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「GOOD! 大変素晴らしい挨拶ですねぇ。我らが神、ムナンチョヘペトナスも、お喜びになっていますよ」


CV:田窪一世(『6』)、後藤淳一(『ONLINE』)

概要

龍が如く0』に登場するインチキ宗教団体ムナンチョヘペトナス教教祖。本編には登場しない、サブストーリーのみのキャラクターである。


人物

肩まで伸びた髪に顔の黒子と細目といった容姿と、インチキ外人みたいな口調で胡散臭さが滲み出た風体から、主人公・真島吾朗「逆に感動してきたわ」と心の中で思われた。


一言で言えば人心掌握術に長けた詐欺師。信者からは崇拝されているが、本人は彼等を便利な金づるとしか見ておらず、入信者を洗脳しては絶対服従を強いており、フセリンチョと称して信者から大金を騙し取って私腹を肥やし、目をつけた女性信者には特別なシュレピッピと称して性的暴行を加えようとするなど、その本質は卑しい俗物に過ぎない。

普段は大物振った態度をしているが、目論見を台無しにされたり追い詰められると醜悪な本性を剥き出しにするなど、怒りの沸点は低い。

また、フルネームで表記される事が多いキャラでもある。


戦闘では『4』の南大作に近いモーションで戦う。


作中での活躍

真島のサブストーリー「インチキ宗教の罠」に登場。

教団に騙されて入信した女学生のいおりを強姦しようと自室に誘い込み、いおりの母親の懇願を受けて教団に潜入した真島が自身に近づいた際は遠回しに追い払おうとしたが、真島の呼びかけによっていおりの洗脳が解けたために失敗し、直後に真島に「これがお前らインチキ宗教の教祖様や!」と煽られて「だぁぁぁまぁぁぁれぇぇぇ!!!!」と怒鳴りながら逆ギレした。


この時に戦闘になるが、意外と強く、序盤に発生するサブストーリーということもあり雑魚だと思って舐めてかかってきたプレイヤーを苦戦させるほどの戦闘力を持つ。


最終的には真島にボコボコされて病院行きレベルの重傷を負ったため、信者達に救急車の手配を頼んだが、信者達は洗脳を受けているために正常な判断が出来ず、呼びかけを無視して回復の儀式と称した祈祷を始めてしまい「そんなもんで治るわきゃねーだろぉぉぉ!!」と叫びながら苦しむという自業自得な末路を辿った。その後は教団内の悪事も発覚し、警察に逮捕された模様。


』には代わりに弟子のチョリトス・矢澤が教団の残党として登場し、彼の発言から未だ服役中である事が判明する。


6』では鈴木というムナンチョ・鈴木によく似た顔の老人が登場。

ミエという老婆と口論になっていたところを通りかかった主人公・桐生一馬に目撃される。


桐生から口論の原因を聞かれると、28年前に廃滅したはずのムナンチョヘペトナス教が広島尾道仁涯町で再結成され、自身の近所に住むミエという老婆が夫を亡くして意気消沈していたところ教団につけ込まれて入信してしまい、さらに教団に金を支払おうとしていた為に教団の実態を訴えるも全く聞き入れなかったと話す。

ミエを連れ戻すために桐生に協力を申し立て、共に入信希望者と偽って共に教団へ忍び込む。


初めて入信したのにもかかわらず、やけに教団の内情に詳しい事に桐生も訝しむが…。




以下、ネタバレ注意















































「年を取ったとはいえ、この顔を見忘れるとはさびしいね」


「私はかつて、ムナンチョ・鈴木と名乗っていた者だよ」


その正体はムナンチョ・鈴木本人。


カミングアウトした際にはミエのみならず、桐生までも驚愕した。

ちなみに登場したサブストーリーのタイトルは「教祖様のつぐない」だが、冒頭でタイトルが表示されるため、ある意味ネタバレになっている。


現教祖のムナンチョ・赤松が元金庫番でムナンチョ・鈴木の逮捕後に教祖の座を奪い取った事や、教団を作った事を後悔しているなど、『0』の頃とは打って変わって別人のような変わり様を感じさせる。


