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概要編集

龍が如く7』に登場する現東京都知事青木遼と、現代表の小笠原肇が設立した、現代社会に募るグレーゾーンを撤廃し健全な社会を築き上げる事を目的としたNPO法人。

団員は組織のロゴがプリントされたTシャツを着用しており、所属人数は500人と全国展開している組織にしては少なめだが、デモに参加するだけの者を含めるとなんと東城会を超える10万人にも上る人数を抱えている。


活動目的編集

グレーゾーンというのは具体的には、違法風俗(ちょんの間等)などの法には触れているが、警察が見逃しているもの達のことで彼らに対する敵対行為を行っている。

作中では風俗関連だけだが、恐らくパチンコ(日本は公営ギャンブル以外は禁止のため、「パチンコ屋の近所にたまたま遊んだ後のパチンコ玉と交換できる箱を集めているコレクターが居て、その人と物々交換しているだけ」という名目の三店方式を取っている)等厳密に言えば違法な店にもカチコミを掛けているものと思われる。


実態編集

これだけ聞けば高潔、というか潔癖なだけの集団に見えるが、実際は、他に行くあてもなく水商売という居場所を得て何とか生活を最低限のレベルで維持できている人々を、法律違反の正論の下に情け容赦なく迫害し、かけがえのない居場所から彼らを駆逐しようとする迷惑千万な正義マンの集団である。

当然追い出すまでが目的なので追い出された彼等が犯罪に手を出してグレーどころか真っ黒になろうが、空腹、病気、食中毒で野垂れ死のうが知った事では無い、グレーゾーンを無くせさえすれば全体の比率を見た時黒が増えていようが問題無いのである。(悪質な黒が増えない様に限度を考えて目溢ししているのがグレーゾーンだという事は彼等の頭では理解できない)


また、活動内容そのものも「デモ"行進"の許可を取っている」と主張しつつ「立ち止まって」演説を行い(れっきとした公道占拠)、そこを指摘されると「どこもやってる事」と開き直る(当然即座に「そういうのをグレーゾーンって言うんじゃねえのか」と反撃のブーメランを喰らっている)、暴力団を会員と言い張り恫喝し、しかもヤクザと薄々勘づいているが、自分に有利なので見て見ぬ振りをしている(これも「そういうのをグレーゾーンって言うんだろ」と反撃のブーメランを喰らっている)等ダブルスタンダードの嵐である。


参加メンバー編集

大半の団員は横浜支部長の久米颯太を筆頭に、学が無く努力もした事が無いが褒められたいなにかやった気になりたいだけのファッション思想家の若者の集まりであり、彼らにとって、身の潔白に厳格すぎる真っ白な表社会に適応できず、弱肉強食のシビアすぎる真っ黒な裏社会にも耐えられず、半端者のグレーゾーンでなあなあに生きるしかない弱者と、そんな人達を多少法外な実入があるとはいえ保護している者達を、正論の名の下に数の暴力で追い詰め、黙らせ、弱い者虐めをするだけで褒められ、持ち上げられ、何かを成した気になれるブリーチジャパンの活動は魅力的であり、実際青木は野望のためにそのような人材を求めている。


このようなアブない連中ではあるがあくまで一般人程度の体力しか持たないので、普段は水商売の職場の近くを巡回しては「この職場はブラックであり、潰れてしかるべきだ」といったネガティブキャンペーンやデモを行うのが主。

ただし、物語中盤以降マフィアが「社会の敵」として認知されると、大々的な告知を行いデモの参加者を集め、かつ青木のコネで暴力団近江連合)の人員を紛れこませて、数を頼みにマフィアにも襲いかかっている。

(異人町のマフィアというのは裏社会の均衡を保ち、本人の過失ではなく戸籍などの然るべき居場所を得られない者を各自保護するためにあるのだが、無知ゆえに自分たちが均衡を崩し更なる混乱と、不幸を招く側になっていることを自覚していない)


まとめ編集

正に正義という名の凶器を体現したような組織であることに加え、人道的に見て白に近いグレーを、法的に見て黒に近いグレーが弾圧しているという本末転倒な事態となっている……のだが、支部長クラスであるはずの久米が終盤に至ってもその辺りがピンと来ていない上、正義の名の下にとんでもないことをやらかす辺り、大半の団員は自分たちのしていることの意味すらわかっていない可能性もある。

なので偽善者というよりは正義の妄信者という方が近いか。


悪の反対は善であり、正義では無い。そして正義の反対もまた悪ではなく慈悲や寛容、或いは別の正義とはよく言ったもので、彼等には一切の慈悲も寛容もなく、困窮を甘えと断じて無慈悲に正義を執行し続けるだけの怪物である。


最終的に、代表の小笠原と組織の後ろ盾だった青木が死亡し、ブリーチジャパン出身者としては初の衆議院議員として当選確実だった久米も上記の件で行方をくらました。

その後、『8』にて久米が逮捕された事、そしてブリーチジャパン自体も程なくして解体された事が語られた。が…?


関連タグ編集

龍が如く7 グレーゾーン 過激派  正義マン 自治厨 完璧主義 お気持ちヤクザ スラックティビズム

青木遼 小笠原肇 久米颯太 ???


ムナンチョヘペトナス教…過去シリーズに登場したムナンチョ・鈴木を教祖とするインチキ宗教。白服を着ている事や、組織を盲信している下っ端が多く、自分達に従わない者には暴力を振るう真似も辞さない過激さが目立つなど意外と共通点が多い(そしてどちらも自身の暴力の通用しない相手への対抗手段を一切持っていない烏合の衆でもある)。あちらがサブストーリーのみの出演かつネタ方面が強いのに反し、こちらは物語に関わる敵組織である。

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