ピクシブ百科事典

灰原哀

はいばらあい

灰原哀は『名探偵コナン』に登場する黒の組織の元メンバーで、現在は小学生の姿で生活している。
目次[非表示]

「シェリー・・・これが私のコードネームよ・・・・・・
どう?驚いた?工藤新一君?」

CV:林原めぐみ

概要

一見すると単にクールで大人びている小学生の女の子だが、その正体は黒の組織の元メンバー。主人公・江戸川コナンと同じく幼児化している。
本名は宮野志保で、組織でのコードネームはシェリー

原作での初登場は18巻FILE.6「転校生は…」。
TVアニメ版での初登場は第129話「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」。

劇場版では第3作『世紀末の魔術師』で初登場し、以降は全ての作品に出演している。

2012年にサンデー誌上で行われた公式人気投票での順位は、コナン、怪盗キッドに次ぐ3位。
2014年に金曜ロードショーのスペシャルアニメ記念「名探偵コナン祭り」で行われた人気投票では、他の人気キャラを抑えて1位になった。
原作単行本10冊毎に1冊ずつ発行されている別巻「名探偵コナンSDB(スーパーダイジェストブック)」の人気投票では7位で、女性キャラはが3位だった。
総合すれば少なくとも必ずベスト10には入り、女性キャラの中ではヒロインの蘭と並んで最も高い人気を持つ。

人物

経歴

国籍は日本だが、日本人の父親・宮野厚司、日系イギリス人の母親・宮野エレーナを持つイギリス人のクォーターでもあり、両親と同じく黒の組織に身を置く科学者であった。両親は数年前共に事故死したとされている。

組織が独自に開発していた毒薬「APTX(アポトキシン)4869」の研究を両親から受け継いでいたが、姉の宮野明美FBI捜査官を組織に引き入れたとして、組織の命を受けたジンに射殺されてしまう。
そのことに反発し軟禁され、抹殺されることを覚悟し「APTX4869」を服用して自殺を図るが、偶然にも幼児化したことで脱走に成功した。

身寄りも行くあてもない彼女は、「APTX4869」で幼児化したと推測していた工藤新一の家に向かった。そして工藤邸の前で力尽きて倒れていたところを通りかかった阿笠博士に保護され、事情を話し「灰原哀」として帝丹小学校1年B組に転入。コナンたちの前に姿を現した。
以降は阿笠邸に居候する形で、小学生としての生活を送っている。

容姿

赤みがかったウェーブ状の茶髪が特徴の、日本人離れした外見を持つ。
初対面の子供たちから「かわいい」「美人なお姉さん」と評価されるあたり、容姿端麗。
コナンからは「ゴスロリが似合いそう」と発言されている。

現在は幼児化しているため、体格は歩美とほぼ同じ。
だが、本人曰くの姿は相応に発育していたらしく、実際に一時的に大人に戻ったときは胸の谷間が描かれている。
『ルパン三世』とのクロスオーバー作品『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』にて、峰不二子から「シェリーちゃん時代からそんな(小さな胸)だった?」と挑発された際には「そんなわけないでしょ!?本当ならもっとこう・・・・・・!」と感情的に反論している。

実年齢

本人曰く18歳
この言葉を信じるなら(コナンは完全には信じていないようだが)、新一や園子平次和葉といったレギュラーメンバーの高校生たちよりも一つ年上ということになる。

性格

基本的には理知的で冷静。初対面の人間にはあまり積極的に口を開かない。
組織に身を置いていた時期が長かったせいか、警戒心の強い部分もあり、特に初期は誰に対しても一定の距離を置いて接していた。しかし、少年探偵団のメンバーをはじめとする周囲の人々と交流していくうちに、態度が和らぎ表情も増えてきている。

コナンと違って猫を被ることはなく、大人に対しても素の態度で接する。しかし、子供の演技をした際の演技力はなかなかのもの。
クールな一方、頑固で融通の効かない部分もあり、何気に負けず嫌い。

怒らせると非常に恐ろしく、自身に対して軽口を叩くコナンに時折逆襲している。また、元太の軽率な行為で作っていたカレーが台無しになり、歩美が大泣きしてしまった際には、元太に強烈なビンタを喰らわせた上、「カレーのお替りはなし」と言い放っている。
年上の人物(特に阿笠博士や警察関係者など)に対しても、毒を吐いたり厳しく叱ったりすることもある。

しかし根は優しく、自分のせいで他者が傷つくことを何よりも嫌う。
精神的に打たれ弱い部分があり、思いつめると自己犠牲の観念に駆られる傾向もある。

年齢より大人びている印象が付きまといやすいが、連載(コナンや少年探偵団との生活の日々)が進むにつれて性格が軟化してきており、年頃の女の子らしい一面を見せることも増えてきている。
小さい頃から組織の命令でアメリカへ留学させられており、東洋人に近い容姿を理由に虐めを受けていたため、学校や友人との生活の経験が希少だった。