正体を明かした後はミエを改めて説得し、教団へのお布施を阻止。その様子を見た赤松からは裏切り行為とみなされて制裁を受けそうになるが、桐生が赤松を叩きのめす形で助けられる。


赤松がかつての自分と同じ結末を迎えた後は、他の信者達もミエから教団の実態を聞いて脱退、結果的に教団も解体する事となった。教団解体後に桐生から「自分が作った教団を潰すためにこの町に来たのか」と問われた際に当初は教団に戻ってもう一度ムナンチョ・鈴木として返り咲こうと目論んでいたが、ミエに出会った事で改心してしまったと告白した(ちなみにミエから二度と口を聞いてくれなくなったと話している。これに至っては自らの過去の所業を顧みた上で「当然です」と受け入れている)。


その後は自分の犯した罪を一生背負って生きていくと誓い、罪を償うための第一歩を踏み出す勇気を後押しをしてくれたミエと桐生に感謝し、町中へ去って行った。

桐生はその背中を見て「もし神様ってのが本当にいるとしたら、犯した罪とまっすぐ向き合う人間を悪いようにはしねえはずだ」というエールの言葉を鈴木にかけていた。


ONLINE』では2019年9月のイベントにて実装。そして、初めて明確なキャスティングが表記された作品でもある。

キャラストーリーでは教団全盛期、即ち『0』よりも前の時系列の出来事が描かれている。いつもの様に信者から金を搾り取って悦に入っていたところを突如、石塚弘毅というわけアリな事情を抱えた男が来訪してくる。そして石塚を洗脳(手口はカモとなる人間を密室に閉じ込めて厳重に拘束して身動きがとれない状態にしてから薬を打ち込んで記憶を消すというもの)して信者に仕立て上げるも、同じタイミングで金宮という幕内組のヤクザが現れて彼から石塚が組の金1000万円(ムナンチョ鈴木曰く「高過ぎてたまにしか行けない女性芸能人が嬢を勤める高級ソープに飽きるほど行ける」くらいの金額。何の因果か『6』にてミエが教団にお布施として差し出そうとした金額と同じである)を持ち逃げした事を告げられると、石塚から金をせしめようと目論む。しかし、記憶を消したことが仇となって金の在り処まで忘れてしまったがために、石塚の記憶を呼び起こすために躍起になる。

石塚の記憶を取り戻すために高級饅頭を食べさせたり風俗店巡りをさせるも失敗し、進展がない事から石塚を切り捨てようとするも競馬で勝った信者の一言に反応したため競馬場に急行。

その道中で石塚を匿っているのが金宮にバレるも始末し、直後に石塚の記憶を取り戻す事に成功する。

しかし「持っていた金は競馬でスってしまい、それがバレたために組から身を隠すために教団へ逃げ込んだ」と告げられたために今までやってきた事が全部徒労に終わり、さらに「俺を見捨てる気なら金をあんたに奪われたって組に告げ口してやる。それが嫌なら俺の逃亡を手助けしろ」と逆に脅されて進退窮まった状態に追い込まれてしまう。


結局は石塚の逃亡を手引きする羽目になり、逃亡に掛かった金額は想像を絶する程だったようでこれが原因で教団は一時壊滅寸前にまで追い込まれた。


8』では追憶ダイアリー「贖罪の形」にてまさかの再登場。

動画配信サイトにて、自身がかつて行っていた悪質な宗教団体の手口を啓蒙活動として投稿していた(収益は殆ど発生せず、あっても被害者の会に全額寄付している)。服装も『0』の時のものに戻っている。

そして、横浜伊勢佐木異人町にて野次馬たちにシュレピッピのやり方を教えていた際に偶然桐生と再会する。撮影中にチンピラたちにインチキ宗教活動を再び行っていると因縁をつけられ(ムナンチョ鈴木はこれを彼らにとっては正義の制裁と評している)、リンチされそうになるが、自身の行いを理解くれた桐生に助けられる。

