ウォッカ(名探偵コナン)
うぉっか
「やっとタバコが吸えるぜ…」
CV:立木文彦
主人公・江戸川コナン(工藤新一)の宿敵である黒の組織の幹部。ジンと共に本編で最初に登場した幹部であり、コナンは主にこの2人をマークしながら組織を追っている。作者曰く、黒の組織のワトソン的なキャラ設定らしい。引き立て役であり、一般的には優秀な分類だが、天才に及ばない凡人という意味合いだと思われる。
がっしりとした体格の男性。常にサングラスをかけているため素顔は不明瞭だが、受け口とエラが張った顎が特徴。ジンと同様、常に漆黒の服と帽子を着用し、それに加え赤いワイシャツを着ている。
その外見に違わず横暴非道な性格だが、組織の中では人間味がある方で、ジンの提案した作戦に不満を漏らすメンバーを宥める等、フォローに回る事もある。
基本的にジンの「疑わしきは罰せよ」という理念に同意しているが、『純黒の悪夢』では疑惑の段階でキールとバーボンを殺そうとするジンには歯を食いしばって「ぐっ…」と漏らすなど本気で動揺し、「昔のよしみ」を口に出していた。また、アニメでは毛利小五郎を擁護するベルモットに対してジンが即座に拳銃を突き付けた際も動揺する素振りを見せている。
しかし、『黒鉄の魚影』のパンフレットで「ジン以外のメンバーをあまり信用していない」と書かれており、実際ラム以外の命令を聞かず独断専行し、出世のためならばジンを含む他のメンバーを蹴落とすことも厭わないピンガを厄介者扱いしている。仲間意識というよりは協調性があると言った方が適切かもしれない。
そもそも第1話から登場している組織のメンバーでありながら、実は原作で人を殺したシーンがない。あくまで本編に映っている限りの話なのかもしれないが、基本的に殺すのはジンやスナイパーの役目のようである。ただし、アニメでは『黒の組織10億円強奪事件』で共犯者の男を殺害している。
主にジンのサポートを担当しているが、コードネームを持たない格下のメンバー達の指揮を執ることもある。また、テキーラの死後は彼の板倉卓との取引の任務を引き継いでいる。
頭のキレる頭脳派が多い組織の面々の中では珍しく、ガサツさが目立つタイプの人間であり、機転のきかなさや注意力不足を原因とする迂闊なミスが目立つ(実際、立木氏もウォッカのキャラクターについて「ポンコツ」と指摘している)。
以下、その例を挙げると……
(1)トロピカルランドで新一にまんまと尾行され、取引現場の様子を写真に撮られる。
(2)直前に発生した殺人事件の影響で警察官が近くにいるにもかかわらず、取引現場の目撃者である新一を始末するために懐から拳銃を取り出そうとする。
(3)乗客が大勢いる新幹線の車内で、他人に聞かれてはまずい情報を大声で話してしまう。
(4)標的の人物の自宅に直接電話をかけて、留守番電話にメッセージを残してしまう。変声器は一応使用していたが、独特の口調は誤魔化しきれておらずコナン達にはバレバレだった。
(5)イライラしてタバコを吸った後、道端に吸い殻を投げ捨ててしまう。
(6)「取引で受け取るはずの秘密のソフトがセロハンテープで貼り付けられている」という明らかに不自然な状況を警戒せず、不用意に手袋を外して素手で取ろうとする。
(7)事件現場に落ちていた絵の具をうっかり踏んで靴跡を残す。
(8)床に散らばっているコーヒー豆を踏んで転倒し、追跡していた相手を見失う。
……といった具合である。特に(4)は声紋を照合される、(5)は唾液や口腔内の粘膜細胞を採取されて血液型やDNAを特定される、(6)は指紋を採取される可能性がある行為であり、それらのミスをやらかすたびにジンに指摘されたり制止されたりしている。(5)と(6)に至っては板倉のフリをしてコナンが仕掛けた偽の取引にジンに無断で参加して、まんまと罠に引っかかりそうになるという醜態を晒したこともあり、激怒したジンに銃口を突き付けられ危うく殺されかけている。
だが、情報収集等のバックアップに関しては優秀で、変装潜入もこなすなど、決して無能という訳ではない。自動車は勿論、バイクや武装ヘリの操縦も出来る。
また、「殺した人間は忘れようとしている」ジンと対照的に記憶力も優れており、殺した人間等に関する情報が必要になった場合は伝える役目も担っている等、己の流儀にこだわり過ぎる兄貴分の補佐としては色々な意味で適任といえる。かつてジンがトロピカルランドでAPTX4869を用いて殺した高校生探偵・工藤新一の事もしっかり覚えており、それ故に任務で「季節外れのハロウィンパーティーに」潜入していた際、新一の姿を目撃した時には本気で動揺しており、ジンに報告している(その後、服部平次による二重変装である事を知り、少し混乱しているが…)。
ジンを「兄貴」と呼んで部下のように振る舞っているが、あくまでも個人的な舎弟分というだけで、地位はラムを除く他のコードネーム持ちの幹部と同格である。実際、キャンティやコルンにはタメ口で接する場面が見られる。ベルモットに対してはボスのお気に入りという事もあってか敬語で話していたが、『黒鉄の魚影』ではタメ口で話している。盲目的にジンを肯定しているようなイメージだが、実際にはジンに対してきっちり異議を唱えている時もある。
ジンからの信頼もそれなりに厚いようで、彼の愛車である「ポルシェ356A」のキーを投げ渡されて運転を任されている点からもその事が窺える。
本名や国籍は不明とされているが、『そして人魚はいなくなった』の事件に登場する「儒良祭りの名簿」にある「魚塚三郎(うおづかさぶろう)」はウォッカの記名であると作者は明かしている。
『ラブ・コナン』内のインタビューではジンの国籍を問われた際、作者が「裏設定では黒澤陣っていう名前」と答えている点から、ウォッカも魚塚三郎が本名で、国籍も日本(もしくは日系人)と考えられる。
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