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CV:釘宮理恵

演:夏緒(劇場版)、酒井蘭舞台版

概要編集

龍が如く』シリーズのメインヒロイン

かつて桐生一馬錦山彰澤村由美の3人が育った養護施設「ヒマワリ」にいた少女。1996年生まれ。

愛らしい見かけによらず肝が据わっており、自分の命が危険に晒されていても一歩も引かない胆力の持ち主。初登場時の『1』から、抗争に巻き込まれて腕に銃槍を負っても心配する桐生を「かすり傷だから平気」と突っぱねたり、プロボクサーのファンだったり、僅か9歳にしてソープランドナニをする場所なのか理解しており大人をからかって楽しむ等々、並の女児ではない様を見せていた。また、ギャンブルの才能を垣間見せており、後にトラブルの種となった。

春のはるコレ

シリーズを追うごとに着実に背が高くなっており、桐生との間に築かれた信頼関係は目を合わせただけで意志の疎通が出来る程になっている。


来歴(ネタバレ注意)編集

龍が如く / 龍が如く極編集

2005年12月(当時9歳)、由美の妹で自身の母親である「美月」を捜すためにヒマワリを飛び出し、神室町で桐生と出会う。その後、桐生と共に美月がオーナーを務めるミレニアムタワー内のバー「アレス」にて近江連合の組員・林弘に狙われ、その際に自身が100億円事件の中心人物であることを知る。そして、真島吾朗率いる真島組劉家龍率いる蛇華など、自身の価値に気づいた裏社会の人間に誘拐されるも、その度に桐生らに救出される。


中盤では、その正体が政治家の神宮京平と、美月を名乗っていた由美の間に生まれた私生子であることが判明し、邪魔者として神宮に狙われるのを防ぐため、ヒマワリの創設者である風間新太郎東城会三代目会長・世良勝の手によってヒマワリに匿われていたことが判明する。

そして終盤、アレスにて漸く由美と再会するも、自身を狙った神宮の銃弾を由美が庇ったことで致命傷を負い、母親の最期を看取った。


龍が如く2 / 龍が如く極2編集

前作の事件後、桐生の実質的な養子として共に暮らしており(姓は「澤村」のまま)、桐生家の食事は彼女が担当している。

2006年12月(当時10歳)、由美たちの墓参りに来ていた際に、かつて自身を助け、桐生の後任として東城会の五代目に就任した寺田行雄を近江の組員に殺害されたことで再び騒動に巻き込まれ、遥の身を案じた桐生によってヒマワリに預けられる。その後、桐生の首を狙っていた近江連合の千石虎之介率いる千石組に拉致されるも、桐生と郷田龍司に助けられる。


龍が如く3編集

前作の事件から一ヶ月後、桐生と共に沖縄へ移り、養護施設「アサガオ」を運営し、子供たちと共に穏やかな生活を送っていた。

2009年3月(当時12歳)、桐生が風間に似た男を探すためアサガオを離れた際には、年長者として子供たちの世話を代わりに担当しており、終盤では東城会の峯義孝玉城鉄生にアサガオを襲撃された際には体を張って子供たちを守っていた。

事件後、東城会を破門された浜崎豪が逆恨みから桐生をナイフで刺すところを目の当たりにし、それ以来浜崎を憎むようになる。


龍が如く4 伝説を継ぐもの編集

2010年3月(当時13歳)、アサガオの浜辺に流れ着いた脱獄囚・冴島大河を桐生と共に手当てし、その後同じく流れ着いた憎き相手である浜崎に対し、初めは拒絶していたが、その後桐生を守ってくれた浜崎の最期を看取ったことで考えを改め、桐生に浜崎の遺言を電話で伝えた。


龍が如く5 夢、叶えし者編集

本作では主人公の一人として登場。

2012年4月(当時15歳)、アサガオに来ていた大阪の芸能事務所「ダイナチェア」の社長・朴美麗アイドルとしてスカウトされ才能を開花させていき、遂にはプロデビューが懸かった大会の決勝まで勝ち進んでいく。しかしその最中だった2012年12月(当時16歳)、自身のダンストレーナーだった荻田冠によって社長の朴が殺害される事件が発生する。