そして桐生がそのまま立ち去ろうとした時に広島で会った人だと気づき、『6』での別れ際に桐生が言った台詞と同じ言葉を聞いた後に感謝の言葉を述べて、桐生を見送った。

クリア後はドンドコ島の観光客として登場する。


評価

『0』では単なる詐欺師だったが、『6』では『4』の浜崎豪以上の心変わりを果たし、更には自分が犯した罪を償うために自分が作り出した教団を滅ぼす(再登場したサブストーリーは『6』の中でも最も評価が高いと言われている)というシリーズでも珍しい行動を取ったキャラクターとなった。

そんな活躍ぶりがカルト的人気を博したのか、『ONLINE』サービス開始前に開催されたキャラクター総選挙ではサブストーリーのキャラにもかかわらず16位にランクインする快挙を成し遂げ(ちなみに、ムナンチョ・鈴木のすぐ下が澤村遥だったりする)、さらに公式からも時折言及されるなど微妙に優遇されている感がある。


ネタキャラ分が強すぎて思わず忘れがちになるが、『0』における彼の行いは他人を食い物にする卑劣な犯罪行為であり、神宮京平玉城鉄生に匹敵する外道である事を忘れてはいけない(尤も『0』での末路や『6』で更生した事で大分中和されたため、そこまで嫌悪感を抱かれてはいない)。



余談

  • 海外版では「Munan Suzuki」と表記されている。
  • 釈放された時期は不明だが、『0』(1988年)で刑務所行きとなり、『6』の時期(2016年)に出所したと仮定すると刑期は28年と、あの冴島大河よりも長い期間を刑務所で過ごしていた事になる(あちらは冤罪だが)。詐欺罪以外にも余罪(作中でわかるだけでも監禁罪・暴行罪・強姦未遂の3件)が見つかっていたとなれば30年近く刑期を過ごしていても不思議ではないが。
  • ムナンチョ鈴木が手籠めにしようとしたいおりという人物のモデルはセクシー女優の「古川いおり」。
  • 『6』で正体を明かす際『0』プレイ済みのプレイヤーには既にバレバレ……かと思いきや意外と気づかなかった人も多かった模様。
  • 『8』で登場が発表された際上述の服装から「『6』での誓いは嘘だったのか」との声が挙がっていたが、蓋を開けてみるとその後も己の罪としっかりと向き合いながら贖罪を続けている姿勢から沈静化した。『6』以降はいい意味でプレイヤーを騙したキャラに変わったとも言える。
  • 龍が如く維新!極』では隊士カードとして登場。名前の表記は「鈴木夢南兆」。
  • 『ONLINE』での声を担当した後藤氏は実装後となる2020年2月24日にバイク事故で亡くなられており、奇しくもこの作品が遺作となってしまった。

関連タグ

龍が如く 龍が如く0 龍が如く6 ムナンチョヘペトナス教 詐欺師 光落ち


真島吾朗…彼によって摘発される。のちに真島は教団内で災厄・ウロゴマ(逆から読むと「まごろう=真吾朗」)と呼ばれ、逆恨みされる。因みに『6』での教団の案内人と中の人が同じ。


桐生一馬…『6』で初対面。ちなみにどちらも「鈴木」と名乗った事のあるキャラクターでもある。また、大切な人を守るために「名を消した」桐生と、大切な人を守るために「名を明かした」ムナンチョ鈴木とはある意味対比にもなっている。


冴島大河…同じく長期間刑務所にいたキャラ。こちらも最初「鈴木」と名乗っていた。


ブライス・フェアチャイルド…『8』で登場した同じく宗教団体のトップだが、こちらは鈴木とは比較にならないほどの悪党である。


麻原彰晃…インチキ教祖繋がりでよく比較され、元ネタのように扱われるがおそらく無関係。


大川隆法…袈裟をかけている姿が似ている。こちらも元ネタのように扱われるがおそらく無関係。

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