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風浦可符香

ふうらかふか

風浦可符香とは、漫画『さよなら絶望先生』の登場人物。天使みたいないい子でした。
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CV:野中藍

概要編集

主人公糸色望がクラス担任である2のへ組の女子生徒。出席番号14番。

作中において最初に登場した女の子。本作のメインヒロインという扱いである。

ヘアピンをつけた黒いショートヘアが特徴。後頭部に「アンテナ」と呼ばれるアホ毛がある。なお、ヘアピンは服装によって違い、制服の際は向かって右側の前髪に×形のものをつけている。


あらゆることをマイナスに考える望とは対照的に、あらゆることを前向きにとらえる非常にポジティブな性格だが、奇妙な歌を歌ったり、ポロロッカ星人と交信を試みるなど、かなりの天然…というよりは電波な言動が目立つ。実際、その手の話題にはよく食いついている。


作中では両親の自殺未遂や叔父の服役など、何やらヘビィな境遇が暗示されている。


最初期は行き過ぎたポジティブを除けば(望や他の生徒たちがぶっ飛んでいるのもあって)割と常識的なキャラだった。しかし、まもなく電波キャラとなり、中盤以降はポジティブ発言の裏で何かを企んでいる黒幕的なキャラとなっている。

どんな時も冷静で腹黒い一面があり、人の心の弱みにつけ込むことを得意としている。また、生徒たちの回想に幼少時の可符香とおぼしき少女が度々登場し、相手のトラウマの原因となる発言をしている。


望のことは表立って好意を示すことはないが、隣の女子大生に変装してアプローチをかけ、恋人候補に女子大生を推すなどの真意の読めない行動をしている。

また、学校内でしか基本的に交流のない他の生徒に対し、彼女のみ休日でも望と連れ立っているシーンが描かれる。


実は、名前は本名ではなくPN。フランツ・カフカが元ネタとされる。

名簿には彼女の本名が記載されているため、望や他の教職員は本名を把握しているはずだが、なぜか本名で呼ばれることはない。また、学校に提出する書類でさえ「風浦可符香」と記名している。

名前を書くときは可符「香」の後にタヌキの尻尾のイラストを添える。


関連イラスト編集

ファサード


関連タグ編集

さよなら絶望先生 久米田康治 絶望先生 糸色望 電波

隣の女子大生 イヌカレー可符香 0.001秒の天使

私たちの知っている可符香ちゃんは天使みたいないい子でした

望カフ
















ネタバレ編集

以後、第290話以降のネタバレを含みます。編集


小節あびるの左目の眼帯が取れた時、それまで「前の角膜の持ち主を引いた車のナンバー」がフラッシュバックしていたのが、なぜかクラスメイトが全員「風浦可符香」に見える現象が起きる。あびるは鏡で母親のような瞳で見守る可符香を見るが、それを最後に301話まで(後ろ姿などで断片的に映ることはあっても)可符香は登場しなくなった。


最終回の前話における第300話において糸色命の口から、彼女にまつわる衝撃の事実が明かされ、そして、本名が判明する









なお、彼女の本名については本格的に発覚する前からそれとなく伏線が張られている。

名簿番号は13人いる男子のすぐあと、15番の大草麻菜実(おおくさ-)の一つ前(女子生徒の中で最も若い番号)である。このため「あ行」であることは明確であり、なおかつ「赤木」という生徒がクラスにいることが原作9話で示されている。

また、日塔奈美は可符香によく似た「あんちゃん」と幼稚園児のころに交流があり(トラウマを植え付けられているが)、OAD『【獄・】さよなら絶望先生・下』に収録されている原作者脚本のオリジナルエピソード「一本昔ばなし」に同じく「あんちゃん」という少女が登場する。つまり、これらをつなぎ合わせた名前が可符香の本名であるというのは早くから考察されていた。

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