概要
「ムナンチョヘペトナス」という神を崇拝する新興宗教であるが、教祖や幹部たちはその神を信じておらず、信者たちから金を巻き上げることばかり考えている。絵に描いたような悪質宗教団体。
悩みを持つ一般市民をターゲットにし、言葉巧みに誘い込み、洗脳して信者に変え、金を搾取している。
信者達は洗脳を受けているために自分が騙されている事や教団の実態に気付いていない。
また、少しでも教団に逆らうものなら監禁や集団リンチといった悪質な手段に出る事も厭わないため、ヤクザ以上にタチの悪い部分も目立つ。
まあ、龍が如くの世界のヤクザが良心的なだけで、現実のヤクザも案外こんなものかもしれないが。
こんな胸くそ悪い団体であるが、後述の専門用語が何ともユーモラスであること、思わず笑ってしまうような絶妙に変なポーズで挨拶したり戦ったりすること、そして専門BGM(唖然呆然)がそのシュールさを煽り立てることからファンの間では妙に人気があり、「ありがとう」を「ヘペトナス」と言い換える遊びも一部で行われていたりする。
真島によって教団内の実態が暴かれて、教祖が逮捕されて壊滅した。その後も残党が登場して教団の再興を目論んでいるが結局は壊滅に追いやられている。
何気に侮れない技術力を持っており、『0』では信者の記憶を改竄する技術(よりにもよって実の母のことを記憶から消している)、『極』ではブサメンをイケメンと誤認させる薬物を開発、使用している。
専門用語
- ヘペトナス…「ありがとう」を意味する。
- シュレピッピ…「修練」を意味する。様々な種類があるらしい。『0』では案内役が真島に、ひざまづいて合掌し、その手を大きく上に伸ばすポーズをとる「精神を集中させるシュレピッピ」を紹介していた。
- ク・リパース…「徳」を意味する。間違い得やすいが、「クリパース」でも「ク・リバース」でもない。
- ムナンチョ…教団内での挨拶。左腕で円を描くように大きく回してから合掌するというもの。ちなみに別れの挨拶は「ムナンチョッチョ」
- フセリンチョ…「お布施」を意味する。「1リンチョ」は10万円程度。
- チョモゴメス…「再教育」を意味するが、実際は洗脳。
- ドルチェウッホ…教祖以外の者が口にしてはならない単語。ちなみに意味は「俺の母乳を飲め」
関連人物
- ムナンチョ・鈴木…『0』当時の教祖にして教団の開祖。真島によって刑務所送りとなった。『6』で再登場し、釈放後は教団への復帰を試みたが、道中でミエという老婆に出会い改心。後に贖罪のために桐生と協力して教団の歴史に終止符を打つ。
- 真島吾朗…『0』で関わる。「特別なシュレピッピ」と託けた婦女暴行を起こそうとしたムナンチョ・鈴木の化けの皮を剥がし叩き潰し、教団を壊滅に追い込んだ。この事件は後に「災厄・ウロゴマ」、『6』では「国家権力」と評される事となる。
- 桐生一馬…『極』と『6』で関わる。
- チョリトス・矢澤 …『極』に登場したムナンチョ・鈴木を崇拝している教団の残党。
- ムナンチョ・赤松 …『6』に登場した教団の二代目教祖。
余談
- 初登場作品の時代背景からあの宗教と引き合いに出されるが、実際には無関係である。
- 海外版では「Munan Chohept Onast」と何故か区切られており、ムナンチョ・鈴木が「Munan Suzuki」、ヘペトナスが「onast」と別の単語に変えられている。
- 龍が如く7には登場しないが、「シュレピッピ」や「ムナンチョ様」と叫ぶなど、どう見てもムナンチョヘペトナスの関係者にしか見えない連中がスジモンとして出て来る。
関連タグ
龍が如く0 龍が如く6 ムナンチョ・鈴木
ブリーチジャパン:同シリーズに登場する、立派な目標を掲げながらその裏で悪事を行う市民の団体。無知・無力な人間を集めて利用する点も同じだが、こちらはその無知・無力な人間から搾取するのではなく、その無知・無力な人間に仮想敵を与えてそそのかし、暴徒に変えさせる点で若干異なる。
ずんずん教:セガのゲームに登場する怪しい宗教団体