CV:新垣樽助
概要
『龍が如く7』に登場するNPO法人「ブリーチジャパン」現代表で、創設メンバーの一人。
物事の善悪と世の中よりも自分の利益の為だけに動くタイプの人間であり、グレーゾーンが幅を利かせている伊勢佐木異人町がある横浜の支部長には「無知ゆえの勇気」が必要として久米颯太に任命した張本人。そんな狡猾な人間性を、主人公・春日一番に「頭が良くて金と力に弱い人間」と揶揄された。そして、現東京都知事の青木遼の正体を初めから知っている数少ない人物でもある。
青木とはアメリカ留学の際に知り合い、帰国後、共にブリーチジャパンを創設する。そして2010年、青木が参議院議員選挙に立候補し当選を果たすと、2代目代表となった。
青木とは表向きは盟友だが、実態は彼に損得勘定で従っている下僕である。それ故に青木に懐柔された中国マフィア「横浜流氓」の幹部・馬淵昌が提案した乙姫ランドの店長・野々宮勲を殺害して異人町の”肉の壁”を崩す計画に積極的に賛同しなかったが、計画を承認した青木の決定に押し切られてしまった(一応、代案は考えていた)。
劇中の動向
政敵である民自党幹事長・荻久保豊を追い落とさんとする青木の命により、横浜に半年前に家族と一緒に移住し、馬淵を抱き込んで偽札作りの証拠発見、および異人三による肉の壁の取り崩しを図った。また、弟を助け出したい一心でコミジュルから逃げ出してきたナンバを匿い、見返りとして偽札に関する情報を引き出した。
そして、デモ隊に扮した近江連合構成員や若頭補佐・石尾田礼二、協力関係にあるナンバと共にコミジュルのアジトに突入したが春日たちに返り討ちにされ、逃げようとするところを一行に捕らわれて尋問を受け、事の全てを話した。
その後は近江連合構成員によって救出されたが、情報を漏らしたと踏んだ青木に「リスクマネージメント」と称して殺害された挙句、その死を「グレーゾーンに立ち向かった英雄」としてコミジュルの火事に巻き込まれ殉死したと発表され、組織の正当性を示すために利用された。
ちなみに、彼の葬儀は結果的に自分たちが死に追いやった野々宮と同じ斎場で行われた。