動物を好み、自ら猫や犬に可愛らしい声で語り掛けたり、機嫌のいいときはわかりやすいくらいに顔に出る。
ツボとなるモノや相手には目をキラキラさせているシーンも多数あり。

面倒見のいい、少年探偵団の中では母親の役割としての台詞をよく述べている。
また、電話での対応も大人っぽく、ある事件では中学生だと犯人たちに勘違いされるほどだった。


趣味・特技

  • コンピュータ
  • 読書
  • 英語
  • 化学・薬学

元科学者かつ組織の頭脳と呼ばれただけあって、化学製品や電子情報の知識・扱いは登場キャラクターの中でも指折りの実力を持つ。コナンが風邪のときに誤って白乾児(パイカル)という酒を飲んだ経験(のちに灰原自身も非常手段として使用)から、APTX4869の解毒薬を試作するなど、技術分野では阿笠博士と同等以上の技量を有している。

  • ブランド物・女性雑誌
実は割とミーハーで流行りモノが好き。
年相応に可愛らしいものやオシャレなものを好む一面もあり、見返りとして有名ブランドの小物類を要求することも。

嗜好品

好きな食べ物は、ピーナッツバターとブルーベリージャムのサンドイッチやケーキ。
動物好き。ただし、ヘビなどの爬虫類は嫌い。
沖野ヨーコの新曲「ダンディライオン」を気に入っている。
元の姿の時はハーレーを愛車としていた。

好みのタイプ(?)

プロサッカーチーム・ビッグ大阪に所属する比護隆佑のファン。サッカーの知識は、ハットトリックは知っている一方でイエローカードの累積警告は知らないなど曖昧であるが、コナンたちの影響でサッカーの腕は磨いている。

比護と沖野ヨーコとの交際報道があった際には、ヨーコの曲を全削除し、同様にショックを受けていた小五郎に2人の素行調査の依頼を(無償で)しに行って意気投合した事もある(2人の恩師へのプレゼントのためとわかり誤解は解けたが)。
ラストで比護に頭をなでられた後日には、雨が降りそうなのにもかかわらずコナンたちを連れ出してサッカーの練習に急ぐ場面が見られた。

また、歌舞伎俳優・市川海老蔵の隠れファンでもあり、電話口でコナンに「(歌舞伎なんて)興味ないわよ」と言っていたにも関わらず、傍らにコッソリと海老蔵の写真集を置いて「なに着てこ」と呟いていた。

弱点

上記2人については、下記の大見出しにある「人間関係」を参照。

  • 団体行動
両親を生まれてすぐに亡くし、独りでいることが多かったため。
  • 人前に出ること
  • 早起き
夜行性であり、夜中に研究をしている描写が多い。
そのため朝に弱く、よくあくびをすることからコナンに「目つきの悪いあくび娘」と呼ばれている。
  • 爬虫類
  • 静電気
冬の静電気が怖くて神経質になるほど。
被害を恐れてコナンや光彦に車のドアを開けさせようとしたことも。
  • 地震
暗いところや怖い話系統は一切怖がらないが、地震の際には悲鳴をあげ、揺れが収まるまでコナンにしがみついたりしている。
(アメリカの学校に通っていたため、日本人ほど地震に慣れていないせいか)

人間関係

味方サイド

江戸川コナンと協力者

互いの正体と事情を全て知っている。当初こそコナンの方は灰原を警戒している態度も取っていたが、博士や探偵団も含め共に過ごし幾度も危機を乗り越え互いのことをよく知ってきた現在では、憎まれ口を叩き合いながらも信頼し協力し合う関係となっている。
また、コナンに好意を抱いているような節があり、特に原作40巻辺りまでは蘭への嫉妬、コナンの夢を見る、コナンに対する『狂おしいほど興味深い』といった独白など、彼を異性として意識しているととれる描写が多くあった。しかし本人はその好意を明確に示したことはなく、またコナンの方も自分に向けられた好意に鈍い面があるのもあり伝わっていないため、想いを秘めたままの状態となっている。

組織から抜け出してきた際、行く当てのない自身を保護してくれた命の恩人ともいえる存在。同居人であり、欠かせない協力者ともいえる。彼もコナン同様、灰原の正体と事情を全て知っている。
灰原による食事管理で健康的な食生活を徹底させられており、不満もあるようだが関係は良好。