終盤では、大会でライバル関係だったT-SETとの特別ユニットを結成し、朴の夢だった日本ドームでのライブが決定するが、馬場茂樹に桐生の聞かされたことで、桐生と一緒にいたいという自身の本当の思いを見つけ、ライブの最後で桐生との関係を打ち明け引退を発表しドームを去り、相沢聖人との死闘を制し重傷を負った桐生の下へ駆けつける。そして、かつてのように平和な生活が訪れるはずだった。


龍が如く6 命の詩。編集

芸能界の電撃引退及び桐生の収監後、再びアサガオでの生活が始まったが、桐生や自身に対する誹謗中傷に心を痛めると同時に、自身が原因のスキャンダルに子供たちを巻き込む事を恐れ、2013年12月(当時17歳)にアサガオを離れ、沖縄から遠く離れた地である広島尾道仁涯町へ辿り着き、そこで自身を保護してくれた笠原清美の経営するスナックで働き始める。

そしてその過程で出会った広瀬一家の若衆・宇佐美勇太と関係を持ち、共に一夜を過ごしたことで子供を妊娠してしまう。その後、ある理由から勇太を監視していた舛添耕治達川修から中絶を迫られるも、事情を知った広瀬徹に匿われたことで無事出産し、遥勇(ハルト)と名付けた。それから数ヶ月経過した2016年12月(当時20歳)、ハルトを狙う達川に騙されて神室町を訪れ、暫くして彼の嘘に気づいたものの、達川の乗る車からハルトを庇ったことで意識不明の重体となり、長い間昏睡状態となる。


終盤、漸く意識が回復し目覚めるも、騒動の黒幕である巌見恒雄が仕向けた偽警官によってハルト共々拉致され桐生の人質として利用される。しかし、勇太を始めとした広瀬一家の参戦により救出される。その後、桐生に敗北した巌見に命令された菅井克己に銃で狙われるも、桐生に庇われたことで事なきを得る。

事件後は沖縄に戻り、勇太やハルトと共にアサガオで生活し始めるが、桐生が自身やアサガオの子供たちのために偽装死を選んだと知ることなく、彼と今生の別れをすることとなった。


龍が如く7外伝 名を消した男編集

2019月12月(当時23歳)、成長したアサガオの子供たちやハルトと共に桐生の墓参りに来ていたが、墓に向けて仕掛けてあったカメラの話を太一と綾子から聞かされ、桐生が今も何処かで生きていると確信する。


以下、最新作『8』のネタバレ注意!



















龍が如く8編集

2023年(当時27歳)、桐生のエンディングノートにてハルトと共に登場。すっかり大人の風貌になり髪型もベリィショートになっている。

伊達真秋山駿から「桐生と再会できる」という話を聞きニューセレナに呼ばれたが、もし桐生と会えば、自分たちの弱さを思い知らされるという理由からそれを断る。


その後、エンディング後のエンドクレジットの後に再び登場。

桐生が患った癌の放射線治療の日にハルトを連れて、病室にお見舞いしに訪れる。しかしその頃には放射線治療実行目前であったため、直接会うことはなかったが、ハルトに「お爺ちゃんがやっと帰ってきた」と告げていた。


余談編集

  • 『1』では出生そのものがネタバレのためか、澤村由美の娘という点を伏せるため、登場人物の紹介等でも名字は無く単に「遥」としてクレジットされている。
  • 彼女の母親である由美は亡くなる間際に彼女に対して「逃げたら幸せが逃げる」と遺していたが、この幸せを“桐生の側に居る”事と捉えると、奇しくも母親と似た経緯を辿ってしまった。
  • スピンオフ『JUDGE EYS』では遥に関する記事が書かれた週刊誌を読んでいるNPCがいる他、DLCにて遥のアイドルフィギュアを入手できる(二種類存在し、八神探偵事務所に飾ることが可能)。

関連タグ編集

龍が如く メインヒロイン

桐生一馬 澤村由美 神宮京平

アサガオ(龍が如く) 宇佐美勇太 ハルト(龍が如く)

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