概要
カッターナイフとは、紙や布、石膏ボードなどの切断・裁断に用いられる、薄手の替え刃を持つ刃物のことを指す。
元々は、オルファ創業者の岡田良男が発明した、鈍くなった刃を折って次の鋭い刃にすることができる「折る刃式カッターナイフ」を指す名称として考案された造語であったが、のちに一般名詞化し、他社も同等製品を「カッターナイフ」と呼んでいる(商標の一般名詞化)。
オルファのカッターナイフ製品であっても、薄い木材のカットに使用するノコギリ刃カッターや、円盤状の刃を持ち厚紙や布の切断に用いるロータリーカッターなどは折る刃式ではない。
平面で薄いものを裁断するのに向くが、机の上などに置いて使うので机を傷つけないようマットなどが必要。雑誌や新聞などを代用する人もいるが、専用のカッティングマットを使ったほうが抵抗が少なくスムーズである。
切断面を断ち切るので、切断面を削るノコギリと違って断面が綺麗に仕上がる。電線の被覆を剥く時にもよく使われ、電気工事士の七つ道具の一つでもある。
ただ、一般的な文房具店などで販売されるカッターナイフであっても刃渡りが8cm以上あることから、正当な目的なく持ち歩いていると銃刀法違反として摘発される可能性があり、便利だからといって携行するのはなるべく控えたい。