郎 | 舞台俳優。樹里の恋人 |
矢口真佐代 | 久川綾 | 樹里のマネージャー |
酒井なつき | 氷上恭子 | 樹里の専属メイク担当 |
大越 | 井原啓介 | 機長 |
中屋 | 中村大樹 | 副操縦士 |
進藤玲子 | 引田有美 | 客室乗務員 |
三沢千秋 | 伊倉一恵 | 客室乗務員 |
由紀 | 百々麻子 | 客室乗務員 |
石田 | 藤城裕士 | 医師 |
島岡 | 菅原正志 | 函館空港にいた機長 |
上杉 | 金尾哲夫 | 函館空港管制部長 |
村木 | 細井治 | 函館空港管制官 |