大阪の高校生探偵で、コナン(新一)の協力者であり親友。灰原の事情はコナンや博士を介して概ね把握している。
直接の会話こそ少ないが、『命がけの復活』では新一が事件に関わったことを口外しないよう呼びかけることを頼み、『殺人犯、工藤新一/新一の正体に蘭の涙/本当に聞きたいコト』では蘭に真実を悟られないよう電話越しに忠告するなど、幾度か協力している。
灰原の方は『大阪の少年探偵』や『大阪のお友達』、平次の方は『ちっこい(ちっさい)姉ちゃん』と呼んでおり、なかなか名前で呼び合おうとしない。

コナン(新一)の母親。彼女もまた灰原の事情に関しては概ね把握しており、変装などで度々協力している。『漆黒の特急』でもベルモットの魔の手から保護するなどしている。
また、灰原がコナンに対し何らかの感情を抱いていることも少なからず見抜いているようで、何かと気にかけられている。なお、工藤優作も灰原とお互いの存在や、コナンを挟んでの事情等は把握しあった関係であるが、現時点で直接の面識は無い。

彼の初登場となる『赤白黄色と探偵団』において初めて接触するが、彼から黒の組織の気配を察知したことから、途中までは彼の姿を見るなりコナンの物陰に隠れたり、彼のいない場所で彼が組織からの刺客である可能性を口にしたりするなど、大いに警戒する態度を取っていた。
しかし、『漆黒の特急』の一件でコナンから正式に味方であることが伝えられてからは、徐々に彼に対する警戒心が和らいでいった。灰原が沖矢に対して強い警戒心を持った背景は、その後の連載分のネタバレ部分に大きく関係している。

友人・知人関係

蘭の方は当初から好意的に接しているが、灰原の方はコナン(新一)が彼女に一途なせいもあり、蘭に話しかけられても無視をしたり嫉妬したりと極力接触を避けていた(新一の告白が失敗した際も内心少し喜んでいた)が、『網にかかった謎』にて初めて自分から話しかけた辺りから段々と蘭に心を開き始め、ベルモットから命を救われてからは完全に心を開いている。
現在も直接言葉を交わすことは少ないが、レギュラーメンバー一同で遠出をする際に蘭がいても普通に同行していたり、『江戸川コナン失踪事件 ~史上最悪の2日間~』で(成り行きとはいえ)一緒に銭湯に入ったりなどしていることから、以前のように極端に接触を避けることはなくなっている。
基本的に灰原の方から蘭の名前を呼ぶことはあまりなく、『彼女』『あの子』などがほとんど。

幼児化してから通っている帝丹小学校のクラスメイト。当初こそ彼らとの関係は付き合い程度のものだったが、主に歩美との交流や幾度も共に危機を乗り越えてきた経験から、現在の灰原にとっては守るべき大事な存在となっている。おそらくもっとも交流の機会が多い。
光彦からは異性として好意を寄せられており、歩美は実年齢では10歳以上年下であるものの一番の親友と言える相手である。歩美からは長らく苗字で呼ばれていたが、『お金で買えない友情』を機に下の名前で呼ぶことを許した(元太と光彦には許していない)。

蘭の親友。原作では特に大きく絡んだことはないが、劇場版で灰原の髪型を真似た園子がジンに殺されかけたり、船の上でのかくれんぼで一緒に鬼になったりと不思議な縁がある。
園子は『やや苦手なタイプ』と評しているが、灰原の方は園子を「ユニーク」と評しているため少なくとも悪い印象は持っていない。

黒の組織

組織の重要メンバーでありながら、コードネーム付きの幹部格でも面識がないのはおろか、存在すら知らなかったメンバーもいる(キールアイリッシュキュラソー等)。ちなみにあのお方(ボス)の正体については知っているか否かも不明である

裏切り者かつ抹殺対象として、執拗に灰原を狙い続けている。FBIを組織に引き入れた明美を殺した張本人でもあり、唯一の肉親の仇とも言えるため灰原にとっては最も憎むべき男。しかし、灰原には姉を殺害した理由を話してはいない。またジンの方も、組織のメンバーの中では特にシェリーの抹殺にこだわっているため、詳細は未だに不明であるものの何らかの確執があった様子。
幼児化していることは知られていないが、幼少期の顔は知っているとのこと。
黒の組織との再会』では、ジンが灰原の髪の毛一本を見ただけでシェリーであると断定したり、シェリーの姿を思い浮かべる時は何故か裸の姿であったりと、謎が多い。灰原の方も下校途中でジンに見つかって殺される夢を見るなど、彼のことは相当恐れている。
一度大人の体に戻ったところを彼に見つかってしまい、体中を撃ち抜かれたが、薬で幼児化したことには決して口を割らなかった。また組織時代、人魚伝説のある美国島にジンやウォッカと訪れたことがあるらしい。

