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概要編集

サブストーリーのみに登場する「ムナンチョヘペトナス」という神を崇拝する新興宗教であるが、教祖や幹部たちはその神を信じておらず、信者たちから金を巻き上げることばかり考えている。謂わば絵に描いたような悪質宗教団体にして詐欺集団(現実での80〜90年代も様々な新興宗教団体の設立がブームだったが、実のところ霊感商法や布施でボロ儲けしていた団体も見られた当時の世相をある意味的確に表している)。

悩みを持つ一般市民を言葉巧みに誘い込み、洗脳して信者に変え、金を搾取している。

信者達は洗脳を受けているために自分が騙されている事や教団の実態に気付いていない。

また、少しでも教団に逆らうものなら監禁や集団リンチなどといった悪質な手段に出る事も厭わないため、ヤクザ半グレ以上にタチの悪い部分も目立つ。



龍が如く0』にて、主人公の一人・真島吾朗によって教団内の実態が暴かれた挙句、教祖のムナンチョ・鈴木が逮捕されて壊滅した。その後も残党が登場して別の街に巣食いながら教団の再興を目論むも結局は壊滅に追いやられている。

この事から、どれだけ潰されても全く懲りない連中として認知されているが、主人公交代後のシリーズでの動向と展開を見る限り、『6』で完全消滅した事が正史となっている模様。


しかし、『ONLINE』のムナンチョ・鈴木のキャラストではあまりにもヤバ過ぎるが為にヤクザも近寄らないとまでされており、『8』では被害者の会の存在が言及されているなど、教団が世間に残した禍根は決して小さいものではない事が窺える。


こんな胸糞悪い団体であるが、色んな意味でギリギリ過ぎるネタであること、後述の専門用語が何ともユーモラスであること思わず笑ってしまうような絶妙に変なポーズで挨拶したり戦ったりすること、そして専用BGM(唖然呆然)がそのシュールさを煽り立てることからファンの間では妙に人気があり、「ありがとう」を「ヘペトナス」と言い換える遊びも一部で行われていたりする。


なお、何気に侮れない技術力を持っており、『0』では信者の記憶を改竄する技術(よりにもよって実の母のことを記憶から消している。『ONLINE』でのキャラストで洗脳方法が描かれている)、『』ではブサメンをイケメンと誤認させる薬物を開発、使用している。


専門用語編集

  • ヘペトナス

「ありがとう」を意味する。

  • シュレピッピ

「修練」を意味する。様々な種類があるらしい。『0』では案内役が真島に、ひざまづいて「シュレピッピ!」と合掌し、その手を左右交互に且つ大きく上に伸ばすポーズをとる「精神を集中させるシュレピッピ」を紹介していた。

  • ク・リパース

「徳」を意味する。間違えやすいが、「クリ・パース」でも「ク・リース」でもない。

  • ムナンチョ

教団内での挨拶。ポーズは、左腕で円を描くように大きく回してから合掌するというもの。ちなみに別れの挨拶は「ムナンチョッチョ」

  • フセリンチョ

「お布施」を意味する。「1リンチョ」は10万円。

  • チョモゴメス

『6』で登場。「再教育」を意味するが、実際は洗脳。『0』では単に「制裁」と呼んでいた。

  • ドルチェウッホ

『6』で登場。教祖以外の者が口にしてはならない単語。意味は「俺の母乳を飲め」。


関連人物編集

『0』当時の教祖にして教団の開祖だが、真島によって刑務所送りとなった。その後の動向は不明。『6』でよく似た顔の老人が登場するが…?

『0』で関わる。騙されて信者になってしまった女学生の母親から「娘を助けてほしい」という依頼を受けて潜入。「特別なシュレピッピ」と託けた婦女暴行を起こそうとしたムナンチョ・鈴木を叩き潰して教団を壊滅に追い込んだ。この事件は後に残党から「災厄・ウロゴマ」、『6』では「国家権力」と評される事となる。

『極』と『6』で関わる。

『極』に登場したムナンチョ・鈴木を崇拝している教団の残党。

『6』に登場した教団の二代目教祖。


余談編集

  • 初登場作品の時代背景からあの宗教が元ネタではないかと言われる事が多々あるが、無関係である。
  • 海外版では「Munan Chohept Onast」と何故か区切られており、ムナンチョ・鈴木が「Munan Suzuki」、ヘペトナスが「onast」と別の単語に変えられている。
  • 7』に教団自体は登場しないが、スジモン図鑑に掲載されるスジモンの内「怪しい信者系」に分類されるスジモン連中の説明文では「ニワトリを生き神として祀る宗教団体」となっている。戦闘中にムナンチョのポーズを行ったり、明確に「シュレピッピ」や「ムナンチョ様」と叫ぶなど、どう見てもムナンチョヘペトナスの関係者にしか見えない。
  • 教団が活動場所として選んだ場所は全て巨大な極道組織が治めている街という共通点を持っており(『0』では近江連合、『極』では東城会、『6』では陽銘連合会)、そういう意味では命知らずな事をやっている連中とも言える。
  • 前述の通り、ファンの間での人気は高く、Vtuber等の配信者による『0』の生配信の際は、フセリンチョの話題が出る場面になると、同接の視聴者達がフセリンチョと称してスーパーチャットを投げる遊びが定番化している。

関連タグ編集

龍が如く0 龍が如く6 ムナンチョ・鈴木 新興宗教


ブリーチジャパン:同シリーズに登場する、立派な目標を掲げながらその裏で悪事を行う市民の団体。無知・無力な人間を集めて利用する点も同じだが、こちらはその無知・無力な人間から搾取するのではなく、その無知・無力な人間に仮想敵を与えてそそのかし、暴徒に変えさせる点で若干異なる。


ずんずん教:同じくセガのゲームに登場する怪しい宗教団体。

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