概要
「100億の男」の女性版。
現在は2023年4月公開のアニメ映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影』が翌月に興行収入100億円を突破したことにちなみ、同作でメインとなる灰原哀を指す。
元々は2018年公開の『名探偵コナン ゼロの執行人』が100億を突破するかもしれないということで、そのメインキャラクター・安室透を一部ファンが「100億の男」と呼びTwitterなどで宣伝したのが始まり。
その後も同シリーズは怪盗キッド、赤井秀一など人気キャラクターがメインとなる度に「100億の○○」というタグが流行ることとなったが、肝心の興行収入はあと一歩のところで届かなかった。
しかし『黒鉄の魚影』は過去の作品と比べて興行収入の伸びが早く、公開から3週間で正式に初の100億円突破が報じられ、灰原哀が名実ともに「100億の女」となった。
ただし近年の劇場版『コナン』シリーズが興行収入の話題に終始していることについて数字ありきの評価だと不満をもつファンがいるのは事実であるため、(他の映画にも言えることだが)細心の注意を払い使用することが望ましい。
また本作は灰原以外にも主人公のコナンはもちろん蘭・博士・赤井やタグの発祥とも言える安室・黒ずくめの組織たちなど数多くのキャラクターが活躍しているので、一概に誰が「100億の○○」と決めつけるのはなるべく避けた方が良いだろう(特に灰原の場合は赤井・安室・黒ずくめの組織らとは違い、世紀末の魔術師初登場以降は毎回登場している事を忘れてはいけない)。
本作は興行収入に関係なく素晴らしい作品であるのは間違いないので、数字に捉われずに楽しむのがベストである。
関連タグ
100万ドルの五稜星:『黒鉄の魚影』の翌年に公開された劇場版作品。こちらも興行収入100億円を突破し、2024年5月終了時点でシリーズ史上最高となる140億円を突破している。
:2022年8月公開『ONE PIECE FILM RED』のヒロイン。同作も100億を突破したが、彼女は原作に登場しないゲストキャラであることもあってか、この呼称はあまり使われない。
劇中の異名にちなんで「100億の歌姫」とも呼ばれるが、やはり浸透はしていない。