灰原が組織のメンバーの中で最も恐れている人物(新出智明への変装時に接触した際は終始声も出せないくらいに怯えていた)。彼女もジン同様抹殺対象としてシェリーを狙っていたが、コナンとの直接対決に敗れてからは『私の負けよ。シェリーは諦めてあげる』と手を引いており、表向きは抹殺対象からは外している。しかしその後も何らかの手段で彼女の命を狙い続け、『漆黒の特急』ではバーボンと協力して彼女を爆殺しようとしたがコナンたちの策略により失敗した。
灰原に対しては『彼女だけはこの世にいてはならない』と考えるほどの殺意を向けているが、なぜそこまで確保より抹殺を優先しようとするのかは全くもって不明。もっとも、ベルモットは新一と蘭の身の安全を重視しているため、組織に幼児化のことは報告していない。

自分と妹を組織から抜けるため10億円を強盗するものの、盗んだ10億円の場所を教えずFBI捜査官を組織に引き入れた危険な存在であるためジンに射殺されてしまった。別れた彼氏の事が忘れられず強盗を実行し組織を抜けた後は、元彼のFBI捜査官との復縁を考えていた。監視こそあれど普通に大学に通い旅行をしたり黒の組織の一員同士で恋愛を楽しみ、研究に没頭する妹には「薬なんか作ってないで彼氏の一人でも作りなさい」と言ったりと、黒の組織の中でも比較的自由に生活していた。

ミステリートレインにて灰原は「バーボン=安室」ということに気づく(ただしこの時安室と対峙した志保はキッドの変装であり、この事実は後にコナンから知らされている)。
明美と志保(哀)の母親であるエレーナとは幼少時から面識があり、彼女からは本名で呼ばれていた。

灰原哀の正体を知る者

2017年現在、彼女の正体が宮野志保/シェリーという事実を明確に知るのは以下の6人である(死亡しているピスコとキュラソーを除けば4人)。

  • 阿笠博士(保護された際、事情を全て説明)
  • 江戸川コナン/工藤新一(事情を全て説明した他、阿笠から補足を受けた)
  • 赤井秀一/沖矢昴(正体を知った経緯は不明)
  • ベルモット(独自の調査によって判明)
  • ピスコ/枡山憲三(独自の調査によって判明。直後にジンに射殺される)
  • キュラソー(接する内に正体に感づいた。その後命を落とす)

以下の3人は『黒の組織の科学者で、組織を抜けて新一と同じように薬を飲んで幼児化している』という事情を把握していることは明確だが、宮野志保/シェリーという事実まで知っているかどうか言及がないため、現時点では不明。
  • 服部平次(先述の通りコナンと阿笠から説明を受けた)
  • 工藤優作(同上)
  • 工藤有希子(同上)

他に、赤井と共に捜査しているFBIのメンバーも、灰原が組織でシェリーと呼ばれていた20歳くらいの女性で、現在は組織を脱走して何故か幼児化した姿になっている事までは把握しているが、灰原の本名や詳しい素性、幼児化した薬の存在や具体的な幼児化現象理由などは、赤井以外の誰も全く知らない現状である。

世間的に有名だった新一と比べると、「宮野志保」という存在自体を知っている者が少ないこともあり、彼女の正体及び事情を知る人間は非常に少ない。
なお、番外編にはなるが、ルパンファミリーも灰原の正体を概ね把握しており(同じ裏社会で暗躍する謎の秘密結社として「黒の組織」の存在も知っていた)、中でも峰不二子は組織時代のシェリーとしての灰原と面識があり、不二子も過去に組織と関わったかのような暗示がなされている(もっとも国際指名手配犯にして裏社会でも名の知れた不二子は、組織の目も気にしていないようでもあったが)。ルパン三世次元大介石川五ェ門は、灰原と直接会話しておらず、素性にもまるで触れていないが、不二子と灰原の会話を当然のように聞いていた(銭形警部は灰原と面識が無い)。

関連イラスト

アリス
新OPの灰原がイケメンすぎる


無題
哀ちゃんナース服



関連タグ

名探偵コナン 江戸川コナン 阿笠博士 宮野志保 シェリー 
宮野明美 宮野エレーナ 黒の組織 少年探偵団 帝丹小学校 黒の組織 
パン一 目つきの悪いあくび娘 パイカル コ哀 コ志 新志 ジンシェリ 見たら抹殺よ!

コーデリア・グレイ: P.D.ジェイムズの代表作『女には向かない職業』の主人公。「灰原」のの由来
V・I・ウォーショースキー: サラ・パレツキーの代表作『ヴィク・シリーズ』の主人公。下の名前の「哀」はミドルネームのイニシャル・Iから採られているとされている。しかし原作者・青山剛昌氏によれば、「灰原哀の哀はね、実は『アイリーン・アドラー』から取ってるんです。シャーロック・ホームズを唯一負かした“あの女(ひと)”」とのこと

pixivに投稿された作品 pixivで「灰原哀」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 44253797

コメント