実在する女優は⇒鎌滝恵利
CV・モデル:鎌滝恵利(本人役)
概要
『龍が如く7』におけるサブストーリー【異人町の受け皿】で初登場する女性。
後に、ミニゲーム「会社経営」に関わってくる人物でもある。ゲーム発売前年に開催された「PlayStation4『龍が如く最新作』助演女優オーディション」で約1000人の応募者の中からグランプリ受賞して出演が決定した。
横浜・伊勢佐木異人町に店を構える「一番製菓」という和菓子屋の社長であり、とある事情から、同じく異人町にある老舗ソープランド「乙姫ランド」を訪れたところ、主人公・春日一番と出会う。
経営が苦しい一番製菓を救うため、彼に助力を求める事となる。
えりはプレイヤーの選択次第でパーティに加入するかが決まる、所謂任意加入キャラ。
他の仲間キャラクターと違い初登場イベント以外のメインストーリーには一切関与せず、ムービーシーンにも登場しない。オーディション企画の都合上、ある程度開発が進んだ状況で彼女の出番を追加したと思われる。そのためか、続編『龍が如く8』には登場しないと、総合監督・横山昌義氏から言及された。
人物
長いストレートヘアーの黒髪とパンツスーツ姿が特徴で、落ち着いた雰囲気の女性。
経営者としての腕前は高いが、想定外の事態が起こると動揺したり、気絶するなどポンコツぶりを発揮するもある。
腕っぷしも中々あるようで、「会社経営」のストーリーにて、とある人物を正拳突きにより一撃でノックアウトさせた。
また、向田紗栄子と同じく、春日との恋愛イベントがあるが、他の攻略対象と違い会社経営を進めていく必要がある。
経歴
一番製菓は異人町で長年愛されていた店であったが、本編の三年前に経営者であった父の死をきっかけに事態が一変してしまう。当時、学生であったえりは父や祖父の思いが詰まった会社を無くしたくない一心で、学校を辞めて会社を継ぐ事にした。
必死に勉強して会社を切り盛りしていたものの、経営が苦しくなる一方だった。
さらに、横浜経済界を牛耳っている企業「宝生コンツェルン」の宝生に騙されて会社の資産のほとんどを失ってしまい、倒産寸前にまで陥ってしまう。
不本意ながら会社を閉めようとしていた時に、昔から付き合いがある乙姫ランドのオーナー・野々宮勲が協力を申し出てくれた。借金を肩代わりしてくれた上に、野々宮から「一緒に会社を立て直そう」と励まされて希望を見出していた。しかし、野々宮が殺害されてしまった事で会社の存続を断念せざるをえない状況に再び追い込まれてしまう。
そんな時、一連の事情を聞いた春日が協力を申し出た事で、彼と共に会社の再建を目指す事となる。そして春日に社長職を譲り、えりは彼の秘書として彼をサポートする立場に回る。
先述の通り『8』には登場しないが、再び社長に戻り、海外に出張中であるということを祖母のトメから聞くことができる。
加入条件
概要にも書かれている通り、えりはパーティに自動で加入せず、ある条件をクリアしないと仲間にならない。
その条件とは、5章で解放される会社経営の攻略を進めていき、株価ランキングの100位に入る事。
上記の条件を満たして、スナック街にある「サバイバー」に向かうとイベントが発生して正式に仲間に加わる。
物語中盤、ナンバがとある理由からパーティーを一時的に抜けて欠員ができ、しかもその期間に初見殺しかつ難易度の高い ボス戦が挟まるため、早期の加入が得策である(特に、初見ノーミスクリアを狙うなら必須と言ってもよい)。
戦闘中のボイスはかなり強気で「舐めないでくれます?」「私に勝てますかねぇw?」と挑発的な台詞が多く、戦闘後もノンキに欠伸するなど何か底知れないモノを感じさせる。
しかし、えりには社長秘書と言う歴とした肩書きがあるため、より春日の良きパートナーらしいとの意見もある。
戦闘スタイル+α
- 専用ジョブ:事務員
序盤から範囲攻撃技を覚える強力なジョブ。
そのため大人数相手のバトルにおいて非常に活躍しやすい。
おまけに攻撃力と素早さが高く、更に防御力や属性耐性を無視する装備まである。
定規やカッターナイフを短刀のごとく構え、固定電話用受話器をヌンチャクのごとく振り回し、ステープラー(大型ホッチキス)の接射や裁断ハサミの投擲、数kgはあろうと言う紙束や大判でぶん殴るなど様々な事務用品に確かな殺意を込め、器用に武器とし、華麗な身のこなしで戦う姿はさながら忍者の如し。
ダウンした敵を踏みつけて華麗にバク宙したり、必殺仕事人の如くパスケースで相手の首を絞めたりと、とにかくスタイリッシュである。
……事務員ってなんだ?
鋲散の陣がとにかく優秀で、ナンバ再加入時の熱気監獄の極習得までは序〜中盤の貴重な広範囲攻撃技であるが、熱気監獄は消費が少々重く、コスパのいい広範囲技は、ストーリーで途中加入するハン・ジュンギの固有ジョブ「暗殺者」のディバインショット習得まで待たされるため、中盤の雑魚散らしを一任出来る。
弱点は「他のジョブに引き継げる技に乏しい」点、攻撃職に関しては事務員以外にも「ダーツ・エアレイド」でイカれた火力を叩き出すディーラーが存在しており、事務員の強力な技と同居させることはできないため、どちらかを切り捨てなければいけない。
以上を踏まえて、えりを加入させるメリットをまとめると、
- ナンバ離脱期間の戦力を補充できる
- 鋲散の陣の雑魚散らしが強い
- 絆レベルが他のメンバーと異なり経営の進度によって上がるため、一人だけ一足先に全ての職に就くことが可能
- 続編の『8』に参戦していない、『7』限定のパーティキャラであり存在が貴重
といったところか。
ただし、えりが居ないと困る場面というのも実はナンバ離脱期間のとあるボス戦闘ぐらいしかないので、会社経営が面倒臭いのでえりを加入させないまま進むというのも選択肢としては全然アリ。
先述の「一人だけ一足先に全ての職に着くことが可能」というメリットについても、女性用の「姉御」や男性用の「悪魔」といったDLCジョブはデフォ武器以外の武器が終盤のミニイベントをこなす事で解放される武器商人の店までないので武器が更新できないためあまり強くなく、強力な複数攻撃技を持つ「ディーラー」等にしようにもストーリー攻略なら専用ジョブの方が扱いやすい……といった側面があるため、活用するかどうかはプレイヤー次第とも言える。